私は、エコノミストでもなければフィナンシャルプランナーでもありませんが、在京ラジオ局に勤めるサラリーマンとして、さまざまな年収帯を経験し、同時に激動の時代も見てきました。報道記者やキャスター、報道ワイド番組のチーフプロデューサーとして取材を重ね、数多くの経済の専門家と接し、大学院で研究もしてきました。それらを通じて得た確信を、特に高所得者が陥りやすい落とし穴に着目しながら、働き盛りのあなたが直面する課題ごとに述べていきたいと考えています。何が起きても生活が維持でき、けっして「老前破綻」などすることがないよう、「こうすれば大丈夫」という自衛策を紹介していきます。第1章 年収一〇〇〇万円世帯が陥る罠第2章 働き盛り世代を襲う危機第3章 「教育」と「住宅」に警戒第4章 「保険」と「投資」の罠第5章 「介護」と「医療」の留意点第6章 安倍&トランプ後遺症下の自己防衛策働き盛りが直面するお金の課題を総ざらい! 消費・働き方・年金・教育費・住宅費・保険・投資・介護・医療費・・・・・・自分をすり減らしてお金を増やすより、いまの家計を見直して豊かに暮らす、いちばん新しい「家計の守り方」をギュッと詰め込んだ一冊!コロナ禍を機に、働き方・価値観の変革を求められています。「年収約800万円で幸福度はほぼ頭打ちになる」との学説、「高年収になっても満足度はそれほど上昇しなくなる」という調査結果。背景にあるのは、維持するための競争によるストレス、自由な時間の減少、お金があればあるほど増す欲望。しかも政府からは「自助」を求められ、制度面でも恩恵を受けられない。ならばもう、そこを目指して必死になるのは、やめませんか?いまの年収でも、これまでの生活を見直し、自衛策を講じるほうが幸せになれる、と本書は提案します。記者、
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