JPY ¥4,180
暗雲立ちこめる万世一系の神話。開国とナショナリズム、近代化と前近代の対立葛藤に忍びよる天皇の影。悪戦苦闘する明治人の心は?近藤勇から『心』まで「天皇制下の明治の精神」を問う。第1章 一八六八年、明治元年前後(近藤勇;漱石誕生 ほか)第2章 一八七七年、明治一〇年前後(西郷隆盛;大森貝塚とモース ほか)第3章 一八八七年、明治二〇年前後(大日本帝国憲法と外骨;諭吉「天は人の上に人を造らず…」 ほか)第4章 一八九七年、明治三〇年前後(足尾鉱毒事件と田中正造;"をとといの糸瓜の水もとらざりき"子規 ほか)第5章 一九〇七年、明治四〇年前後(やわらかに柳あおめる北上の…啄木;大逆事件 ほか)漱石の生涯を縦軸に、作品と書簡、その他の資料を再編成しながら10年ごとの各章に配置し、その時代の事件と人物を通して、開国とナショナリズム、近代化と前近代の対立葛藤、悪戦苦闘する明治人の時代精神を読む大作。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
啄木に愛され、啄木を愛し、そしてその文学者としての才能をだれよりも早くだれよりもつよく信じた人間として、節子はわき目もふらずに雪道を急ぐ。凛冽たる雪国の寒気が、節子の心の焔をさらに熱く燃えたたせ、恋の成就への確信をいっそうつよめずにはいない。啄木の妻としての人生は、この雪の風景からはじまった。雪の跫音処女詩集『あこがれ』つかの間の平安北海漂泊"半独身者"女教師節子「喜之床」二階跳梁をはじめるもの義絶節子の節操あいつぐ死遺された命啄木に愛され、啄木を愛し、そしてその文学者としての才能を誰よりも早く誰よりも強く信じた節子。彼女は、逆境が深まるほど意思的になり強くなっていった…。石川啄木の妻、節子の生涯をたどる。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
短かった二十六歳の生涯に残された不朽の詩・歌。その余韻は、没後一〇〇年を迎えて、新たな響きを奏で始めた。『一握の砂』を詠った浜辺はどこか。放浪の人生を支えたものは夫婦愛か。その秘密を、日記や書簡を含めて解明している。異色の書き下ろし。ふるさとの山河波瀾の青春北国での憂愁一握の砂晩年の心境没後一〇〇年の余韻26歳の生涯に残された石川啄木の不朽の詩・歌。その余韻は、没後100年を迎えて、新たな響きを奏で始めた。「一握の砂」を詠った浜辺はどこか、放浪の人生を支えたものとは。その秘密を日記や書簡を含めて解明。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
本書は、国内外に向けて新たな啄木像を発信し続けてきた著者が、日本文学や啄木を学ぶ一般読者の方にも読みやすいように工夫を凝らし、啄木のすべてを一冊にまとめたまったく新しいタイプの『石川啄木入門』書です。なぜ、今、啄木が世界から受け入れられているのか、その答えが本書できっと見つかるはずです。1 その二六年二カ月の生涯2 短歌の世界3 詩の世界4 小説の世界5 評論の世界6 日記の世界7 書簡の世界8 寺山修司と井上ひさしの啄木受容の相違短歌・詩・小説・評論・日記・書簡、そしてその生涯…。気鋭の石川啄木研究者が現代における啄木の魅力を問う。1冊で啄木文学のすべてがわかる待望の入門書であると同時に、研究書でもある傑作。   Honya Club.com


JPY ¥2,970
啄木の歌は日本人の精神的心情をわかりやすく単刀直入に表現している。そして、青春の歌人・啄木の人生は二十六歳で終わった。この壮絶な波乱にみちた啄木の生涯を再現する。序 夭折の章1 山河の章2 青雲の章3 流浪の章4 懊悩の章5 閉塞の章6 蓋閉の章多くの日本人に夢や希望を与える歌を遺した若き歌人、石川啄木。日本人の精神的心情をわかりやすく単刀直入に表現した青春の歌人の人生は26歳で終わった。壮絶な波瀾にみちた啄木の人間的生き方を見つめ直す。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
鼎談 今、なぜ、虚構なのか―その文芸学的な意味最終講義 私の国語教育の歩み―詩教育を中心に特別連載 教師のための論理学―仏教の「ものの見方」と宮沢賢治論考 啄木詩歌の表現の独自性―三行書きの文芸学的考察随想 生涯一文芸教育教師である意味を問いながら愚直に生きて(5)国語教育の本流を―文芸教育・バトンのリレー   Honya Club.com


JPY ¥5,500
幕末維新、明治の人たちは西洋音楽をどう聴いたか。洋楽受容にみる日本近代化論。1987年度「芸術選奨文部大臣賞」に輝いた画期的労作の復刊。第1章 幕末維新期の人々と西洋音楽(サムライ達と西洋音楽―万延元年遣米使節の記録から;岩倉使節団と西洋音楽―久米邦武編『特命全権大使米欧回覧実記』から ほか)第2章 島崎藤村と西洋音楽(「女学雑誌」、「文学界」の頃迄;東北学院、東京音楽学校時代 ほか)第3章 上田敏と西洋音楽(音楽的視座から見た生涯;文学、絵画、社会の中に音楽を聴く ほか)第4章 永井荷風と西洋音楽(荷風の聴覚;異郷で聴く音楽 ほか)第5章 石川啄木と西洋音楽(啄木の音楽的環境;作品に現れた音と音楽 ほか)付録 明治文壇とヴァーグナー幕末維新のサムライ、官吏使節団、明治期の文豪達は洋楽をどう聴いたか。成島柳北、島崎藤村、上田敏、永井荷風、石川啄木らを中心に洋楽受容の足跡と展開を辿る。1987年度「芸術選奨文部大臣賞」の労作、復刊。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる 石川啄木生涯の足跡について、啄木短歌の虚構とその解釈などの論考を収録。雑誌『国際啄木学会東京支部会会報』『日本医事新報』等に発表した小論を単行本化。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,078
石川啄木(1886.2.20‐1912.4.13)。岩手に生まれ北海道、東京と放浪を続けながら多くの歌を残しつつ26年の人生を終えた啄木の作品と生涯を、私生活と思想と交友関係を軸に徹底的に読みなおす。生誕100年を超える現在もいまだ謎多き歌人・啄木の新たな作品観・人物観へ読者を誘う革新的論考。第1章 たった一人の啄木第2章 青年啄木の周辺第3章 提携の軋み付録 啄木秀歌抄岩手に生まれ北海道、東京と放浪を続けながら多くの歌を残しつつ26年の人生を終えた啄木の作品と生涯を、私生活と思想と交友関係を軸に徹底的に読みなおす。生誕100年を超える現在もいまだ謎多き歌人・啄木の新たな作品観・人物観へ読者を誘う革新的論考。   Honya Club.com


JPY ¥2,456
啄木の傑作が一巻本に。青春を思い出すとき、故郷を偲ぶとき、失意のとき、ふと私たちの脳裏をよぎる数々の名歌。夭折の天才・啄木の世界が、写真とともに甦る。石川啄木の生涯短歌(一握の砂;悲しき玩具)詩(あこがれ;老将軍;心の姿の研究;騎馬の巡査;詩六章;はてしなき議論の後;呼子と口笛)小説(雲は天才である)評論(所謂今度の事;時代閉塞の現状;A LETTER FROM PRISON)日記啄木の人と作品石川啄木年譜短歌索引   Honya Club.com


JPY ¥2,030
雑誌「看護」に連載され、多くの読者の心を捉え、感銘を与えた「心の風景に学ぶ」を再構成し、病いと対峙しつつ自己の確立をめざした詩人の生涯を考察する一部と二部構成で、命、心、やさしさを考える好著。第1部 志を生きた病詩人(病臥の文人、正岡子規―その闘病の軌跡;子規の看護論;病者としての石川啄木;生命愛惜歌への道―啄木歌稿ノート「暇な時」の位置;挽歌「また来ん春…」成立の背景―長男文也の死と中原中也)第2部 いのちへの慈しみ(病い得し心;病者の家族;死を看取る;哀惜の思い;老いを迎える;重き生命 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,640
「赤い靴」「七つの子」「兎のダンス」「黄金虫」など、今なお歌い継がれる童謡の作者であり、坪内逍遙、石川啄木らとも交流のあった野口雨情の生涯を探る。近年の野口雨情研究で明らかになった年譜的事実を踏まえながら、新たな資料も紹介。雨情の人生と作品の変遷を味わう。第1章 習作期第2章 帰郷第3章 思いは北へ第4章 詩壇への復活第5章 童謡・民謡詩人として第6章 昭和初期の雨情とその晩年「赤い靴」「七つの子」など、今なお歌い継がれる童謡の作者であり、坪内逍遥、石川啄木らとも交流のあった野口雨情の生涯を探る。近年の研究で明らかになった年譜的事実を踏まえながら、新たな資料も紹介。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
一九四六年、敗戦直後の石炭不足解消のために、北海道・美流渡炭鉱へ石炭増産隊として派遣された著者が、炭住の壁に見つけた啄木の歌。戦争中、異国の地での強制労働に苦しむ朝鮮人労働者の心を支えたであろう啄木とは何者か?国家権力の強大化が進んだ明治後期、人としての理想を求めてもがき続けた啄木の生涯と思想に、その短歌、詩、日記、書簡、評論から迫る。第1章 小樽の雪の夜―食を求めて北へ北へ第2章 焼けつく夏と緑の戦い―ローマ字日記の世界第3章 妻に捨てられた夫の苦しみ―生活の発見へ第4章 暗い穴の中で割膝をして―二つの事件と啄木第5章 後々への記念のため―「大逆事件」との遭遇第6章 知識人としての自覚―啄木の筆写作業第7章 団結すれば勝つ―連帯の地平へ終章 1946年の啄木「ドン底に落ちた! もがけ、もがけ」――?生活?不能の天才意識、死への執着、妻の家出、病気、貧困、ナショナリズム、大逆事件……啄木を〈生きさせた〉ものとは何か。著者は1946年、敗戦直後の石炭不足解消のために北海道・美流渡炭鉱へ石炭増産隊として派遣され、数年前まで朝鮮人労働者が住んでいた炭住の黒ずんだ壁に、米粒大の字で書かれた啄木の歌を偶然発見する。「今日もまた胸に痛みあり。死ぬならばふるさとに行きて死なむと思ふ。」「地図の上朝鮮国に黒々と墨をぬりつゝ秋風を聞く」戦争中、異国の地での強制労働に苦しむ朝鮮人労働者の心を支えたであろう歌。そのような歌を創りえた石川啄木とは何者だったのか。ナショナリズムを沸かせた日露戦争、盛り上がる労働運動、朝鮮の植民地化、大逆事件と強権的な社会主義弾圧――国家権力の強大化が進んだ明治後期にあって、人としての理想を求めてもがき続けた啄木の生涯と思想に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
お世辞にも上手とは言えない。けれども、啄木の小説には何かある。ずっと遠くを見たがっている。お世辞にも上手とは言えない。けれども、啄木の小説には何かある。ずっと遠くを見たがっている。彼の生涯をずっと辿っていくと、途中でせつなくなってくる……年譜を読んでいて、明治43年ぐらいのところにくると、あ、もうちょっとで死ぬ、と、ドキドキしてくる。すでに死んでいる人なのに、なぜかそういう錯覚に陥る……ほんとうに気になる詩人、あるいは歌人、あるいは小説家。この人をどう呼んでいいかわからないけれども、たぶん、日本の近代文学の最も優れた文学精神の持ち主だったと思います。 (右遠俊郎・作家)《本文訂正》p.326右から4行目:(一九五九年下半年)→(一九五九年下半期)   Honya Club.com


JPY ¥1,650
「東海の歌」についての私解「東海歌」の原風景(大間説について;八戸蕪嶋説について;三陸海岸説について)「不愉快な事件」についての私解「あこがれ」の発刊について―小田島尚三の評価詩への転換とその前後啄木釧路からの脱出―その主因となったもの啄木敗残の帰郷―岩城説への疑問石川啄木生涯の足跡について辞世の歌啄木の教育論詩集「一握の砂」のモデルについて啄木の秀歌啄木短歌の虚構とその解釈   Honya Club.com


JPY ¥2,750
明治17年に生まれ明治45年に夭折した石川啄木。啄木はなぜ「偉大なる小説」を書こうとしたのか。そしてなぜ書けなかったのか。作品、時代背景、資料の検討、実地調査も踏まえてその生涯を丁寧にたどる。没後100年目にして、望郷の天才詩人啄木の真髄に迫る。序章 ゴーゴリと啄木のこと1章 望郷のこと2章 歴史と宗教のこと3章 借金・転居・寄寓のこと4章 ストライキのこと5章 『雲は天才である』のこと6章 函館・札幌・小樽・釧路のこと7章 ローマ字日記のこと8章 大逆事件のこと終章 資料・啄木と大逆事件のこと明治17年に生まれ、45年に夭折した石川啄木。啄木はなぜ「偉大なる小説」を書こうとしたのか。そしてなぜ書けなかったのか。作品、時代背景、資料の検討、実地調査も踏まえてその生涯を丁寧に辿る。   Honya Club.com


JPY ¥550
仕事、人間関係、恋愛、結婚…誰もが悩み、迷いながら生きている。ある人はこんな言葉を残している。「人生は不治の病である」―。本書は、先人たちが苦悩のなかから、葛藤のなかから、あるいは達成感のなかから紡ぎ出した言葉の集積である。人間を人間たらしめているものは「言葉」であり、ゆえに絶望を希望に変えるこができるのは、「言葉」でしかない。あなたの心に刺さる金言が必ず見つかるはずだ。第1章 充実した人生を送るために第2章 人間関係で悩んだら第3章 人間力を磨くために第4章 迷いを捨て道を開く第5章 恋愛とは、結婚とは、愛とは第6章 自分の仕事を見つめなおす第7章 社会、世間の見方が変わるニーチェ、ゲーテ、マルクスから石川啄木、坂本龍馬、福沢諭吉まで世界の偉人、賢人といわれる人物たちの名言を、ほぼ解説なしで1冊にまとめる箴言集。「私は一生涯、一日の仕事も持ったことはない。すべて慰みであったから」(エジソン)、「組織に貢献してくれるのは『優秀な者』よりも『能力は並の上だが、忠実な者』のほうだ」(織田信長)、「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」(小林一三)……。人生、人間関係、仕事、恋愛など、あらゆる場面で絶望が希望に変わる珠玉の金言1500!   Honya Club.com


JPY ¥2,420
日本のハイネとたたえられる国民詩人啄木の波乱の生涯と革命的思想の発展を描く「石川啄木」、天才洋画家青木繁の貧困、恋愛、友情、制作への情熱を描く「不死鳥のように」、貧乏、不具、独学で苦闘し、世界的医学者となり、異国で殉職した「不屈の人―野口英世」、明治の国会開設に、自由民権運動に活躍し、獄中死した民権家の情熱と愛を描いた「自由の夜明け―松沢求策の青春」の4篇を収録。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
石川啄木と確かに「出会って」いた二人の友、「と」の向こう側にあった、その青春の物語。第1部 啄木と郁雨―友の恋歌 矢ぐるまの花(恩人;函館;漂泊;東京;ローマ字日記のころ;新しい啄木;その後)第2部 啄木と雨情―明治四十年 小樽の青春(二つの雨情像;相似た二人;出会いと別れ)「と」は「戸」、新しい世界への入り口。石川啄木はわずか26年の生涯に、たくさんの人と出会い、実に豊かな関係を築いた。啄木と確かに「出会って」いた2人の友、「と」の向こう側にあった、その青春の物語。   Honya Club.com


JPY ¥660
教科書に載っている歴史上の人物たちも子を残し、その多くは現在まで血脈を保っています。有名な祖先を持った子孫たちはどのような生涯を送ったのか?滅亡したはずの戦国大名が今も続いている?テレビで見かけるあの人の祖先が歴史有名人!?過去と現在をつなぐ「血」が織り成す、意外な発見がいっぱいの1冊!第1章 戦国36人の子孫(織田信長―"覇王"の血脈を伝え、江戸時代を生き抜いた末裔;大内義隆―養父を自刃させ、家臣に自刃させられた晴英 ほか)第2章 江戸29人の子孫(大久保彦左衛門―自身の出世も一族の繁栄も望まなかった長男忠名;春日局―忠長事件に連座した弟を、最後の力を振り絞って救った兄 ほか)第3章 幕末17人の子孫(清水次郎長―「庶民のヒーロー清水次郎長」のイメージを作った養子;吉田松陰―松陰の跡を継いだ小太郎は、萩の乱で戦死 ほか)第4章 明治・大正23人の子孫(西郷隆盛―維新三傑と天才ジョッキーの意外な縁;木戸孝允―昭和天皇の側近ナンバーワンの孫幸一 ほか)歴史有名人の子孫の多くは、その生涯を知られていません。関ケ原で散った信長の息子、父の仇討ちのために新撰組に入隊した佐久間象山の息子、孤児となった石川啄木の娘など、知られざる「子孫のその後」を追います。   Honya Club.com


JPY ¥7,370
啄木研究に生涯を捧げた今は亡き著者の詞華集。本書は、まぼろしの名編「幸徳秋水事件と啄木晩年の思想」をはじめ、著者の晩年にいたるまでの関係論考を集成した定本的論文集。巻末に編者による詳細緻密な解説を付す。1 啄木晩年の思想2 啄木の抵抗3 啄木「最後の思想的転回」説批判4 啄木と幸徳事件の周辺   Honya Club.com


JPY ¥1,650
ここまでの恋をしてみませんか。「死ぬ気で恋愛してみないか?」人喰川に散った太宰治は、そう言った。与謝野晶子は、夫の死を看取ってこう詠んだ。「取り出でて死なむ文字をば読む朝はなほ永久の恋とおぼゆる」―恋に生き愛に溺れた八人の作家の物語。1 奔放―破壊に導かれた不良少年の最期は・太宰治の章2 障害―人は誰となら生涯添いとげられるのか・森鴎外の章3 心中―焼かれるような想いと覚悟の果て・有島武郎の章4 略奪―激しい闘いを伴ってこそ恋である・与謝野晶子の章5 幻想―まだ見ぬ相手は真実なのか霧なのか・石川啄木の章6 罪悪―許されぬ近親愛をつらぬく深淵・島崎藤村の章7 欲望―命のまま愛を欲する女がいる・岡本かの子の章8 秘匿―老いてなお身を焦がす溌勅と欲情・斎藤茂吉の章恋に生き愛に溺れた人間がいる。傑作の影には常人と同じように恋に悩む作家の姿があった。危うき恋に身を委ねた8人の作家の物語。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
白秋・啄木らとならぶ抒情派詩人・木下杢太郎―。近代を代表する詩人であり医学者・画家としても活躍した巨人の作品と生涯に新たな光を当てる極私的詩人論。1 出生、少青年時代2 東京帝国大学医科大学・皮膚科学教室時代3 南満医学堂及び欧米留学の時代4 名古屋・仙台時代5 東京帝国大学時代近代を代表する耽美派の詩人でありながら、同時代の白秋・茂吉・啄木らに比べ、今日ほとんど顧みられることのない木下杢太郎。中野重治の言葉に導かれ、著者はこの不遇の詩人の作品と生涯を追い始めます。詩人としてだけではなく、皮膚病の医学者、膨大な植物画を遺した画家としても活躍した「もう一人の巨人」の全貌に、評伝の名手が迫った、極私的詩人論。   Honya Club.com


JPY ¥2,990
甦る悲劇の歌人の詩と真実!若き日、石川啄木と並び称されながら貧窮のうちに夭折し、長く忘れられていた天才歌人の生涯と、周囲の女性たちの数奇な運命を、渾身のフィールド・ワークを通して浮彫りにした感動の評伝大作。第1部 歌人 前田純孝の生涯と作品第2部 前田純孝とともに生きた女性たち   Honya Club.com


JPY ¥2,640
石川啄木は夭折したが、稀有の天才であった。本書は啄木の代表作である歌集『一握の砂』『悲しき玩具』詩集『呼子と口笛』の全文をおさめ、その背景をなす啄木27年の生涯を格調高い文章で綴る。評伝石川啄木歌集「一握の砂」歌集「悲しき玩具」詩集「呼子と口笛」作品解説石川啄木年譜戦後における啄木研究の展望近代文学文献調査法入門歌集「一握の砂」「悲しき玩具」索引   Honya Club.com


JPY ¥1,078
偉人から学ぶ21世紀の生き方。ひとつの仕事に生涯をかけた人たちの心に灯をともすおはなしの数々。徳川家康―鳴きまねをする小鳥長岡半太郎―気味のわるい雲ガンディー―いじわるな守衛フレミング―ばい菌を殺す青いカビガリレオ―動いている地球坂本竜馬―自分から働く工事のかんとくコロンブス―テーブルに立つたまご石川啄木―おんぶしてみたお母さんモーツァルト―ピアノの魔法つかいミレー―働く人たちを描いた絵トウェーン―弟思いのお兄さん武蔵坊弁慶―殿さまをなぐりつけた家来トルストイ―神さまのおつかい道元―料理がかりのお坊さんダーウィン―ふたつの研究ノート小林一茶―見つからなかったナシ松尾芭蕉―お母さんの形見西郷隆盛―ひきょうなけんか滝廉太郎―こわかった肝だめしアンダーソン―心のなかにひびく歌名和靖―よい虫とわるい虫豊田佐吉―先生からもらった本フォード―からだでおぼえた勉強勝海舟―自分でうつした字引ライト兄弟―はじめてとんだ飛行機シートン―動物と人間の子ども西条八十―唄をわすれたかなりやジェンナー―こわい病気をふせいだお医者さんキリスト―馬小屋で生まれた赤ちゃん豊かな天分を必死の努力で開花させた人や、信念を変えることなく、ひとつの仕事に生涯をかけた人々。彼らのユニークな人間性や、なぜすごい仕事ができたのかなどを、その人にふさわしいエピソードで紹介。   Honya Club.com


JPY ¥785
今や共に国民的な詩人・作家として認知される、宮沢賢治と石川啄木。東北・岩手県が生んだ2人の天才の作品と生涯を振り返りながら、彼らのメッセージを読み解く。外岡秀俊インタビューなどを収録。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
理想を求め、現実を生き抜いた原敬の覚悟とは―。いまだ明治維新の血なまぐささを濃密に残した時代を生き、政党政治の伸長に一命を賭した平民宰相、その覚悟の在処を追った、渾身の原敬伝―。第1章 楢山佐渡への傾倒(平民宰相の由来;西郷隆盛と佐渡の出会い ほか)第2章 原敬につらなる人々(小島直記と「無冠の男」;藩閥政治の親玉退治 ほか)第3章 怪物、星亨(オシトオルこと星亨;「権力の前売り」をする政党 ほか)第4章 大逆事件から百年(ハイネと啄木;「性急なる思想」の波 ほか)第5章 原敬の位置と思想形成(官民相対するの道;犬養毅と石橋湛山と原敬 ほか)政党政治の確立に一身を捧げた平民宰相の生涯とは。「原敬日記」を詳細に読み解き、伊藤博文ら日本の近現代を導いた政治家との関わりを検証。理念を失うことなく現実主義を貫いた政治家・原敬の懐の深さを再審する。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
貧困と病気にせめさいなまれながら、理想を求め、あこがれ、苦悩し、二十七歳の若さでこの世を去った啄木。それは日本近代の確立期に、社会と自分との問題を最も真剣に考え、生きようとした人の姿である。その生き方は、わたしたちの人生観に大きな影響を与えずにはおかない。『一握の砂』『悲しき玩具』の両歌集に代表されるその文学が不朽の生命を持ち、人々に広く愛唱されてきたのは、そのような啄木の生き方と無関係ではない。そして真剣に生き、たたかった啄木によって生みだされた文学は、ある意味では、夏目漱石、森鴎外、島崎藤村ら巨匠の文学よりも高く評価されている。啄木は、真に天才といわれるべき人であった。啄木没後百年余、天才の姿は、ようやくわたしたちの前にあきらかにされつつある。第1編 石川啄木の生涯(早熟の天才少年;あこがれの時代;日本一の代用教員;流浪;明日をみつめる人)第2編 作品と解説(あこがれ;雲は天才である;我等の一団と彼;一握の砂;悲しき玩具;時代閉塞の現状;日記;手紙)貧困と病気にせめさいなまれながら、理想を求め、あこがれ、苦悩し、二十七歳の若さでこの世を去った啄木。それは社会と自分との問題を真剣に考え、生きようとした人の姿である。『一握の砂』『悲しき玩具』の両歌集に代表されるその文学が不朽の生命を持ち、人々に愛唱されてきたのは、そのような啄木の生き方と無関係ではない。真剣に生き、たたかった啄木に生みだされた文学は、ある意味では、夏目漱石、森鴎外、島崎藤村ら巨匠の文学よりも高く評価されている。啄木は真に天才といわれるべき人であり、没後百年余、天才の姿はようやくわたしたちの前にあきらかにされつつある。   Honya Club.com


JPY ¥427
初恋の人・石川啄木と結ばれた節子は、誰よりも早く彼の天才を信じた人だった。二十歳で結婚して二十七歳で亡くなった短い生涯は病気と貧困と家庭不和に脅かされ続けた。命がけの献身によって啄木の芸術を支えながら、生活に追われて心は次第にすれ違っていく。妻を描いて等身大の啄木を鮮やかに浮かばせる、伝記文学の傑作。雪の跫音処女詩集『あこがれ』つかの間の平安北海漂泊"半独身者"女教師節子「喜之床」二階跳梁をはじめるもの義絶節子の節操あいつぐ死遺された命   Honya Club.com


JPY ¥2,310
その短い生涯のうちに、多くの優れた詩や歌を遺した石川啄木。夭逝の詩人の代表的な作品を選び、時代の空気の中で反照し、開花した端正な浪漫に溢れた才能の結晶を鑑賞する。    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,420
生地日戸村には一切触れず、啄木が自らの「故郷」と呼んだ渋民村。函館、小樽、釧路を転々とした北海道での漂泊。金田一京助とのあいだの類いまれなる友情。そして、千年に及ぶ日本の日記文学の伝統を受け継いだ『ローマ字日記』。資料をもとに作品を丹念に読み解き、二十七歳で早逝した啄木の生涯をたどる。九十三歳の著者が精魂傾けた傑作評伝。反逆者啄木啄木、上京する教師啄木北海道流離函館、そして札幌小樽釧路の冬詩人啄木、ふたたび啄木、朝日新聞に入るローマ字日記啄木と節子、それぞれの悲哀悲嘆、そして成功二つの「詩論」大逆事件最期の日々啄木、その生と死函館、小樽、釧路を転々とした北海道での漂泊。日本の日記文学の伝統を受け継いだ『ローマ字日記』。膨大な資料をもとに、27歳で早逝した啄木の生涯と作品を丹念に読み解く。93歳の著者が精魂傾けた傑作評伝。   Honya Club.com

(PR) 鎮魂

JPY ¥2,530
石川啄木研究の第一人者である著者は、啄木がその生涯で多くの時を過ごした岩手県・宝徳寺に生まれた。運命にたぐりよせられるかのように著者が記した、啄木の生と詩に迫る。珠玉の啄木論集。1 講演―啄木・魂の像(啄木のまなざし;世界が観る啄木・賢治;詩人の魂)2 論考―創作の起源としての生と死(論集 十代の自画像―啄木詩想の原点;『悲しき玩具』の"故郷"―思郷歌を中心にして;文学者とその時代の系譜―ディズレーリ、咢堂、啄木;小説「天鵞絨」考;「一握の砂」の系譜)3 資料1―啄木を巡って・湯川秀樹と尾崎咢堂(物理学者湯川さんと啄木―歌、詩、生きざまを愛す;湯川秀樹のことば;『歌人・咢堂 家族そして友を詠う』に寄せて;尾崎咢堂のことば)4 資料2―架空対談(歴史の街角で夢はるか「石川啄木‐金田一京助」)5 資料3―対談 山折哲雄×三枝昂之(啄木没後百年―東北の詩魂と反問)作品と生涯の原風景に捧げた、渾身のレクイエム。石川啄木が、その生涯で多くの時を過ごした岩手県・宝徳寺に生まれた著者が、運命にたぐりよせられるかのように記した、啄木の生と詩に迫る珠玉の啄木論集。   Honya Club.com


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『一握の砂』の第一首目、東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむるという歌に、著者は"七人の女性"と"恐怖の淵源"を読み込み、新しい啄木像を提示する。第1章 啄木の生涯第2章 「東海の小島の磯…」の歌の意味第3章 恐怖におののく啄木第4章 手にこだわる啄木第5章 中学時代からの「煩悶」第6章 短歌連作の過程―創造的変換を推理する第7章 歌集『一握の砂』に秘めた鎮魂啄木と少女サダと怨霊恐怖。「一握の砂」の第1首目、「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」という歌に、著者は「7人の女性」と「恐怖の淵源」を読み込み、新しい啄木像を提示する。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
「正直に言へば、歌なんか作らなくてもよいやうな人になりたい」。そう願いながら生涯を歌とともに歩んだ天才歌人。啄木にとって歌を作るのは「我」と向きあうことだった。文学、恋愛、中退、挫折、彷徨、東京、借金、病魔、故郷―夢を見たのも、夢から覚めたのもその才のゆえであったろう。新しき明日を見渡したその眼は、また、ありふれた今日の中から近代の抒情を発見する。その代表作を厳選して紹介。各歌には現代語訳をつける。振り仮名つきで読みやすい丁寧な解説つき。歌人略伝・略年譜を付し、それぞれの歌人についてより深く知るための読書案内付き。東海の小島の磯の砂山の砂に腹這ひ大といふ字を百あまり浅草の夜のにぎはひにわが髭の下向く癖がさばかりの事に死ぬるや鏡屋の前に来てふと非凡なる人のごとくにはたらけどはたらけど猶邦人の顔たへがたく〔ほか〕日本の歌の歴史に大きな足跡を残した代表的歌人の秀歌を、堪能できるように編んだ初めてのアンソロジー。本書は明治時代後期の歌人・石川啄木の短歌50種を掲載。言葉がつくりだす世界の広がりに主眼を置いて解説。   Honya Club.com


JPY ¥1,430
妹光子の生涯から家族の中の啄木像をクローズアップ!禅宗住職の父、無神論的な兄を持ちながら、キリスト教伝道師への道を選んだ石川光子。文学と宗教―異なる道をゆきつつも、"俗世間との戦い"において同志的存在だった兄妹の魂の触れ合いを描く、大宅賞作家による力作評伝。   Honya Club.com


JPY ¥539
父との深刻な対立、妹への運命的な愛、信仰と農民運動、エスペラントと詩、そして科学と童話…。短い生涯を懸命に生きた岩手花巻の天才・宮沢賢治の半生。近代日本の夢と苦悩、愛と絶望を乗せ夜汽車は理想郷目指してひた走る―。長年にわたる熱い思いをこめ、爆笑と感動の中に新たな賢治像を描き出した、戯曲文学の傑作。架空インタヴュー「賢治と啄木に聞く」を併せて収録する。   Honya Club.com

(PR) 楚人冠

JPY ¥3,520
かつて朝日新聞に名記者がいた。明治期ロシアから欧州を旅し、雪の凶作地東北を踏破し救援を訴え、白瀬の南極探検や熊楠の自然保護を支援し、二葉亭・漱石・啄木と交わり、軽妙洒脱な随筆やコラムで読者を唸らせ、新聞の信頼確立に生涯を掛けた。戦前日本を代表する名記者の生涯。楚人冠の前半生(一八七二ー一九〇二)東京朝日新聞入社(一九〇三ー一九〇四)日露戦争の終結(一九〇五ー一九〇六)国際記者をめざして(一九〇七ー一九〇八)漱石、熊楠と楚人冠(一九〇九ー一九一一)明治の終焉(一九一〇ー一九一二)手賀沼から大戦下の欧州へ(一九一二ー一九一六)新たなる挑戦(一九一七ー一九二三)手賀沼から(一九二三ー一九三〇)軍国主義台頭のなかで(一九三一ー一九三五)一管の筆に託して(一九三五ー一九四五)かつて朝日新聞に名記者がいた…。二葉亭・漱石・啄木と交わり、軽妙洒脱な随筆やコラムで読者を唸らせ、新聞の信頼確立に生涯をかけた杉村広太郎。戦前日本を代表する名記者の生涯をたどる。   Honya Club.com


JPY ¥734
歴史上に名をなした人びとの血をうけつぎ、その後の人生を歩んだ子や孫たち。その多くは、偉大だった先代を超えることなく、いつしか世間からも忘れさられた…。栄光の影を背負わされた"有名無名の子孫たち"の人生とは…。戦国(織田信長―"覇王"の血を代々伝えた二男・七男・九男の系譜;大内義隆―養父を自刃させ、名族大内の家督を継いだ晴英 ほか)江戸(大久保彦左衛門―立身出世を望まず、訓えに忠実に生きた嫡男;春日局―徳川忠長に仕え、稲葉家の捨て石となった正利 ほか)幕末(新門辰五郎―慶喜とともに上洛、側室として寵愛を受けた娘;清水次郎長―"海道一の大親分"を喧伝した『遊侠伝』の著者 ほか)明治・大正(西郷隆盛―第二代京都市長として、行政に貢献した菊次郎;前原一誠―職につかず、無為の生涯を終えた養嗣子昌一 ほか)強烈な個性を放った歴史人物には、どんな子や孫がいて末裔はどうなったか?信長から啄木まで、意外に知らない"血のゆくえ"を追う。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
詩や短歌では叙情味あふれる作品で天性の才能を発揮し、矛盾に満ちた明治という時代への鋭い考察も相俟って今もなお熱烈な読者を持つ石川啄木が心血を注いだ小説。故郷・渋民村の高等小学校の教員時代に書き出され、青年たちの鬱屈と貧しき者、弱き者の心に共振していく初期短篇三作と、唯一新聞に連載された中篇を収録し、短い生涯を駆け抜けた啄木文学の可能性を提示する。   Honya Club.com


JPY ¥880
僧侶の「私生児」として生まれたのち、文学と恋愛に心を奪われて中学を中退。北海道を彷徨う漂泊の日々。転職につぐ転職。友から借銭して娼婦と遊んで妻を苦しめ、放蕩の限りを尽くしたかと思えば社会主義に傾倒する―。貧しさに喘ぎつつ、引き裂かれるほどの烈しい精神を歌に刻印した劇的な生涯。膨大な資料をもとに、感傷的な歌を残した夭折詩人というイメージを覆す生彩豊かな傑作評伝。自信と反抗上京、失意、結婚渋民村で代用教員となる一家離散、北海道へ函館の四カ月、札幌に二週間小樽でも我侭を通す釧路の極寒小説の失意、短歌の昂揚朝日新聞の校正係となる傑作『ローマ字日記』啄木の悲哀、節子の悲哀悲嘆の中の『一握の砂』の成功二つの「詩論」大逆事件、入院最期の日々死せるのちの啄木僧侶の「私生児」として生まれたのち、文学と恋愛に心を奪われて中学を中退。北海道を彷徨う漂泊の日々。転職につぐ転職。友から借銭して娼婦と遊んで妻を苦しめ、放蕩の限りを尽くしたかと思えば社会主義に傾倒する――。貧しさに喘ぎつつ、引き裂かれるほどの烈しい精神を歌に刻印した劇的な生涯。膨大な資料をもとに、感傷的な歌を残した夭折詩人というイメージを覆す生彩豊かな傑作評伝。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
アイヌ語研究を志す京助の生涯を軸に、啄木とのたぐいまれな友情、肉親との絆を精緻に描く。錦木抄里子哀歌初恋赤心館心の小径蓋平館別荘白い簪近文の一夜官学の壁弱卒行若葉入水道のべの花   Honya Club.com


JPY ¥4,058
ロマン派詩人たちが描く女性とは別の特徴ある女性像を描いたワーヅワス。生涯の中でワーヅワスを囲む女性たちを検証し、作品中に登場する女性を具体的に分析していく。ワーヅワスの人生観と理想像を結びつけて考察する。〈森一〉1925年生まれ。青山学院大学大学院英米文学専攻修了。現在、相模女子大学教授。学長。著書に「啄木の思想と英文学」「日本近代文学と西洋」「明治詩人と英文学」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥3,080
病苦と貧しさのなかで類稀な短歌を遺した天才石川啄木の薄幸の生涯は感動的であるが、啄木研究一筋に生き自ら戦後啄木研究史を構築した著者40年の足跡も感動的である。1 啄木讃歌2 天才の軌跡3 啄木と東京(秀歌鑑賞)4 現代名歌諸説集成5 啄木研究にはどんな本があるか   Honya Club.com


JPY ¥1,100
涙が出るほど懐かしい。啄木の短歌にメロディーが付きました。第1章 ふるさとの山に向ひて第2章 一握の砂第3章 啄木さすらい第4章 啄木慕情第5章 東京銀座午前二時石川啄木・年譜―わずか二十六年と二ヵ月の生涯啄木をめぐる十の断章―啄木・組曲を完成するのになんと三十五年もかかってしまった盛岡・啄木ガイドマップ玉山周辺(旧渋民村)・啄木ガイドマップ石川啄木の短歌にメロディーが付いた。「千の風になって」の新井満が贈る"21世紀の故郷"。作曲のために選び出した啄木短歌の全て、全5曲の楽譜と歌詞を掲載し、啄木のふるさと訪問記を書き下ろした写真詩集。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
碓田のぼる/団結すれば勝つ、と啄木はいう 石川啄木の生涯と思想    HMV&BOOKS online


JPY ¥3,080
その生涯、思想と作品の全貌。悲痛な生涯の崖ふちに立って抱いた思想とその作品世界。詩作をはじめて70年余、鋭利な関心をもち続けてきた詩人が、斬新な視点から通説の多くを批判し、啄木の詩・短歌・評論・小説の現代的な意義を明晰に論述した、画期的、決定的な石川啄木論。第1部 生涯と思想(青春の挫折からの出発;北海道彷徨;悲壮な前進;絶望の淵から)第2部 詩・短歌・小説・「ローマ字日記」(『あこがれ』『呼子と口笛』などについて;『一握の砂』『悲しき玩具』などについて;「天鵞絨」「我等の一団と彼」などについて;「ローマ字日記」について)   Honya Club.com


JPY ¥858
寺山修司―俳人、歌人、詩人、小説家、エッセイスト、シナリオライター、競馬評論家、煽動家、映画監督、演劇実験室・天井桟敷主宰者など、肩書きは一〇を超える。一九六〇年代後半に日本のアングラ文化を創造し、今も、サブカルチャーの先駆者などとして注目されている…。あなたはいったい誰ですか?寺山のスタッフを経て劇作家となった著者がその生涯を描く、"決定版"寺山修司のすべて。父の戦病死と二人の"母"―寺山修司の生い立ち孤独な少年は石川啄木にあこがれる―映画と俳句の関係学生歌人の光と陰―『短歌研究』の特選と"模倣問題"大学での初めての体験―恋愛とネフローゼとシナリオ執筆で才能開花―一九六〇年を生きるエロスのアナキストへ―『乾いた湖』と六〇年安保闘争の関係結婚と『家出のすすめ』―寺山修司の思想的背景ライバルは三島由紀夫―サブカルチャーの先駆者として"価値紊乱の時代"の煽動者―六〇年代後半のアングラ文化映画と演劇における"私の解体"―『田園に死す』『星の王子さま』『青ひげ公の城』など天井桟敷の実験とその疾走―"演劇の革命"を求めて私の墓は、私のことば―"不完全な死体"から"完全な死体"へ俳句、短歌、詩にエッセイ、映画、演劇、さらに競馬評論など、多面的で活躍した寺山修司。寺山のスタッフを経て劇作家となった著者が、個人的な体験も含めてその生涯を書き下ろす、決定版・寺山伝。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
石川啄木の死の1年後、同じ肺結核で死の床にある妻の節子の回想で始まる小説で、全編を節子の視点で描き、二人の錯綜した愛を掘り下げます。互いに14歳のときに出会い、結婚し、故郷を追われて漂泊し、貧窮の中で生きた二人。27歳で若き命を散らす啄木の生涯に重ねて、節子の救われ難く見える一生にスポットライトを当て、その心情に寄り添います。これまで節子は、世に埋もれた天才歌人を支え続けた健気な妻と言われてきましたが、果たしてそれが本当の節子の姿だったのだろうか、という思いが作者・鳥越碧さんの執筆動機です。確かに節子は、結婚後も短期間しか一緒に暮らせず、啄木からの仕送りもわずかで、彼の母らと共に貧乏のどん底に突き落とされます。啄木が釧路に単身赴任して芸者とわりない仲になったときには、煩悶し嫉妬もします。ようやく東京で同居できるようになったときも、すさまじい嫁姑の諍いを起こし、社会主義へと走る夫からも取り残され、孤独感をつのらせます。ついには、極貧の中、自ら結核を患います。しかし、明治という時代に、初恋を貫き、親の反対を押し切って夢を追う無職の夫に嫁いだ節子です。自分の意志をしっかり持った女性であったに違いありません。そうであればこそ、姑とも激しく対峙し、親身になって相談にのってくれる夫の親友、宮崎郁雨に揺れる心をも制御できたのではないか。夫婦に溝が生じ、愛が冷めたかのように思えたときも、夫の看病を通じて静かに心を通わせることができたのではないか。たとえ世間的には不幸に見えたとしても、彼女にとってはキラキラとした誇らしい一生だったのではないか、というのが作者の節子への思いです。死の床で節子は一生を振り返ります。そして、最後に頷きます。後悔はしていない、誰でもない自分の意志で、己の一生を生き切ったの   Honya Club.com


JPY ¥1,760
戯曲石川啄木・青木繁の生涯   Honya Club.com


JPY ¥1,980
涙が出るほど懐かしい。啄木の短歌にメロディーが付きました。聞いて読むCDブック。第1章 ふるさとの山に向ひて第2章 一握の砂第3章 啄木さすらい第4章 啄木慕情第5章 東京銀座午前二時石川啄木・年譜―わずか二十六年と二ヵ月の生涯啄木をめぐる十の断章―啄木・組曲を完成するのになんと三十五年もかかってしまった盛岡・啄木ガイドマップ玉山周辺(旧渋民村)・啄木ガイドマップ石川啄木の短歌にメロディーが付いた。「千の風になって」の新井満が贈る"21世紀の故郷"。全5曲の楽譜と歌詞、啄木のふるさと訪問記を収録した写真詩集。NHKラジオ「深夜便のうた」など3曲入りCD付き。   Honya Club.com


JPY ¥3,300
初恋人の魂追った啄木の生涯   Honya Club.com


JPY ¥1,430
二十代で夭逝した天才歌人石川啄木と同郷の先輩で親友、言語学者として大成した著者は、啄木の才能を惜しんで、時に生活を共にし、陰に陽に物心両面で彼を支えた。後年、折にふれて綴った啄木追慕の文章は、人間啄木の素顔を活写し、『定本 石川啄木』として本に纏まった。本書は、『定本 石川啄木』に「啄木の追憶」「啄木の終焉」など五編を増補し、新たに編集したものである。切れ凧宿命生い立の記『あこがれ』時代流離から再会へ菊坂町時代の思出から蓋平館時代の思出から蓋平館時代の思い出弓町時代の思い出から友人として観た人間啄木啄木の追憶晩年の思想的展開自己革命の生涯啄木の終焉啄木の到達した心境石川啄木略伝   Honya Club.com


JPY ¥1,650
貧困、病苦、無学歴、身体の障害という四重苦に耐えて句作に励み、「俳壇の啄木」として今なお人気の高い俳人・富田木歩と、木歩を見出し生涯その顕彰に勤めた新井声風の関わりを、明治・大正期の向島を背景に描く。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
一葉の暮らしを支えて―樋口一葉の母、樋口あやめ(多喜)つねに母は若く美しいもの―谷崎潤一郎の母、谷崎關守り抜いた母の生活―室生犀星の母、林ちか父よりも母を慈しみ―宇野浩二の母、宇野キョウ生涯、息子を信じて―小林多喜二の母、小林セキ十五歳で稲子を生んで―佐多稲子の母、高柳ユキ身持ちが悪い人とはいうけれど―林芙美子の母、林キク早逝した先見の明の母―堀辰雄の母、上條志気順を育てた母の気概とプライド―高見順の母、高間古代繭のなかから生まれて蔵のなかで育つ―井上靖の母、井上八重感情の追憶における美しい母親像―椎名麟三の母、大坪みす笛吹川に生まれ笛吹川に死んでいった母―深沢七郎の母、深沢さとじすべてを飲み込んで逝った母―辻井喬の母、堤操母娘二代の女性運動家の先駆者―福田英子の母、景山楳子幕末の水戸藩に生きて―山川菊榮の母、守谷いく貧苦のなかの生涯―石川啄木の母、石川カツつよすぎた母がこの詩人を生んだ―萩原朔太郎の母、萩原ケイ二人の母に育てられた詩人―小野十三郎の母、松野ヒサ・小野ユウ哀しみをたたえた中也の幸福だった母―中原中也の母、中原フク   Honya Club.com


JPY ¥4,180
石川啄木よりひと世代あとの大正の半ば、東京の本所で職工歌人となって、前人未到の歌境を拓き、惜しまれながらわずか二十三歳で夭折した、『アララギ』の歌人松倉米吉。貧しさとたたかいつつ炎のように燃えつきた生涯は、感動と涙をさそわずにはいられない。歌ひとすじ―。ひたむきに生きる米吉像を克明に描き切った異色の評伝。序章 糸魚川にて第1章 一の宮けんか祭り第2章 かね田屋第3章 下の大瀬第4章 義父第5章 行路詩社第6章 初恋第7章 家出第8章 母第9章 登美子第10章 絶唱終章 浅草西光寺にて松倉米吉年譜松倉家系譜   Honya Club.com


JPY ¥545
貧困のうちに若くして世を去った明治の天才詩人石川啄木。本書は、常にその身辺にあって生涯の理解者であった著者が、多くは知られていない人間啄木の、波瀾に富む27年の生涯を浮き彫りにした定本である。生い立の記あこがれ時代流転から再会へ菊坂町時代の思い出から蓋平館時代の思い出から弓町時代の思い出から晩年の思想的展開友人として観た人間啄木啄木の到達した心境   Honya Club.com


JPY ¥1,282
類いまれな才能に恵まれながら、生涯貧苦に悩んだ啄木は、親友、金田一京助、恩人・渋川柳次郎らの尽力により歌集「一握の砂」を発刊した2年後、27歳で夭折する―。天才・石川啄木その青春の軌跡。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
近眼にて/おどけし歌をよみ出でし/茂雄の恋もかなしかりしか『一握の砂』に詠まれし親友、はじめての単行本。第1章 啄木と茂雄・茂雄と啄木(「茂雄の恋」をめぐって;「白羊会」と「爾伎多麻」 ほか)第2章 盛岡中学校時代の茂雄(冨田小一郎先生;カンニング事件 ほか)第3章 仙台医専時代の茂雄(盛岡中学校校友会雑誌への寄稿;仙台医専における光と影 ほか)第4章 茂雄の生涯(茂雄の生涯概観;医師会長時代 ほか)第5章 茂雄の啄木顕彰(渋民鶴塚の啄木第一号歌碑建立;盛岡天満宮の啄木歌碑建立 ほか)第6章 茂雄の作品(花郷・花京の短歌;滋夫・茂夫の俳句)石川啄木と小林茂雄との関わりを様々な側面から掘り下げた初めての単行本。茂雄の人生における啄木との出会いについて見た上で、産婦人科の医師として働きながら、盛岡市議会議員などを務めた茂雄の生涯を概観する。   Honya Club.com


JPY ¥3,850
高等小学校卒の一地方青年、松崎天民がいかにして「当代一流の社会部記者」となったのか。天民は努力の末に大阪新報社の社会部記者となり、下層の庶民たちへ「友愛と正義の目」を注いだ優れた探訪記を発表、後に児玉花外や石川啄木などを感動させる記事を書く。本書ではそうした天民の半生涯とその貴重な探訪記を紹介・分析する。また、本書収録の東京の新聞配達夫・人力車夫・民友社小使いなどの体験・見聞記や、大阪の木賃宿・博愛社・京都盲唖院などの探訪記には当時の権利状態が活写されており、興味深い内容となっている。松崎天民と岡山県、児玉花外、石川啄木第1部 松崎天民の半生涯(労働組合期成会事務員、新聞配達夫時代;民友社の小使い;人力車夫;大阪新報社の社会部探訪記者)第2部 二〇世紀初頭、松崎天民の探訪記(大阪の木賃宿;大阪の博愛社;京都盲唖院)松崎天民の半生涯と探訪記の意義努力の末に大阪新報社社会部記者となり、下層の庶民たちへ「友愛と正義の目」を注いだ優れた探訪記を発表、後に児玉花外や石川啄木を感動させる記事を書いた松崎天民。その半生涯と貴重な探訪記を紹介・分析する。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
全国の文学館・記念館の中から、47館を取り上げて紹介したガイド。1998年7月現在。文士が暮らした家(夏目漱石内坪井旧居;吉川英治記念館;鴎外記念本郷図書館;林芙美子記念館;太宰治記念館「斜陽館」;志賀直哉旧居;北原白秋生家・白秋記念館;佐藤春夫記念館)文人の生涯をたどる個人文学館(谷崎潤一郎記念館;川端康成文学館;石川啄木記念館;大仏次郎記念館;井上靖文学館;堀辰雄記念館;菊池寛記念館;椋鳩十文学記念館;一茶記念館)ユニークな個性派文学館(東京ゲーテ記念館;寺山修司記念館;若州一滴文庫;手塚治記念館;黒姫童話館;大阪府立国際児童文学館;南方熊楠記念館;姫路文学館)旅先で寄りたい郷土の文学館(子規記念博物館;宮沢賢治記念館;函館市文学館;オホーツク文学館;前橋文学館;小樽文学館;藤村文学館(小諸・馬篭);弘前市立郷土文学館;三国路紀行文学館)ゆかりの地に立つ文学館(三浦綾子記念文学館;世田谷文学館;有島記念館;芭蕉翁記念館;小泉八雲記念館;壷井栄文学館;若山牧水記念館)文化振興の拠点総合文学館(日本近代文学館;神奈川近代文学館;北海道立文学館;石川近代文学館;鎌倉文学館;山梨県立文学館)全国の主な文学館・記念館(160館・地域別)館名INDEX(五十音順)   Honya Club.com


JPY ¥3,300
神田明神下の岡っ引き、平次が銭を投げて事件を解決!テレビ時代劇でもおなじみ『銭形平次』。感傷的で、自らの存在を切なく訴える短歌で多くの人を虜に!教科書でもおなじみ『一握の砂』。それぞれの作者である作家・野村胡堂と歌人・石川啄木。四歳違いのふたりは、盛岡の同じ学校で青春を過ごした。八十まで年を重ねた胡堂に二十六で生涯を閉じた啄木。そんな彼らの来し方行く末思う姿を、了然明晰に描く。白堊城シラミと海軍片栗と白百合俳句と短歌ストライキ旅立ち啄木上京啄木帰郷詩人啄木日露開戦一高入学啄木迷走渋民村代用教員漂泊法科大学北海漂泊作家志願貧の洗礼ローマ字日記喰うべき詩啄木死す胡堂とあらえびす平次の時代日清戦争に勝利し、維新以来目指してきた近代国家への地歩を固めつつあった日本。その後の日本の政治・経済・文化を担う人間は盛岡に集まっていた。後の内閣総理大臣・原敬、海軍大臣・米内光政、陸軍大臣・板垣征四郎、鹿島組の鹿島精一、言語学者・金田一京助……。錚々たる顔ぶれが並ぶ中、銭形平次捕物帖を著した野村胡堂と、早逝した天才歌人・石川啄木もいた。そんな二人の交流を描いた評論。   Honya Club.com


JPY ¥8,250
「病のごと/思郷のこころ湧く日なり/目にあをぞらの煙かなしも」―27歳の若さで世を去った天才歌人石川啄木の、挫折の生涯と熱い思想の軌跡を辿ることができる歌集『一握の砂』、啄木と同じく寺家に生まれ、彼と共に歩もうとした盟友土岐善麿(哀果)の『黄昏に』、相模に生まれ、自然主義歌人として若山牧水と共に話題を集めた前田夕暮の処女歌集『収穫』。近代短歌が文学の最前線で輝いていた1910年代初めの三歌集。一握の砂黄昏に収穫石川啄木の挫折の生涯と熱い思想の軌跡を辿ることができる「一握の砂」、啄木と共に歩もうとした盟友・土岐善麿の「黄昏に」、自然主義歌人として話題を集めた前田夕暮の「収穫」。1910年代初めの三歌集を収録。   Honya Club.com


JPY ¥594
明治三十八年、浪漫主義華やかなりし頃、一人の天才詩人が颯爽と詩壇に登場した。熱烈な賞賛をあびた詩集『あこがれ』、作者は岩手県渋民村の青年・石川啄木。青春の歓喜や孤独を歌った二十歳の若者は、しかし故郷を追われ、終わりなき漂泊の旅に出る…。その『あこがれ』から、傑作の誉れ高い晩年の詩稿ノート『呼子と口笛』まで、生涯にわたる数々の詩の中から精選した、啄木詩集の決定版。詩集『あこがれ』(沈める鐘《序詩》;杜に立ちて;白羽の鵠船 ほか)『あこがれ』以後(古苑;卯月の夜半;よみがへれ ほか)詩稿ノート『呼子と口笛』(はてしなき議論の後;ココアのひと匙;激論 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,750
暗い時代を撃つみずみずしい感性!日本の冬の時代をいち早く予感した啄木の生涯。1950年代、私家版として発表、少数者に読み継がれ、その後「石川啄木論考」として出版、絶版となった名著を改訂復刊。啄木になにをみるか?―啄木論の視点「有ゆる場合に通じて居たい」自我意識―その出生および成長期「心闘」=時代の自我意識との交点―そこに底流した透谷につながるもの「天上から…地上へ」への自我意識の転回―渋民村代用教員時代「謀反」の社会意識の前進性と停滞性―30年代末の批判的ロマンチシズム「浪々の逸民」の思想と文学―北海道時代「散文の自由の国土」へ―その失敗と「メンタルテンペスト」と独歩「小世界」の文学の拒否―批判的リアリズムの可能性その「個人主義」と「自由」の極限―ローマ字日記をめぐって とくに二葉亭への共感「暗き穴の中に」―現実の観念的拒否から現実の現実的拒否へ「意識しての二重生活」―現実認識のいっそうの深化「明日の考察」へ―幸徳事件と『時代閉塞の現状』「意志の傾向」と「感情生活」―その短歌およびセンチメンタリズムの問題「実際的理想」の「かたまり」―「樹木と果実」をめぐって「時機を待つ人」=明治のナロードニキ―その肉体の死滅までふたたび 啄木になにをみるか?―啄木の帰結   Honya Club.com


JPY ¥9,185
言語学・国語学・民俗学など幅広い分野にわたる論考・著作のすべてを収めた初の全集。1 『石川啄木』(切れ凧;啄木余響;追想記その折々;石川啄木略伝;石川啄木年譜)2 石川啄木その後(啄木と賢治;啄木の思い出話;啄木夫人節子さんの貞節―生きながらの犠牲の生涯;啄木とその母;『定本石川啄木』の正誤―啄木の「死んだら守る…」ということばの意味;石川啄木歌稿『暇ナ時』;啄木死んで50年;啄木の悪徳;啄木の美点)3 石川啄木とその周辺(啄木の悲哀;啄木と朝日新聞;自己革命の生涯;啄木の終焉;啄木拾遺;啄木末期の苦杯;啄木日記の終りに;「一握の砂」「悲しき玩具」;啄木とアイヌの盲詩人―60年の忘れ得ぬ人々;石川啄木の生涯;啄木の臨終;妻にも見せられない日記;啄木の到達した心境)4 石川啄木論争(最終期の啄木;啄木最後の来訪の意義;知らぬことを想像するな ほか)   Honya Club.com


JPY ¥3,487
『一握の砂』『悲しき玩具』夢紀行評論 『一握の砂』『悲しき玩具』とはどういう歌集か?鑑賞(歌人が読む『一握の砂』―なにがなしの悲しみ;歌人が読む『悲しき玩具』―放蕩息子から父へ)グラフィック(石川啄木の生涯;誕生から渋民小学校代用教員時代まで ほか)テーマ別評論(妻節子の肖像 節子―その愛のかたち;啄木がのぞいた二つの家庭―鉄幹・晶子と啄木 ほか)エッセイ(「弱い心」の詩人;啄木のいる場所)   Honya Club.com


JPY ¥1,650
啄木の妻・節子の視点から啄木を見つめることで、恐らく生前啄木が自身の内面に吐きつづけたであろう苦悶を描いた戯曲。また節子という一女性の生涯を追いながら、女性のおかれている立場・生き方などを考える。    HMV&BOOKS online


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現代によみがえる文豪・夏目漱石知られざる漱石の人脈と人間関係。数多くの作品、書簡、日記を通して、時代と個との葛藤、心のゆらぎや苦悩の中で、自ら進化し文学に昇華させた夏目漱石の実像に迫る―。初めて明らかになる、漱石と東北との縁。序章 現代を生きる漱石(文豪・夏目漱石;三角関係で苦悩する漱石 ほか)第1章 漱石のこころのゆらぎ(「漱石」の由来と生涯;不遇な幼少期 ほか)第2章 漱石の真実(漱石の身体と能力;漱石の趣味と性格 ほか)第3章 漱石が愛した文人や門下生(漱石と鴎外と子規との三角関係;漱石と正岡子規 ほか)第4章 漱石と東北(「東北」とは?;東北大学附属図書館「漱石文庫」 ほか)数多くの作品、書簡、日記を通して、時代と個の葛藤、心のゆらぎや苦悩の中で自ら進化し、文学に昇華させた夏目漱石の実像に迫る書。志賀直哉や石川啄木など、知られざる漱石の人間関係、東北との縁が明らかになる。   Honya Club.com


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森鴎外―医学でも文学でも大きな仕事を残す二葉亭四迷―言文一致体で近代文学を創り出す樋口一葉―近代女性作家の誕生島崎藤村―近代詩のはじまりの詩人上田敏―翻訳で近代詩の世界をひらいた正岡子規―俳句と短歌の改革者夏目漱石―江戸の文化が育んだ明治の文豪与謝野晶子―情熱の歌人北原白秋―永遠の童心をうたった石川啄木―早熟・夭折の天才志賀直哉―「小説の神様」と呼ばれた作家有島武郎―「近代」と向きあい続けた作家芥川龍之介―エゴイズムの追及高浜虚子―俳句の伝統を守り、後進を育てた高村光太郎―現代詩の父萩原朔太郎―革新者でありつづけた詩人小川未明―日本児童文学の父浜田広介―善意の文学明治・大正・昭和・平成の150年間に活躍した、日本の文豪の生涯と代表作をぎゅっと凝縮した近代文学入門書。教科書に登場する作家を中心に、大きな肖像写真で紹介します。印象的な1枚の写真から、作家のひととなりや時代の空気が読み取れます。【上巻】森鴎外/二葉亭四迷/樋口一葉/島崎藤村/上田敏/正岡子規/与謝野晶子/夏目漱石/北原白秋/石川啄木/有島武郎/高村光太郎/芥川龍之介/高浜虚子/萩原朔太郎/志賀直哉/小川未明/浜田広介   Honya Club.com


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文豪の素顔を明らかにする「肖像」は、写真だけではありません。エッセイや小説によって自らの内面を語った言葉、文豪どうしが互いを描いた賞賛や否定の言葉も重要な手がかりです。本書では、こうした多面的な資料から文豪その人のあり方を解明。遠い歴史上の文豪たちが、身近な一人の友人のように感じられるはずです。樋口一葉 文壇アイドル誕生森鴎外 近代日本の知の巨人大きな頭のぬくもり夏目漱石 不安と狂気と死に満たされた人生と文学二葉亭四迷 「くたばって仕舞え!」文豪を否定した文豪与謝野晶子 旧弊な家庭の少女は恋に燃える歌人へ正岡子規 詩文学を革新した炯々たるその「眼」国木田独歩 悲哀への感性と、驚異への情熱島崎藤村 親友の死に直面し漂泊の旅に出る田山花袋 下級士族の家庭から自己と社会を凝視石川啄木 「家」と「友」の間に生まれた歌北原白秋 文学に溺れた長男坊恋多き享楽の日々中里介山 権威・権力から遠く心の矜持を創作へ宮沢賢治 法華経への傾倒妹を喪った悲しみ谷崎潤一郎 厚顔と含羞の芸術家芥川龍之介 孤独地獄に苦しむ若き芸術至上主義者志賀直哉 情の深さ故に衝突人間臭い「小説の神様」有島武郎 自由と愛を問い続け激情のなかに没す小林多喜二 家族の期待を背負い苦難に耐えた青年時代萩原朔太郎 永遠の漂泊者の永遠なるプラトニックラブ堀辰雄 風立ちぬ、いざ生きめやも種田山頭火 片雲の風に誘われて旅から旅の生涯江戸川乱歩 町会隣組の妖人林芙美子 全力で変化し続ける私だけの天地で岡本かの子 芸術家一家の支えで乱舞する堕天女坂口安吾 苦しまねばならぬ自分を苦しめねば太宰治 青春の潔癖から離れ栄光の文学世界へ川端康成 逝くのはいつも他人ばかり中原中也 お釜帽詩人誕生前夜無帽姿の青年がいた横光利一 瓦礫の街から出現新興文学   Honya Club.com


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石川啄木の歌は、日本人の精神的心情をわかりやすく単刀直入に表現し、誰もが共有できる世界を提供している。多くの日本人に、夢や希望を与える歌を遺した、啄木の26歳と2ケ月の生涯を再現する。〈長浜功〉1941年北海道生まれ。北海道大学大学院修士・博士課程修了。東京学芸大学教授を定年退職、以後執筆活動に専念。著書に「教育の戦争責任」「教育芸術論」など。    HMV&BOOKS online


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石川啄木の生涯 上   Honya Club.com


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アイヌ語研究に前人未到の分野を切り開いた金田一京助の生涯と「蝦夷=アイヌ」論の問題点を探る。第1章 生い立ちと学窓第2章 「貧乏学士」と石川啄木第3章 アイヌウタリとの友情第4章 「ユーカラの塔」への道第5章 「蝦夷=アイヌ論」の展開第6章 先駆者としての試練第7章 心豊かな晩年と人脈第8章 「天真の人」あれこれアイヌ語の研究に前人未踏の成果をあげた金田一の生涯と、未解決の「エミシ=アイヌ」論、日本人起源の問題を探る。   Honya Club.com


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啄木と節子の1年365日の出来事と生涯を網羅、年齢表記を満年齢に統一した待望の年譜登場!本書を座右の書とすれば、あなたは明日から、毎日が啄木記念日です。第1章 「啄木と節子の年譜」(啄木誕生の明治19年から節子死去の大正2年まで)(明治19年;明治20年;明治21年 ほか)第2章 「毎日が啄木記念日」(1年365日、啄木と節子をめぐる出来事を網羅)(1月1日ー;2月1日ー;3月1日ー ほか)第3章 「啄木ワンポイント年譜」(啄木と節子をより深く理解するための項目別年譜)(石川啄木小伝…岩城之徳編『石川啄木必携』(別冊国文学)の解説引用;石川節子小伝 共に生きてゆく愛こそ…同上;啄木居住地(東京)の推移…大室精一:作成 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,530
私たちの胸にしみじみと訴えかけてくる歌の数々、『啄木日記』や詩、評論、小説などの作品。生き急ぐかのように26歳の生涯を終えた国民的歌人・石川啄木歿後100年記念出版。歌、文学の魅力と波乱の人生を綴る。   Honya Club.com


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石川啄木の生涯 下   Honya Club.com


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石川啄木二十七年の生涯を通過した五十余人の女性たちを網羅的に紹介する(第一部)。生前多くを語ることのなかった啄木の妻節子にあふれる思いを語らせる憑依の対談(第二部)。第1部 啄木の女性たち(堀田秀子;橘智恵子;高橋すゑ;小奴;梅川操;植木貞子;菅原芳子;与謝野晶子;菅野すが;上野さめ子 ほか)第2部 節子に聞く啄木がノートに書き残した、彼が出会った女性たちの名。その一人ひとりを、日記や書簡を手掛かりに調査し、紹介する評論。生前多くを語ることのなかった啄木の妻・節子にあふれる思いを語らせる憑依の対談も掲載。   Honya Club.com


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闇空を流星のように駆けぬけた悲劇の生涯。あこがれ、花ちる日、一握の砂、悲しき玩具、呼子と口笛、はてしなき議論の後ほか。第1章 青春の挫折からの出発第2章 再生への谷間第3章 悲壮な前進第4章 絶望の淵から石川啄木年譜参考文献書目   Honya Club.com


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なぜ啄木は離反し、荷風は生涯敬愛したか。明治四十一年、啄木と荷風はわずか半年違いで鴎外のもとを訪れた。歓天喜地した二つの出会いは、やがて正反対の結末をむかえる。秘められた運命的つながりを解きあかし、愛憎劇の背景にせまる。第1部 森鴎外と石川啄木(天才啄木との出会い;鴎外が啄木へ抱いた期待;観潮楼歌会に臨む;啄木から鴎外への礼状;啄木、絶好調 ほか)第2部 森鴎外と永井荷風(市村座での出会い;明治文壇早慶合戦;鴎外が荷風を慶応の教授に推薦した理由;『三田文学』創刊のゴタゴタ ほか)結び 鴎外・啄木・荷風、その点と線   Honya Club.com


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言うまでもなく北原白秋は、明治・大正・昭和にわたり詩人、歌人、民謡作家、童謡詩人として活躍したマルチの文芸家。この鳥越碧さんの小説は、創作における苦悩の軌跡を縦軸、三人の妻との愛憎を横軸にして、その文学者白秋の生涯を追ったものです。白秋は明治18(1885)年、福岡県柳河(現・柳川)の造り酒屋の跡取りとして生まれました。早くから文学に目覚め、中学卒業を前に、文学を一生の仕事にすると決意して東京に出奔、早稲田大学に入ります。『明星』の与謝野鉄幹、晶子、石川啄木、木下杢太郎らと親交を結ぶ中、次第に詩人として頭角を現わし『邪宗門』で世の寵児となりますが、経済的には実家が倒産し、苦境に陥ります。そんなとき出会ったのが、隣家の人妻、松下俊子でした。彼女と愛し合うようになった白秋は、俊子の夫から姦通罪で訴えられて拘置され、仕事も名声も失います。二人は一度は別れますが、やがて再会して結婚。しかし結婚生活はうまくいかず離婚、白秋は経済的のみならず創作の面でも行き詰まります。そんな中、『青鞜』に勤めていた江口章子(あやこ)と知り合い再婚、心の安定を得ます。尽くす章子に支えられながら童謡の仕事を始めた白秋は、ようやく窮乏生活から脱しますが、自宅を新築した地鎮祭の夜、なぜか章子は雑誌編集者と駆け落ちをしてしまいます。三度目の妻は佐藤菊子。子供にも恵まれ、ようやく安らかな家庭を得ましたが、すでに詩歌壇の大御所となった白秋は、文学的苦悩からしばしば感情を爆発させるようになります。誰からも怖れられて距離を置かれ、糖尿病から視力も奪われ、孤独感を募らせる中で白秋は昭和17(1942)年、58歳で世を去ります。著者・鳥越碧さんは平成2(1990)年に、尾形光琳の生涯を描いた『雁金屋草紙』で第1回時代小説大賞を受賞、その後も多   Honya Club.com


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浅草橋に宮沢賢治がざしき童子となって出現!?「ぼくは聖化されるのはいやです」と言う賢治に井上氏が日本語文体論を展開、そこへ啄木までが出現し、果ては啄木の日記を破った犯人探しが始まる―。爆笑・架空インタビューをはじめ、「雨ニモマケズ」の手帖全頁など生原稿を多数収載。大好評、評伝「ーに聞く」シリーズ、文庫化第二弾。1 賢治の宇宙―井上ひさしが書いた賢治(宮沢賢治に聞く;賢治と啄木に聞く ほか)2 宮沢賢治はこう生きた―三十七歳の生涯(賢治誕生―念仏の中、あなたは生まれた;幼少年時代―成績全甲、学術行状優等生 ほか)3 イーハトーボさまざま―くめどもつきぬ賢治の魅力(宮沢賢治の魅力;教師宮沢賢治が残したもの ほか)4 イーハトーボの劇列車―こまつ座公演(賢治が用意した答え;賢治の上京 ほか)   Honya Club.com