「タックスヘイブン」が抱える闇が今、明かされる!リークを受けたドイツ人記者が書いた事件の内幕。スタートウラジーミル・プーチンの謎めいた友人過去の影コメルツ銀行の嘘シリア内戦とモサック=フォンセカの関与武装親衛隊からCIA、そしてパナマへUEFA本部ニヨンへ続く足跡釣りと発見と偉大な芸術の話ホワイトハウスを背に火花のように飛散して〔ほか〕"「ハロー、私はJohn Doe。データに興味はあるか?」「ジョン・ドゥ」とは、英語圏で裁判のとき実名が公表されては困る人物、あるいは身元不明の死体に用いられる仮名である。のちに「パナマ文書」と名付けられ、世界を揺るがすことになったスクープ。すべては、この身元不明の生ける死体からの一通のメールから始まった。こうして、本書の著者である南ドイツ新聞のジャーナリスト、バスティアン・オーバーマイヤーのもとに214",000 の架空会社が関係、1,"150万件にものぼるデータが秘かに送られて来ることになった。文書の出どころはパナマの法律事務所、モサック=フォンセカ。事務所の創設者の一人はユルゲン・モサック、ほかでもないドイツ人だった。データ量は2.6テラバイト。過去のリークとは比べ物にならないサイズだ。オーバーマイヤーは米国ワシントンのICIJ に協力を求めた。データは国ごとに仕分けされ、最終的には70か国、400 人にも及ぶジャーナリスト達が調査活動を開始する。それは『パナマ文書』の信憑性の検証、内容の理解、そして、データをストーリーに翻訳していく作業だった――。記者たちはいかにして各国首脳・独裁者・FIFA役員・財閥総帥、サッカー界の世界的スターであるリオネル・メッシらの巨額な隠し財産、そして、プーチン側近の極秘資産を発見したか。重要なのは名簿だけではない。そのデータに裏に隠されたものとは
Honya Club.com