コミュニティ・スクールは、町おこしの切り札になる!佐賀県武雄市で始まった、日本初の官民一体学校「武雄花まる学園」。花まる学習会の高濱正伸氏が作り上げたメソッド。1章 官民一体教育は何を目指すのか?(官民一体教育導入のきっかけ;武雄市だからこそできたこと ほか)2章 武雄花まる学園が始まった!(スタートしたばかりの頃;導入校の増加にともなう新たな課題 ほか)3章 理想の官民一体教育とは(学校と先生が瀕していた危機;一歩進んだ「コミュニティ・スクール」の実現とその効用 ほか)4章 武雄花まる学園が抱える課題と展望(各校・各地域のビジョンを明確にした取り組み;足を運んでくれる人にとって、学校が「幸せな空間」となるように ほか)5章 コミュニティ・スクールを成功に導く鍵(コミュニティ・スクールのメリット;気をつけたい「落とし穴」 ほか)「学校」は、町おこしの切り札になる!本書は、佐賀県武雄市の公立小学校が日本で初めて民間学習塾のメソッドを授業に導入した、いわゆる「コミュニティ・スクール」の5年間を描いた教育系ノンフィクションです。学習塾が入ったことで子どもたちの学力が向上したのは、ある意味当然のことです。実際、導入当初はそうした面ばかりが注目を集め、多くの媒体で取り上げられました。ところが、5年経った今、官民一体学校は思わぬ副産物を町にもたらしていました。武雄市の場合、官民一体教育の実践にあわせて、学校が地域の皆さんを教室へと招き入れました。彼らは子どもたちを見守り、明るく声をかけ、子どもたちが筆記したプリントに花丸をつけます。そこで「笑顔」と「会話」が生まれました。その結果、町なかで大人と子どもが挨拶する姿が「普通」になったのです。人と人とが緩やかにつながる姿――それは、かつて日本の
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