ファストフードとして始まった握り寿司に「邪道」はない。文化や歴史を知りつつ、音楽と同じように、時代とともに変容する多様性を楽しもう。誕生200年で寿司文化は世界とどう関わっていくのか江戸末期のグルメブームが握り寿司誕生の背景にあった「江戸前」という言葉はウナギの産地から、技法、哲学へ江戸時代、マグロは「猫またぎ」と呼ばれる不人気な下魚だった「鮓・鮨・寿司」漢字の違い面白い説あれこれシメサバの「バッテラ」はポルトガル語で「小舟」ファミレス"華屋与兵衛"は握り寿司考案者の名前だった外国人たちの寿司観を一変させた「二郎は鮨の夢を見る」関東大震災で起きた物資不足が寿司ネタの幅を広げた江戸前寿司全国制覇の立役者は戦後の委託加工販売だった〔ほか〕日本が世界に誇る健康食、お寿司。そのお寿司がもっと美味しく、もっと楽しくなるコラムが108本も詰まった本書は、150冊に及ぶ参考文献を読み込み、全国津々浦々を飛び回って職人に話を聞きまくった著者の「お寿司研究」の集大成です。「昭和天皇はコハダがお好み?」「江戸無血開城、勝海舟と西郷隆盛をお寿司を食べていた」「寿司屋の湯呑みが大きいのは職人が手抜きするため?」「ワサビを醤油に溶かすのは、ほんとうにマナー違反?」「寿司屋の修行に10年は本当に必要なのか?」「変わり種寿司だって面白い。うなぎバターやキャビア軍艦?」「江戸時代、マグロは人気がない『下魚』だった」「関東大震災で起きた物資不足が寿司ネタの幅を広げた」「江戸末期のグルメブームが握り寿司誕生の背景にあった」「江戸時代の握り寿司は、おにぎり並みの大きさだった?」などなど、歴史、作り方、流儀、高級店から回転寿司まで厳選トリビア、よいネタ揃ってま
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