イギリス16世紀ヘンリー8世の宗教改革が引き起こした混乱により、大量の古文書が無残に散失した。しかし、これを機に、逆説的に、古学研究すなわち「イギリスの国学」は起こったのである。本書は、膨大な文献の綿密な研究によって、そのイギリス国学の歴史を丹念にたどる。古書潰滅とLelandの登場イギリスの「皇国」史観最初の「近代的」な英国史家Polydore VergilTudor王朝と建国神話の必要Lelandの史観と業績Lelandの遺稿を手にした人々(1)―ChekeとDeeLelandの遺稿を手にした人々(2)―BurtonとBaleLelandの遺稿を手にした人々(3)―Pits,Cave,HatcherLelandの発行者たち(1)―TannerとHallLelandの発行者たち(2)―Thomas Hearneに至るまでLelandからWolfeへ―HolinshedとHarrisonLelandからStowへStowとArchbishop ParkerStowとロンドン市史Matthew Parkerの登場ParkerとFlaciusParkerとBatmanParkerと史書の出版Parkerと古英語(OE)文献の出版―教義問題と出版者John DayParkerと『アルフレッド大王伝』の出版Parkerによる最初の私家版Parkerによる古英語聖書の出版Parkerと古英語研究
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