戦争、原子力、感染症、ポストトゥルース、差別。人類の知は、不可避的に悪へと転じる。だが、そこにこそ善への希望がある。善悪二元論を超えて複雑な現実に対峙するために―新たな社会的想像力を育む12講。悪をめぐる三つのパラドックス真実の終わり?―21世紀の現代思想史のために人種・民族についての悪い理論近代日本哲学の光と影私たちの魔法"無感覚"―竹内好を手掛かりとして清末中国のある思想家の憂鬱―章炳麟の「進化論」批判儒学から考える「悪」―香港そして被災地民主主義という悪の閾―「他者なき民主主義」とそのディレンマ地球上の生命と人類は30年後にどうなっているか未来社会2050―学問を問う知識史からみた学問の「悪」たたかう「文」の共同体に向けて★この書籍の小売店頭価格は、2700円+税です。戦争、原子力、感染症、ポストトゥルース、差別……人類の知は、不可避的に悪へと転じる。だが、そこにこそ善への希望がある。善悪二元論を超えて複雑な現実に対峙するために私たちはどう考えるべきか−−東京大学の新入生に向けて行われた12のオムニバス講義を収録。学問を通して、新たな社会的想像力を育む。第1講 悪をめぐる三つのパラドックス…………朝倉友海第2講 真実の終わり?──21世紀の現代思想史のために…………星野 太第3講 人種・民族についての悪い理論…………鶴見太郎第4講 近代日本哲学の光と影…………中島隆博第5講 私たちの憲法?無感覚?──竹内好を手掛かりとして…………王 欽第6講 清末中国のある思想家の憂鬱──章炳麟の「進化論」批判…………林 少陽第7講 儒学から考える「悪」──香港そして被災地…………張 政遠第8講 民主主義という悪の閾──「他者なき民主主義」とそのディレンマ…………金 杭第9講 地球上の生命と人類は30
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