誕生、絶滅、拡散―人類の進化を一冊に凝縮!研究手法の進歩や新たな発見で、多様な人類の系統のどのグループが、世界のどこでどのように進化してきたのか、より詳しくわかってきた。進化の根本であるゲノムDNAの変化を研究する分子進化学、化石骨を中心に研究する古人類学、地層の年代や骨の成分を研究する先史学、形態の進化を遺伝子から調べる発生進化遺伝学のそれぞれの専門家の視点で徹底解説。第1部 進化のしくみ(進化とは;進化の中心、ゲノムDNA;人類進化の年代を測る;過去の環境変動を探る)第2部 人類のあゆみ(哺乳類の誕生から霊長類の出現まで;サルからヒトへー猿人の登場;原人の進化とユーラシアへの拡散;旧人の出現とネアンデルタール人の謎;現生人類(ホモ・サピエンス)の起源;複雑化する文化ー私たちホモ・サピエンスを理解する ほか)化石や遺伝子の研究から、われわれ人類の進化の過程が明らかになってきました。第一線の研究者たちが、進化の基礎からゲノムの話題まで、豊富なイラストを使って、初心者にもわかりやすく解説します。2009年に刊行した『絵でわかる人類の進化』に加筆修正した新書版。序章(霊長類のゲノム研究/東南アジアの超小型原人/500年さかのぼった弥生時代のはじまり)第1部 進化のしくみ第1章 進化とは(人間観の変遷/博物学の時代/進化論の誕生/骨や歯を中心とした形態の進化 ほか)第2章 進化の中心,ゲノムDNA(DNAが生物遺伝情報の担い手/ゲノムDNAとは/ゲノムは進化する/ゲノム進化の例/人類進化と遺伝情報進化のかかわり ほか)第3章 人類進化の年代を測る(ダーウィンの進化論と地球の年齢/天然の砂時計:放射性同位体/人類の歴史を測る/解剖学的現代人とネアンデルタール人/放射性炭素と加速器質量分析/弥生
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