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本書は、2006年に秀和システムから出版した『ドラッカーが描く未来社会』を底本に、第1話から第6話に再編集したその第2話です。『ドラッカーが考えたこと』シリーズ、その第二弾は、無名時代のドラッカーがいかにしてマネジメント論を提唱するようになったかにスポットを当てています。 オーストリア=ハンガリー帝国のウィーンに生まれたドラッカーは、幼少時に第一次世界大戦やオーストリア帝国の消滅を経験します。停滞するウィーンに見切りを付け、ドイツで新聞記者、イギリスでは商業銀行のバンカーとして働きます。 しかし、30歳になっても、自分がどやって生きていくべきなのかはっきりしなかった、と自身が述べるように、この頃のドラッカーはまさに暗中模索の時代でした。 未来が大きく開けるのはドラッカーがアメリカに渡ってからです。ここで文筆家としてのデビューを果たし、さらにマネジメントの重要性を声高に主張することで、ドラッカーは一躍ときの人になります。 では、ドラッカーのマネジメント論はいかにして生まれたのか──。 この点については特に本書の後半部分を読んでもらえれば、その謎が解けると思います。 本書がドラッカーを理解するための一助となれば、筆者として幸いです。 【目次】2-1 第二次世界大戦までの20世紀2-2 無名時代のドラッカー2-3 19世紀と20世紀のせめぎ合い2-4 組織社会――経済人の次に来るもの2-5 産業社会の中心としての企業2-6 マネジメントの発明  BOOK☆WALKER