今作では硬派なロックサウンドに磨きがかかり、これまでの彼らの作品と比べると、メロディ重視な作品に仕上がっている。今作のタイトルにもなっている「Are You Where You Are」 (Tr.1)はダイナミックなイントロからリスナーの心を揺さぶるロートーンのAメロに入り、サビでは伸びやかなメロディと共に壮大な世界観を繰り広げる。2017年9月に先行で無料デジタル配信された「All or Nothing」 (Tr.2)は、持ち味であるキャッチーなメロディに力強さが加わり、芯のあるメッセージ性が印象的。「Sick Figures」 (Tr.3)ではNTDらしいエッジの効いたギターリフに、彼らのライブの醍醐味でもあるギャングボーカルがふんだんに盛り込まれたロックナンバーを聞かせつつ、「April Fools」 (Tr.4)や「Passing Moments」 (Tr.6)ではメンバーのルーツでもあるポップパンクを感じさせる哀愁漂うナンバーを聴かせる。更に「One Foot In Hell, The Other In Heaven」 (Tr.5)では、バンド初のブラストビートから、NTD節の、ジワジワと膨らみ壮大なシンガロングへと繋がる展開が楽しめる。
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