AIP製作、低予算ながらカルト的魅力あふれる1957年のB級ホラー。劇中では、探検隊を率いる宝石ハンター・マリリンがジャングルの秘密に導かれ、非業の運命に巻き込まれる。約75分のコンパクトな構成で、後にテレビ映画「呪いの沼」としてリメイクされた。マーラ・イングリッシュ演じるマリリンは、冷酷で目的のためには手段を選ばない女性。Dr.ジェラールによって強靭な怪物へと変貌させられ、やがて彼の支配を超えて暴走する姿が印象的。演技とキャラクターの鮮烈さが作品の活力となっている。狂科学と土着宗教ヴードゥーを組み合わせようとするDr.ジェラールの野望は、超人的存在を生み出すこと。伏線なく始まる実験シーンや、仮装と陰影を多用した怪物描写は60年代のホラー美学の先駆けとも言える演出! 衣装・特殊造形では、前作「海獣の霊を呼ぶ女」のモンスター衣装を流用し、仮面と金髪ウィッグで再構成。予算の制約を逆手に取った演出テクニックが随所に見られる。Paul Blaisdellによる造形と危険な撮影エピソードも興味深い。――アフリカの未開のジャングル。宝の地図を持つ探検隊がやってくるが、そのリーダーであるマリリン・ブランチャード (マーラ・イングリッシュ)は冷酷な女。仲間を始末して地図を奪い、テッド・ブロンソン (マイク・コナーズ)を道案内として騙し出す。一方、Dr.ローランド・ジェラール (トム・コンウェイ)は、自ら開発した科学と現地のヴードゥー儀式を融合し、「不死の母」として支配できる超人類を生み出そうと研究を続けていた。実験対象は希望に乏しいが、マリリンの冷酷な性格を見抜いた彼は、彼女を次の実験材料に選ぶ。変身に成功したマリリンは怪物として覚醒するが、宝の地獄のような虚栄は失われ、自我を取り戻した瞬間にDr.ジェラールを破壊。混乱の中、テッドと彼の妻スーザン (メアリー・エレン・ケイ)は逃亡を図るが、怪物は再び毒ガスの穴に落下し、再変身を遂げて終幕へ。
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