世界の見方が変わる文章術!「ねっとりとした春」「唇は美しい蛭(ひる)の輪のように滑らか」「現実から立ち登る朦朧(もうろう)たる可能性の煙」……作家たちが発見し、創作した選りすぐりの比喩表現を、「感覚」「自然」「文化・社会」「顔」「体」「心」の項目別に整理。イメージ豊かな日本語を味読しつつ、ワンランク上の文章を書くための必携事典。――すぐれた比喩は、新しいものの見方の開拓である!【目次】比喩に関する二、三の覚書ーー序に代えて第一章 感覚の表現ーー視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚第二章 自然の表現第三章 文化・社会の表現第四章 顔の表現第五章 体の表現第六章 心の表現あとがき学術文庫版へのあとがき出典作家索引主要イメージ索引【本書の主な内容】■感覚[光と影]夜そのものに蒔絵をしたような綾[痛痒]自分の頭が三角になる■自然[風景]富士山はどてら姿の大親分[草木]夢のしたたりのように咲き迸(ほとばし)る花■文化・社会[言語]言葉は瞬間の虹[社会]賑やかな街区は飴の中の砂糖のよう■顔[目]プルーンの種のような我が子の眼[頬]片頬に刃のような冷笑■体[尻]西瓜が破れたような創口(きずぐち)[肌]膚(はだえ)は春の曙の雪■心[恋情]一筋の暗渠のような愛[厭悪]未練が線香の煙のように糸を曳く[*本書の原本は『比喩表現の世界ーー日本語のイメージを読む』(筑摩選書、2013年)です。]
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