パディ・マクアルーン率いるプリファブ・スプラウトの通算8枚目のアルバム。元々は1992年に、ブライアン・ウィルソンの『スマイル』に触発され、盟友トーマス・ドルビーと共にレコーディングされる予定であったが、作業は中断。それから実に17年の歳月を経て、制作された本作。パディがバンド史上始めてソングライティング/ボーカル/演奏/アレンジまで全て一人で行う、セルフプロデュース作となっている。1曲目「Let There Be Music」は、イントロからいきなり意表を突くラップでスタート。ジャズファンク風トラックに、切ないメロディーが絶妙に溶け合いアルバム全体のトーンを示唆する。緻密な4ビート風ジャズアレンジに軽快なボーカルが心地良い「I Love Music」、「Music Is A Princess」は、"これぞプリファブ!"というべき、青春キラメキ・ポップがあったりと、「パディ節」満載のアルバムだ。
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