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アメリカの政治・社会・法にとって、奴隷制とはどのような意味を持ってきたのか。独立革命から南北戦争を経て再建期の終わりまで、奴隷制廃止はどのようにして成し遂げられ、またその後の人種主義体制の確立へと後退していったのか。ジェファソンまたマディソンの憲法構想と奴隷制の関わり、元奴隷で奴隷制廃止運動に尽力したダグラス、リンカンの奴隷制廃止をさらに発展させようとしたサムナー、あるいは南部擁護、州自治重視の論陣を張ったカルフーンや連邦最高裁判事など、当時の人びとの思想と議論を広く丹念に読み解きながら、今もなお続く問題の淵源を明らかにする。  セブンネットショッピング