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世界一規制が厳しいとされているFDA(アメリカ食品医薬品局)を擁する国で、なぜ、効果や安全性が偽装された「嘘」の薬が輸入され、人々の健康を奪っているのか。その理由を丹念に調査するなかで、著者が目にしたものは、海外のジェネリック医薬品メーカーが、コスト削減のために品質に関わるデータを偽装し、FDAの査察官を欺いているという事実だった。そうして、消費者は知らず知らずのうちに効果や安全性が不確かな薬を口にしていたのだ。このような「不都合な真実」を暴いた本書の内容は、日本にとっても決して対岸の火事ではない。なぜなら、医薬品業界はすでに高度にグローバル化しており、海外企業の存在なくしては立ち行かない状況になっているからだ。NYタイムズベストセラー。  セブンネットショッピング