神の審美眼を持つ男・藤田玲司が、美術界の裏に潜む虚飾に切り込む! ビッグコミックスピリッツ掲載の大人気アートコミックが文庫版で登場!! 画廊“ギャラリーフェイク”を経営する藤田玲司は、元・メトロポリタン美術館の学芸員にして、類まれなる審美眼と、美術品修復技術の持ち主だ。だが彼の本当の顔は、盗品、横流し品など「いわくつき」の品々を法外な値段で取り扱う闇の美術商だった…フジタとサラの衝撃的な出会いを描いた(傷ついた「ひまわり」)ほか、300ページを超えるボリュームで全13話を収録。 高田美術館の三田村新館長は、年は若いが一流の経歴を持つ女性。その彼女が就任パーティーの席で、幻の“ひまわり”を発表した。それはゴッホの七連作のうち、戦前、日本のある実業家が所有し、これまで空襲で焼失したと言われてきた作品だ。だが、実は左隅に焼け跡を残しながらも存在していたのだと彼女は説明する。だが、それを見つめるフジタの視線は冷ややかで…(第2話)。
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