王朝人の雅な手習いを やさしく、たのしく、おしゃれに楽しんで 「絽ざしって、なんのこと?」 絽ざしは日本の伝統工芸のひとつで クロスステッチのような「地刺し」といわれる刺繍の仲間。 はじまりはなんと、遥か1300年以上も昔。 平安時代には貴族の調度や衣装として、 江戸時代になると公家や大奥の女性のたしなみとして、 上流階級の人々に愛されてきた由緒正しい刺繍なのです。 「やりかたって難しいの?」 刺し方はとってもシンプル、そして仕上がりはとてもエレガント。 難しいテクニックは必要ありません。 あなたもすぐに、やんごとなき女性たちの たしなみを楽しめるでしょう。 「道具も材料もシンプル!」 専門的な道具は必要ありません。 いつもの縫い針と、厚紙で作れる枠さえあれば楽しめます。 材料も絽布と絹糸だけ。 リーズナブルに楽しめるよう 手軽にトライできるボリュームの作品を紹介しています。 「素敵なアレンジでもっと身近に」 歴史を彩ってきた絽ざしらしい 天平文化にヒントを得た美しくも個性的なモチーフの品々、 香袋、根付など日本の伝統工芸品を モダンにアレンジしたアイテムをご紹介します。 エレガンスあふれるつけ襟や、可憐なピンズもおすすめ。 シックな色合わせもポイントです。 ※本書に掲載している図案・型紙は、電子書籍の仕様としてコピー・複製して利用することはできません。また、これらの図案・型紙は、原本の紙版では原寸大で表示しておりますが、電子書籍版ではお使いの端末や表示倍率によって、原寸大の表示となりません。あらかじめご了承ください。
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