『背番号0〔野球少年版〕』全5巻で刊行!『前編』全3巻は6月発売。『後編』全2巻は7月発売決定!! 社会人野球の投手として活躍したテラさんの熱い思いが読者に伝わってくる??!あらすじゼロくんはアンパイアが足りないため、お金持ちの金倉チームと貧乏なタクアンチームの主審をすることになった。しかし横暴な金倉チームの卑怯な反則プレーに手を焼く派目になってしまう。審判団は、注意に文句をつけてくる金倉チームの放棄試合とし、タクアンチームの勝利を宣告する。ゼロくんを逆恨みをする金倉チームの真黒は、代議士の父親の力を背景に、Zチームを妨害する三段ロケット作戦を考えだした! あの手この手でZチームの邪魔をする真黒の企みを打ち破ることが出来るか!? 解説 漫画家の聖地「トキワ荘」で「テラさん」の愛称で慕われた寺田ヒロオ。真っ先に思い浮かぶ代表作は『スポーツマン金太郎』と本作『背番号0』だろう。どちらも読者(子どもたち)の事を第一に考えられた傑作だ。 おとぎ話の登場人物がプロ野球で大活躍する華やかな設定の『スポ金』に対し、『背番号0』はどこにでもいるような野球少年「ゼロくん」を主人公に据え、家族、友達、学校、町内といった日常を描いた生活漫画だ。 ときには間違いもするし失敗もする、身近な主人公だからこそ伝えられる事があると、テラさんは考えたのだろう。ゼロくんと仲間たちから発信される、スポーツマンシップの爽やかさと友情の大切さは人気を呼び、芳文社の「野球少年」で5年もの長期に亘り連載。同誌廃刊後は「少年サンデー」→「学年誌」→「ボーイズライフ」と掲載誌を移しながら連載が続けられた。本書は作品の原点といえる「野球少年」連載分を全て収録した初の完全版である。 テラさんの漫画観が100%反映された快作を是非楽しんでいただきたい。野球少年だったあの頃の気持ちを思い出せるはずだ。
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