ヒロシマの『河』 劇作家・土屋清の青春群像劇 [ 土屋 時子 ]
劇作家・土屋清の青春群像劇 土屋 時子 八木 良広 藤原書店ヒロシマノカワ ツチヤトキコ ヤギヨシヒロ 発行年月:2019年07月22日 予約締切日:2019年06月07日 ページ数:360p サイズ:単行本 ISBN:9784865782318 土屋時子(ツチヤトキコ) 1948年生。1971年4月〜2009年3月、広島女学院大学図書館司書として勤務しながら、劇団活動。多数の舞台に出演。2008年、同館に「栗原貞子記念平和文庫」を開設。2013年より広島文学資料保全の会・代表として、現在に至る 八木良広(ヤギヨシヒロ) 1979年生。愛媛大学教育学部助教。社会学・オーラルヒストリー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 土屋清とはどのような人物か(土屋清ー昭和の闇と光を生きた劇作家/『河』と私(一九七二年)/峠三吉のこと、『河』への思いー講演原稿メモから(一九七四年)/尊大なリアリズムから土深いリアリズムへー私にとっての西リ演史(一九八四年))/2 『河』とはなにか(『河』とはなにか、その軌跡/歴史の進路へ凛と響けー土屋清の青春/土屋さんの怒鳴り声(一九七八年)/土屋清の頑固なナィーブ(一九八八年)/土屋清の闇の深さについて(一九八八年)/“風のように、炎のように”生きた原爆詩人・峠三吉の姿を通して(二〇一五年))/3 土屋清の語り部たちー『河』を再生・生成すること(土屋清の時代と『河』の変遷、そして今/今、私の中に甦る『河』ー労働者として生きた時代と重ねて/『河』京都公演に思うー半世紀の時をこえて/『河』、そのこころはどう引き継がれたのかー占領期のヒロシマを振り返って/『河』と詩画人・四國五郎/『河』、もうひとつの流れー峠三吉とともに歩んだ人びと/今日も流れる「川」と『河』ー被爆のサブカル化に抗して/林幸子の「ヒロシマの空」にこめられたもの)/4 『河』上演台本(二〇一七年) 米占領下の広島を舞台に、芸術と政治との相克に苦しみながら、理想社会の実現へと疾走する、「原爆詩人」峠三吉(1917〜53)らを描いた戯曲『河』は、改稿を重ねながら、60〜70年代に全国各都市で上演された。初演後55年を経て復活上演され、新しい世代の出演者・観客にも大きな感銘を残した本作は、再び「核」の危機が迫る今、我々に何を訴えるのか? 本 人文・思想・社会 文学 戯曲・シナリオ
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