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片平 孝 集英社
八〜一六世紀、西アフリカ内陸部の地に興隆したいくつかの黒人国家は、サハラ砂漠を越えて北から運ばれて来る岩塩と南からの金や象牙、奴隷などの交易で繁栄したという。そして、その中心には伝説の“黄金都市”があった。それらの国家はすべて消え去ったが、往時のままに岩塩が切り出されるタウデニ鉱山と、ラクダのキャラバン「アザライ」によってかつての黄金の都・トンブクトゥに運ばれる塩の交易は、二一世紀の現在も続いている。写真家の著者は、三〇年来の夢を叶え、トンブクトゥからタウデニ鉱山へ往復一五〇〇キロ、アザライに密着する命懸けの旅を敢行した。これは、美しい写真と共に綴られた四二日間の過酷なキャラバンの記録である。 楽天Books
発売日/出版年度 : 2017年05月17日頃   ISBNコード : 9784087208818
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