Box Set Classical Warner Classics
小澤征爾 ワーナー録音ボックス(25CD)
小澤征爾がかつてEMIとERATO、TELDECで制作したアルバムをまとめた限定ボックスがワーナーから登場。オリジナル通りの曲目構成が採用されたそれぞれのディスクは、オリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに封入されているので、CD鑑賞時のジャケット眺めの楽しみにも役立ちます。
【1960年代】
N響事件ののち海外に活路を見出そうとした小澤征爾は、1964年、シカゴのラヴィニア音楽祭で代役出演で成功を収め、それが縁でRCAにシカゴ響との録音を開始、1965年にはカナダのトロント交響楽団の首席指揮者に就任して世界的なキャリアを本格的にスタート。1969年にはEMIにレコーディングを開始しています。
◆シカゴ交響楽団→R=コルサコフ:シェエラザード、バルトーク:管弦楽のための協奏曲、ヤナーチェク:シンフォニエッタ、ボロディン:だったん人の踊り
【1970年代】
1970年代は小澤征爾が飛躍した年で、サンフランシスコ響とボストン響の音楽監督になったこともあり、いろいろなレーベルにレコーディングをおこなうようになります。
◆シカゴ交響楽団→ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
◆パリ管弦楽団→チャイコフスキー交響曲第4番、ストラヴィンスキー:『火の鳥』、ワイセンベルクとのラヴェル&プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集、ベロフとのストラヴィンスキー:ピアノ協奏曲集
◆日本フィルハーモニー管弦楽団→潮田益子とのヴァイオリン協奏曲集、ツトム・ヤマシタとの現代作品集
◆ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団→パールマンとのヴァイオリン協奏曲集
【1980年代】
1980年代に入ると、小澤征爾は次代を担う指揮者と評されて活動の国際化も進み、レコーディングもさらに増えることに。この頃からロストロポーヴィチとの交流もあり、エラートへの録音もおこなうようになります。
◆フランス国立管弦楽団→ビゼー作品集(2枚)、ムターとのスペイン交響曲、サンサーンス:オルガン交響曲
◆ボストン交響楽団→ストラヴィンスキー:『火の鳥』、パールマンとの現代ヴァイオリン協奏曲集、チャイコフスキー:悲愴、ロストロポーヴィチとのドヴォルザーク
◆ベルリン・フィルハーモニー→ワイセンベルクとのガーシュウィン、チャイコフスキー:管弦楽作品集
◆フィルハーモニア管弦楽団→スピヴァコフとのチャイコフスキー
◆ロンドン交響楽団→ロストロポーヴィチとのプロコフィエフ
【1990年代】
ボストン響きの音楽監督を務める一方で、サイトウ・キネン・オーケストラの音楽監督にも就任。EMI、エラート、TELDECへの録音はいったん終了となります。
◆ボストン交響楽団→パールマンとのアメリカ作品集、デュティユー:時間の影
◆ロンドン交響楽団→ロストロポーヴィチとの現代作品集
【収録情報】
Disc1
● R=コルサコフ:『シェエラザード』
● ボロディン:『だったん人の踊り』
シカゴ交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音時期:1969年
録音場所:メダイナ・テンプル、シカゴ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
制作レーベル:EMI
『シェエラザード』、『だったん人の踊り』共に、小澤征爾若き日のイキの良いスタイルでシカゴ響から覇気に富むサウンドを引き出した快演。小澤征爾は1963年にシカゴのラヴィニア音楽祭に出演して以来、シカゴ交響楽団とは何度も共演しており、ここでもリムスキー=コルサコフの美しい和声などでその成果を聴かせています。Disc2
● バルトーク:管弦楽のための協奏曲
● コダーイ:『ガランタ舞曲』
シカゴ交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音時期:1969年
録音場所:メダイナ・テンプル、シカゴ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
制作レーベル:EMI
小澤征爾がシカゴ交響楽団を相手に録音したバルトークの管弦楽のための協奏曲は、構えが大きめで細部の表現も大事にした演奏。25年後のボストン響との再録音(PHILIPS)で
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