ジョルジュ・パッチンスキー・トリオ、2年半ぶりの新作!
アーティスト曰く“この作品でラスト”と語る入魂の演奏
録音はもちろんヴァンサン・ブルレ
90年代、ヨーロッパ・ジャズに注目するファンの間で、じわじわと、しかし大きな注目を集めた『8 Years Old』をリリース。その後、少しばかりのブランクもありながら、2007年にリリースされた『Generations』以来、コンスタントに作品をリリース。出る作品すべてが話題を集めるジョルジュ・パッチンスキーの2年半ぶりのリリース。
今回も、ピアノ・トリオ編成。録音はもちろんヴァンサン・ブルレが担当しています!
トリオのメンバーは変わりましたが、基本路線は変わらず。一曲一曲、最長でも5分という長さでの14編という構成は、前作の『Le Voyageur sans Bagage〜荷物なしの旅』と同コンセプト。同じエンジニアが録音を担当していることにもよりますが、今回も粒立ちのいいピアノは、芯のある美しさで、陰影のコントラストも鮮やかなサウンド。フランス人らしい思慮深く、思索的なスローな演奏もあれば、スウィンギーに転がるような音の流れあり、ビル・エヴァンスをほうふつとさせる美しくも、テンション感の高いナンバーも交え、パッチンスキーがリーダーとなるピアノ・トリオの一連の世界観を感じさせます。
ブルレの手腕もいわずもがな。ブラシで刻む、繊細なスネアの響き、スティックで刻まれるダイナミックなドラミング、力強くもしなやかなシンバル・レガートを魅力的に捕えるところは、ファンの耳に今回も鮮やかに響くところとなっています。また、演奏後の残響〜減衰していく響きまでをもとらえた録音にも鮮烈なものがあります。
前作は哲学的な謎めいたドラマを自ら執筆し、その世界を音で表現していたパッチンスキーは、今回も、自ら文章を執筆。その世界を音で描き上げ、また、ジャケットには日本語表記も。パッチンスキーは、この作品を最後にするという表明もありますが、この音像は、ファンに語り継がれていくこと間違いなしです。(輸入元情報)
メンバー:
Georges Paczynski(ds, p on 13), Etienne Guereau(p), Marc Buronfosse(b)
Recorded on June 7th, 2019
Disc1
1 : Le Chemin (6:07)
2 : L'ombre (5:14)
3 : L'attente (5:24)
4 : L'inquietude (1:34)
5 : L'apaisement (1:49)
6 : Le Regard (4:25)
7 : Le Sourire (2:41)
8 : Le Geste (5:09)
9 : Le Toucher (3:46)
10 : L'eclair (6:07)
11 : L'ineffable (2:04)
12 : Le Silence (5:42)
13 : Madame d… (4:00)
14 : L'eternite (3:07)
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