Billy Cobham / Ron Carter / Kenny Barron Blow It Hard
フュージョンではありません。純正アコースティック・ピアノ・トリオです。
天才コブハムの超人技巧に酔いしれたジャズファンは多いが、コブハムも56歳、ここではロン・カーター、ケニー・バロンというベテランを相手に、スインギーナ「おかず」を見せてくれる。
三人の中では圧倒的にケニー・バロンが好調、特にバド・パウエルの十八番曲“バウンシング・ウィズ・バド”ではオリジナルとも違うケニ・バロン独自のスイング感を出しており、ゲッツとの共演以降、急速に円熟味を増してきた近年の活躍を証明する演奏だ。
オリジナルの“アンド・ゼン・アゲイン”も「パウエリッシュ」な曲調で、パウエルに対するケニーの尊敬の念が伝わる。
ケニーにだけ9星。
なお、オーディオファンには、「ナグラ」のポータブルレコーダーNAGRA D2で24ビット録音されている、ことを付け加えておこう。
Disc1
1 : Stella By Starlight
2 : Autumn Leaves
3 : New Waltz
4 : Bouncing With Bud
5 : 'Round Midnight
6 : And Then Again
7 : I Thought About You
8 : Somaday My Prince Will Come
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