Organ Classical Brilliant Classics *
ヴェルディも絶賛したボッシのオルガン協奏曲
オルガン協奏曲集〜ボッシ、ヨンゲン、プーランク
トマゾ・マッツォレッティ (オルガン)、ウジェーヌ・カルモナ (指揮)ヘルヴェティカ管弦楽団
イタリアの交響的オルガン音楽の先駆的存在であるボッシのオルガン協奏曲は30分ほどのメロディアスで聴きやすく迫力もある作品。敬虔なヨンゲンの讃歌、変化に富むプーランクのオルガン協奏曲も収録。録音はスイスのプロテスタント教会でおこなわれ、同教会のコンクールで優勝したイタリアのマンツォレッティが独奏、ウクライナのカルモナがスイスのヘルヴェティカ管弦楽団を指揮して共演しています。
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作品について
ボッシ: オルガン、弦楽器、4本のホルンとティンパニのための協奏曲
イタリア世紀末の作曲家、マルコ・エンリコ・ボッシ[1861-1925]は、非常に親しみやすい作風の音楽を書いた人物。このオルガン協奏曲も壮大なサウンドがわかりやすい楽想と合致して30分間飽かずに楽しませてくれます。かのジュゼッペ・ヴェルディは、この曲の楽譜を読んだ後、「極めて大胆で力強い効果」を持つ音楽であると絶賛しています。
ヨンゲン: 讃歌
オルガン音楽の巨匠、ジョゼ・ヨンゲン[1873-1953]は壮大な作品をたくさん書いていますが、ここでは演奏時間10分ほどの神秘的ながらも親しみやすい「讃歌」を収録。
プーランク: オルガン、弦楽器、ティンパニのための協奏曲
オルガン・ファン以外にもよく知られている人気曲。単一楽章で23分ほどの作品で7つの部分から構成されています。機知に富むプーランクならではのさまざまな曲調を楽しめる作品です。
演奏者について
トマーゾ・マリア・マッツォレッティ (オルガン)
1991年、ミラノの西約40キロのノヴァーラに誕生。ピアノを学んだ後、12歳でオルガンの勉強を開始。故郷近くのセージアのサン・ナザロ修道院とヴェルチェッリ大聖堂のオルガニストを10年間務めた後、2016年、スイスのヴォー州にあるグランのプロテスタント教会オルガン・コンクールで優勝。2020年にはローザンヌの聖テレーゼ・カトリック教会の首席オルガニストに就任。下の画像は、このCDの録音をおこなったグランのプロテスタント教会のオルガンです。
CDは、Brilliant Classics、IMDなどから発売。
ヘルヴェティカ・オーケストラ
ヘルヴェティカ管弦楽団は、スイスを拠点とするオーケストラで、スイス・ロマン派クラシック音楽の普及を目的として2021年に設立。スイス内外の若手実力派で構成され、2023年6月に交響曲初演を行うニーダーマイヤーをはじめ、スイスの著名な作曲家の作品を幅広く演奏。指揮者ウジェーヌ・カルモナのもと、ヘルヴェティカ管弦楽団は音楽を通じてスイスの豊かな文化遺産を守り、広めることに力を注いでいます。
CDは、Brilliant Classicsなどから発売。
ウジェーヌ・カルモナ (指揮)
キエフの生まれ。10歳でパリでピアノの勉強を始め、数年後、パリのスタインウェイ・コンクールで優勝。2011年にスイスに移り、ローザンヌ音楽院で修士号を取得。卒業後は教育活動のほか、ピアニスト、指揮者としても活動。
CDは、Brilliant Classicsなどから発売。
収録作品と演奏者
マルコ・エンリコ・ボッシ (Marco Enrico Bossi)[1861-1925]
◆オルガン、弦楽器、4本のホルンとティンパニのための協奏曲 イ短
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