第1章ではニーズとシーズの対応を各劣化現象に関して一覧表としてとりまとめている。第2章では、構造物の現状を直接的に把握することができる情報(強度、弾性係数、変位)を取得するための各種非破壊試験の測定マニュアルを、第3章では空洞や鉄筋などの構造物の内部情報を取得するための測定マニュアルを記述している。なお、各試験方法には必ず実施測定例を記述し、測定結果や測定後の分析方法が理解しやすいように配慮した。第4章では、各非破壊試験の利点を活用して総合的に診断を実施する複合非破壊試験による診断方法の提案を試みている。
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