エッセイ『園芸家の12カ月』や童話『こいぬとこねこのおかしな話』など、弟カレルとのコラボで日本でも人気の高いチェコスロヴァキアの画家でエッセイスト、ヨゼフ・チャペック(1887-1945)。彼はナチズムがヨーロッパを席捲する危機的な状況のもとで、自由と平和、そして民主主義のために、独自のしなやかなタッチで、連作『独裁者のブーツ』をはじめ、「反ファシズム」をテーマにした1コマ漫画や諷刺画を描きつづけました。本書は当時の新聞紙に掲載された貴重な作品を集成し、強制収容所で没するまでの生涯をたどった、日本語版オリジナル編集です。
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