ジッドゥ・クリシュナームーティ/大野純一(翻訳家) コスモス・ライブラリー
1947年、ようやくイギリスからの独立を遂げたものの国土の分割とともに暴力が爆発し、インドは生みの苦しみに襲われていた。ちょうどその頃インドに戻ったクリシュナムルティは苦悩する祖国の諸問題解決に手を貸すべく公開講演を催すかたわら個人的面談や手紙を通じて多くの人々と交流した。そうした人々の中には圧倒的な男性優位社会の中で不自由な生活を強いられている女性たちも多く含まれていた。本書に収録された一連の手紙は1948年6月から1960年3月にかけてある若いインド人女性宛に書かれたもので、彼の許を訪れたとき、彼女は心身ともに傷ついていた。
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