花は、草花がおとなになったサインです。じゅうぶんそだち、種をつくるじゅんびをととのえてから、花びらを大きくひらきます。花がまだ子どものときのすがたを「つぼみ」といいます。かたくとじたつぼみの中で、花はせいちょうしています。そして、花ふんをはこんでくれる昆虫がいるきせつに、おなじなかまといきをあわせ、いっせいにひらきます。つぼみは、そのときをちゃんとしっているのです。『つぼみ実物大ずかん』では、みぢかなつぼみや花を、ほんとうの大きさの写真でしょうかいします。足もとのしげみに、目をむけてみてください。目立たずひっそり花ひらくときを待つ、つぼみたちに会えるでしょう。
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