マーラー:交響曲第2番『復活』
ワルター編曲4手ピアノ版+声楽・合唱入り!
ウィルス禍の下で生まれたミニマム復活交響曲のCD。マーラーの復活交響曲をその弟子である若き日のブルーノ・ワルターが4手ピアノ用に編曲したことはよく知られているところ。これは既に録音もあるのですが、今回はそこにオリジナルの楽譜から独唱と合唱(ただし少人数)を加えて演奏しています。
4手ピアノ編曲では声部がよく聴き取れるので透明感が著しく増し、マーラーの音楽の近代性が露わになっています。一方、大編成のオーケストラ相手では全力で声を張り上げなくてはならない独唱と合唱は、力みなく美しい声を響かせることができます。よく知っているはずの復活交響曲が、なんと新鮮に聴こえることか! このミニマム復活交響曲は、オリジナルの復活交響曲をよく知っていれば知っているほど発見の多い演奏でしょう。マーラー・マニアやワルター・ファンにはぜひ聴いていただきたい一枚です。なお、トランペットはあくまで補助的に用いられています。
グレゴール・マイヤーとヴァルター・ツォラーはどちらもゲヴァントハウス合唱団のピアニスト。マイヤーは合唱の練習にも当たっています。このミニマムな復活交響曲は、新型ウィルスの猛威の下で彼らが大編成の合唱作品を上演できないことから思いついたといいます。つまりこれは、不遇な時代に負けるわけにはいかない芸術家魂の結実、と言えるでしょう。アンニカ・シュタインバッハとヘンリエッテ・ゲッデはどちらもドイツの優秀な若手歌手です。(輸入元情報)
【収録情報】
● マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』(ブルーノ・ワルター編曲4手ピアノ版、声楽とトランペット入り)
グレゴール・マイヤー、ヴァルター・ツォラー(ピアノ)
アンニカ・シュタインバッハ(ソプラノ)
ヘンリエッテ・ゲッデ(アルト)
エマヌエル・ミュッツェ(トランペット)
ゲヴァントハウス合唱団
フランク=シュテッフェン・エルスター(合唱指揮)
録音時期:2021年12月21日、2022年2月3,4日,5月9,10日
録音場所:ライプツィヒ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
第4楽章「原光」
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