ヨーロッパの旅から生まれたメンデルスゾーンの音楽を辿る
若きヴァイオリニストのセカンド・アルバム
中国系オーストラリア人ヴァイオリニスト、クリスチャン・リは2018年のメニューイン国際コンクールに10歳で史上最年少優勝を果たし、その時の『夏』の演奏で一気に国際的スターダムに上り詰めました。そしてデビュー・アルバムではヴィヴァルディの『四季』を史上最年少で録音、わずか13歳での弾き振りでした。
今回セカンド・アルバムに選んだのはメンデルスゾーン。メルボルン・シンフォニー・オーケストラとのヴァイオリン協奏曲を中心に、ライプツィヒ(ヴァイオリン協奏曲)、デュッセルドルフ(歌の翼に)、ミュンヘン(ロンド・カプリチオーソ)、ヴェネツィア(ヴェネツィアの舟歌)、ロンドン(春の歌)と、この作曲家が旅の途中に作曲のヒントを得たヨーロッパ各地を辿ります。さらにメンデルスゾーンがインスピレーションを受けた音楽(バッハ[ライプツィヒ&ベルリン]、モーツァルト[パリ])、同時代の音楽(シューベルト[ウィーン])の場所も巡ります。
このアルバムではよく知られたクリスチャンの並外れたヴィルトゥオーソの技が際立っているだけでなく、曲目にぴったりの評判のよいすばらしい編曲もされています。クリスチャンのための最新の編曲もあり、その中の1曲は国際的に活躍する中国のギタリスト、スーフェイ・ヤンと共演しています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2〜S.パーキンによるヴァイオリンと室内アンサンブル編
2. メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ Op.14〜A.Yampolskyによるヴァイオリンとピアノ編
3. シューベルト:セレナード D.957-4〜M.エルマンによるヴァイオリンとピアノ編
4. メンデルスゾーン:春の歌 Op.62-6〜E.Krossによるヴァイオリンとピアノ編
5. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
6. J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244より『憐れみたまえ』〜S.パーキンによるヴァイオリン、チェロと室内アンサンブル編
7. モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番ホ短調 K.304
8. メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌 Op.62-5〜S.パーキンによるヴァイオリンとギター編
新編曲(1,2,6,8)
クリスチャン・リ(ヴァイオリン)
Laurence Matheson(ピアノ:2,3)
ジェイムズ・ベイリュー(ピアノ:4,7)
David Berlin(チェロ:6)
スーフェイ・ヤン(ギター:8)
メルボルン交響楽団(1,5,6)
サー・アンドルー・デイヴィス(指揮:5)
録音時期:2022年2月11日(2,3)、8月10日(4,7,8)、12月9-15日(1,5,6)
録音場所:オーストラリア、メルボルン・リサイタル・センター(1-3,5,6) イギリス、サリー、メニューイン・ホール(4,7,8)
録音方式:ステレオ(デジタル)
Powered by HMV
楽天Books