キアラ・カルミナーティ/関口 英子/古山 拓 岩波書店
第一次世界大戦時の北イタリア。男たちが戦場へ行ったあと、お母さんとも離ればなれになってしまったイオランダは、村から町へ、さらに海辺へと、妹とともになぞと危険に満ちた旅を重ねます。目の見えないアデーレおばさん、そして存在すら知らなかったおばあちゃん…戦時下の思いがけない出会いによってイオランダの人生が大きく動きだします。恋に目覚めたばかりの13歳の少女がもつれた家族の糸をほぐし、自分の手で生きる力をつかみとっていく感動の物語。イタリア文学の最高峰“ストレーガ賞”児童書部門(11〜15歳の部)受賞作。
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