2002年、日本は初めてワールドカップを開催することになった。過去15回の歴史を振り返ったとき、それまで出場経験がないままにワールドカップを開催する権利を手にした国は、-第1回大会のウルグアイを除けばーただの一国もない。“経済力にモノをいわせてFIFAの慣例を覆した世界で唯一の国”という印象を拭い切れないのはそのためである。そんな悪評を一蹴するためにも、“加茂ジャパン”は「1998ワールドカップ・フランス大会」という“真の国際舞台”で、大いに「日本」の名を世界にアピールする必要があるのだ。本書は、その加茂ジャパンを応援するすべてのサポーターに捧げる、究極の“日本代表観戦マニュアル”である。個々の選手の“フィールドを離れた部分の素顔”や隠れたエピソードを満載した、サッカー界初の一冊でもある。
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