処女作『ヘーゲルとマルクス』ついに刊行。青年黒田が精魂をかたむけて書き上げた最初の本は、論壇から黙殺をもって応じられた。「四面楚歌」と悲嘆に暮れながらも、民族解放闘争への希望を燃え立たせて"世界革命の前夜における理論戦線"に立ち向かう。松村一人・甘粕石介『ヘーゲル』―一九五二年五月五日ルフェーヴル『マルクス主義』(クセジュ文庫)―一九五二年五月六日『スターリン全集』第六巻(大月書店)―一九五二年五月二十日柳田謙十郎『現代実践哲学』―一九五二年六月二十八日『理想』第二二九号―一九五二年七月三日毛沢東『矛盾論』(『毛沢東選集』第三巻)―一九五二年七月八日『スターリン全集』第一巻―一九五二年七月二十日Viktor Stern,Stalin alsPhilosoph―一九五二年七月二十一日季刊『理論』第一八号―一九五二年七月二十二日Luk´acs,Der Junge Hegel〔ほか〕処女作『ヘーゲルとマルクス』遂に刊行。青年黒田が精魂をかたむけて書き上げた最初の本は、論壇から黙殺をもって応じられた…。黒田寛一が東京高校在学中から、独学の道を歩み始めるまでの8年間に記した読書日誌。
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