2020年3月6日、7日、アメリカ、ロサンゼルス。最初のロックダウンが始まる僅か数日前に16人のミュージシャンが一同に会した二日間の記録。場所はハリウッドにあるベアフット・スタジオ(現在の名称)。アルバム『SASKAMODIE』以降の作品ではストリングスを活かした楽曲が多数披露されていますがこれほどアルバム全体に全面に出た作品は初めてのこと。オーケストラル・アルバムということばから喚起するものともまた異なる、普段、弦楽に親しんでいない方にも開かれた、皆で倍音を出す、この空気感。教会音楽を奏でているわけではないのにとてもSOOTHING。ありきたりな癒しだとか、クワイエットでもない、こころを鎮めてくれる温かみのある音楽。日本製の最初のアナログシンセといわれる、Roland Sh-1000の音色を忍び込ませるのもMOCKY印の妙味。 (C)RS
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