権力‐知"から"主体‐真理"へ―晩年の思考への深く静かな転回点。権力論から"真理による統治"の哲学への飛翔フーコー思想の転回を証す貴重なドキュメント。セプティミウス・セウェルスの裁きの部屋。オイディプスの物語との比較権力の行使と真理の現出化"=表明"(manifestation)。真なるものの純粋な現出化としてのアレテュルジー。アレテュルジーなきヘゲモニーはないこの権力と真理の関係が現代に至るまで恒常的に存在していたこと。二つの例。王宮、国家理性と魔女狩り(ボダン)今年度の講義計画。真理による人間たちの統治の概念を練り上げること。知‐権力の主題からの移動。権力概念から統治の概念へ(過去二年間の講義)。知の概念から真理の問題へ権力行使と真理の現出化の関係を考える五つの方法。ボテロの原理、ケネーの原理、サン=シモンの原理、ローザ・ルクセンブルクの原理、ソルジェニーツィンの原理。これらの狭さ。合理的統治性の誕生に先立つ、統治と真理の関係。この関係は、功利的な知識より深い水準で取り結ばれる統治と真理の諸関係(続き)この関係の一例。『オイディプス王』の悲劇。ギリシア悲劇とアレテュルジー。オイディプスの王権の主題を中心とする戯曲の分析オルトン・エポス、すなわち従わなければならない正しい言葉の表明の条件。一連の半分の法則。真理の手続きには神的・予言的半分と人間的な半分がある。シュンボロンの働き。神的なアレテュルジーと奴隷のアレテュルジーの比較。アレテュルジーの歴史的二形態、すなわち、神託による宗教的アレテュルジーと証言に基づく法的アレテュルジー。戯曲における両者の補完性『オイディプス王』(続き)本年度の講義の対象。真理陳述の手続きにおける「私」という要素。一人称で真を語ることは、どのよう
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