第1篇 現代日本における金融危機の基礎過程―バブル経済化の進展とその崩壊(現代日本における「ストック経済化」と地価変動;現代日本における土地取引)第2篇 現代日本における金融危機の展開―1997年11月に本格化した金融危機(木津信用組合の経営破綻とその破綻処理;兵庫銀行の事実上の経営破綻とその破綻処理;第一次金融危機と住専処理―日本型TBTF体制の原型 ほか)第3篇 現代日本における金融危機管理体制(日本型TBTF体制の成立―日本銀行のLLR機能の乱発、預金保険法の改正、金融機能安定化緊急措置法の制定;日本型TBTF体制の確立―金融機能再生緊急措置法、金融機能早期健全化緊急措置法を中心に;日本型TBTF政策・体制とは何であったのか ほか)1990年代の金融危機に対して、政府はいかなる政策スタンスで危機管理を行ったのか。経済過程としての貨幣信用恐慌と、それに対する上部構造的介入としての金融危機管理政策との相互作用に着目した金融危機分析。
Honya Club.com