JPY ¥524
五木寛之「髪を洗う話」、渡辺淳一「いわゆる遊離症について」など、大作家が素顔を垣間見せる随筆や、いとうせいこう、宮沢章夫ら若手人気作家の現代を切り取る鮮やかな視線。司馬遼太郎の担当だった銀行マンの思い出や、小学校五年生の女の子の瑞々しい感性。97年に発表され、プロアマ問わず選び抜かれた62篇のベスト・エッセイ。五十六の美容整形(はさみ(岩井礼子);その後の「あぐり」(吉行和子);本棚の前の変な人々(永江朗) ほか)中年シングルの「忘却力」(「モモワレ」はエッチか?(塩田丸男);本を作る話(中村真一郎);ゆで卵の追想(王柯) ほか)司馬さんの形見(夏空に立つ雲(妹尾河童);太宰文学の「母」(長部日出雄);いわゆる遊離症について(渡辺淳一) ほか)最高の贈り物(「二千人の歯医者」と「瀟洒」(金井美恵子);『荷風と東京』のあと(川本三郎);日の丸(久世光彦) ほか)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
パラダイム転換がもたらす未知への取組み。経済産業審議官、経団連21世紀政策研究所事務局長、国際経済連携推進センター理事長による鼎談録を含め、産業界、官界、学界、NGOから有識者25人が語る"グローバリゼーションの行方"、"ニューノーマルの具体像"、"世界各国・地域のコロナへの向き合い方とその教訓"。第1章 グローバリゼーションの行方(グローバリズム終焉後の世界像―コロナが炙り出した「国家と社会」(袴田茂樹);パンデミックが照らし出した風景(高橋和夫) ほか)第2章 ニューノーマルとは何か(COVID‐19後の新デジタル経済における10の「ニューノーマル」(横澤誠);コロナの先のグローバル化はどうあるべきか(戸堂康之) ほか)第3章 コロナと向き合う世界(アメリカの混乱とポスト・コロナの世界(久保文明);ポストコロナ危機と国際社会の脱中国の可能性(柯隆) ほか)第4章 特別鼎談「ポスト・コロナの経済社会のあり方」(田中繁広×小島明×太田誠)   Honya Club.com


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中国の小説は、唐代に至ってはじめて小話から小説となる。その形態が「伝奇」である。そこには創作意識があり、読者をも想定している。唐の都長安には、官僚になるために中国各地から有為の青年たちが集まっていた。そこから生じる明暗やロマンスなどを踏まえて多くの作品が書かれた。本書では、「人虎伝」(中島敦「山月記」の原典)、「杜子春伝」(芥川龍之介「杜子春」の原典)など十一編を収める。枕中記任氏伝柳氏伝李章武伝人虎伝霍小玉伝南柯太守伝謝小娥伝李娃伝長恨伝鴬鴬伝杜子春伝中国古典の原文の読みどころに、書き下し文と解説・背景を加えた、読みやすくてコンパクトなシリーズ。本書は、唐代に入って現れた「伝奇」小説の中から、「人虎伝」「杜子春伝」など11編を収録。   Honya Club.com

(PR) 浄安寺

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埼玉は全国5位の人口を有する大県となった。その大半は新県民。本文庫は"埼玉を愛す"県民を願い、辛亥銘鉄剣から江戸幕府の天領を経て近代埼玉に至る悠久な歴史を古社寺、人物、事件などの焦点を合わせ、コンパクトな姿で紹介する新ふるさとガイド。浄安寺までの道開山上人・天誉了聞中世の浄安寺高力清長と浄安寺児玉南柯文化財と寺宝   Honya Club.com


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義兄の暗殺、神風連の変、西南の役、台湾総督時代など、日露戦争を勝利に導き、海軍の東郷と並び称された満州軍総参謀長の55年の生涯を、政界の黒幕といわれた親友が思いこめて記す。鳳児出産の報、詩会の莚を賑わす百合若と命名してその前途を祝す誕生の祝宴に志士国事を激論す佐幕党、半九郎を陥れんと謀る浅見氏を養うて一家の断絶を免かる二青年相謀りて富山を刺さんとす富士源二郎わずかに身をもって免かる親類寄合に托して巌之丞を暗殺す瑞巌の故事を説いて蕃根、鍵を励ます新知を排領して名を源太郎と改む奥州征伐を了えて仏式練習生となる脱隊鎮蕉を兼ねて郷里に母を省る佐賀の乱に奮闘してついに重傷を負う熊本に転職して神風連の変に遭う暴徒官邸を襲うてついに種田少将を斬る髪を刺り装を変じて討伐のことに従う仁尾大属と謀りて善後の策を講ず西郷謀反の報到り熊本篭城に決す猛火を冒して危く弾薬函を搬出せしむ俊髦を挙げて検疫の事実を大成す台湾統治のために後藤を重用す処士蕃界に入りて柯頭目を招降す敗残の勇将総督の仁慈に感泣す台湾神社を奉祀し明治橋を架設す台湾名物禿八百屋の命名親となる古亭庄に野裁の耕作を奨励する〔ほか〕   Honya Club.com