今もなお日本各地の島にその形を止めている貴重な遺産たちを、写真を添えて背景などを解説。第1章 戦争関連遺産(対馬要塞姫神山砲台跡、同豊砲台跡(対馬島・長崎県対馬市);奄美大島南部の戦争遺産(鹿児島県瀬戸内町);加計露麻島の戦争遺産(鹿児島県瀬戸内町);東京湾要塞砲台跡(猿島・神奈川県横須賀市);中里戦闘指揮所跡、掩体壕、電波探知基地跡(喜界島・鹿事島県喜界町) ほか)第2章 産業・文化遺産(佐渡金山(佐渡島・新潟県佐渡市);銅製錬所跡、採石場跡(犬島・岡山県岡山市);採石場跡(小与島・香川県坂出市);造船所跡(小佐木島・広島県三原市);精錬会社社宅跡(生野島・広島県大崎上島町) ほか)海上保安庁が1987年に調査した結果によると、日本を構成する島の数は6,852あるそうです。 このうち北海道・本州・四国・九州、場合によって沖縄本島も加えた4島または5島を「本土」と扱います。 本書では、主に本土以外の島に残された産業遺産や戦争遺産、文化遺産にスポットを当て、地図や豊富な写真資料とともに「島に遺された遺産」を紹介しています。その数、実に100以上。 たとえば対馬島(長崎県・対馬市)に残された対馬要塞姫神山砲台跡。 この島を紹介するために、島の簡略地図を掲載。島のどこに砲台跡があるのか。その砲台はいつ建設されたのか。どんな戦いの舞台となったのか。 そうした歴史的な背景についても解説しながら、現在どのような姿になっているかまで、その全容を知ることができます。 こうして解説されている遺跡は、佐渡金山や採石場跡、造船所跡など、約40項、100ポイント超。 「島」に関する著書を多数持つ斎藤潤が書き下ろす、最新の資料をご覧ください。
Honya Club.com