1 キャスティング(自分だけのキャスト;「真っすぐ振ってください」はヘタの始まり ほか)2 プレゼンテーション(デッドドリフト;ハイスティック・ニンフィング ほか)3 水を読む(魚は変化を好む;鱒のバスタブ ほか)4 フライ(ペアの相性;見えないと食えない ほか)5 その他、いろいろなこと(恐怖心と釣果は反比例する;フェルトとラバー ほか)フライフィッシング書籍の米国における伝説のベストセラー『The Little Red Book of Fly Fishing』 の日本語翻訳版。発売以来10年以上が経過しながら、未だにフライフィッシング部門で常にベスト3の一角をキープしている稀な技術指南本です。「こうしなくてはならない」的な内容が多い一般的なフライフィッシング教本と一線を画しているのは、「なぜこうしなくてはならないか」という理由や背景がわかりやすく記されていることです。その理由は著者の経歴にあってカーク・ディーターとチャリー・マイヤーズはふたりともField & Stream、Fly Fisherman、Rod & Reel、Outdoor Lifeといった米国のメジャーアウトドア雑誌のライターであり、単なる釣り名人ではないからです(ディーターはフライフィッシング・ガイドでもある)。どんなに釣りが上手くても、釣る方法を他人に上手く伝えることは極めて困難な作業で、しかもそれを文章にすることは至難といっていい。その極めて稀、かつ幸運なケースがこの本なのです。本書は1)キャスティング 2)プレゼンテーション 3)水を読む 4)フライ 5)その他 の5つのパートに分かれており、それぞれのテーマごとにビギナーからベテランまで、あらゆるレベルのフライフィッシャーに向けた250項目ものヒントやアドバイスが著者の経験談などを交えながらわかりやすく記されています。以下、パート1の冒
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