コンピュータでお金を扱う基本的な手法から、暗号の基礎やハッシュ、公開鍵暗号、P2Pのようなブロックチェーンの基礎技術を、Pythonを使って解説します。またPythonのエキスパートでなくても読みやすいように、なるべく平易なプログラムコードとなるように書かれています。01 イントロダクション02 Pythonにおける数値計算03 履歴とデータ04 暗号の基礎05 ハッシュ06 ブロックチェーンとハッシュ07 公開鍵暗号と契約08 P2P(Peer to Peer)09 ブロックチェーンの応用10 アウトロダクション"Pythonで学ぶブロックチェーンの基礎この書籍はブロックチェーンの入門書です。分散型台帳とも呼ばれるこの技術は,ビットコインのような仮想通貨をはじめとして,さまざまな技術革新をもたらすと期待されています。インターネットに匹敵する発明とも言われているブロックチェーンは,スキルを持った人材が少ない分野でもあります。特に技術に通じたエンジニアは「売り手市場」で,求人の待遇も高いようです。書籍の執筆にあたっては,ブロックチェーンを理解するために必要な技術について,できるだけ前提知識を必要とせずに理解できるよう心がけました。コンピュータでお金を扱う基本的な手法から,暗号やハッシュ,公開鍵暗号,P2Pのような技術を,コンピュータやプログラミングの知識をお持ちでない読者にも理解していただけるように配慮して執筆しました。技術的な解説には,実際に動作するプログラムを数多く添えました。ブログラムはインターネットとWebブラウザがあれば動かせます。煩わしいアプリのインストールや環境構築をせずにすむので,ぜひ実際にプログラムを動かしながら読み進めてください。人間は試し,動かすことでより深い知識を得ることができま
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