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ソ連の脅威が後退し、さらに厳しい財政制約にさらされる中、米国は冷戦終焉をまたいでなぜ、いかにして先端技術への投資を進めていったのか。そしてその意図は、軍備をめぐる冷戦後の政策にどのような形で反映されていったのか。技術発展と政治的意思の共変を理論的、実証的に明らかにする。序章 軍備をめぐるイノベーション―冷戦終焉と制約下における米国の政策選択第1章 本書の分析視角第2章 レーガン軍拡期における通常兵器技術の開発第3章 脅威の変容と軍備の論理―1989年第4章 脅威の後退と研究開発投資の重点化―1990年第5章 湾岸戦争と政策転換の加速―1991年第6章 マクロトレンドの変容と個別の政策論争―研究開発・調達プログラムの分析第7章 イノベーション志向の装備調達政策―冷戦終焉後の履行とその定着終章 軍備をめぐる政策選択の論理ソ連の脅威の後退、またそれにもかかわらず進められた研究開発投資を背景とする質的な軍拡により、アメリカは唯一、圧倒的な軍事力を保持する国となったが、予算制約がある一方で進化を続けている装備のマネジメントに苦慮している上、中東の紛争や政治的混乱、またテロの頻発などにおいて、せっかくの装備が有効に活用できているとは言えない状況にある。本書は、こうした、現在米国が抱える軍備の問題の一端を冷戦末期の意思決定に見出した上で、さまざまな公開資料を丁寧に読み解きながら、その後、どのような議論がなされ、政策選択がなされていったのか、そのダイナミズムを明らかにしている。本書の検討は、国際政治と科学技術の関係を捉える一事例ともなるだろう。   Honya Club.com


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齋藤孝祐/軍備の政治学 制約のダイナミクスと米国の政策選択    HMV&BOOKS online


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「個人も国家もガッカリしたくない」。行動経済学が教えるこの意思決定モデルを応用すれば、傍若無人な中国のふるまいも明快に予想が可能。2030年までに必ず暴発し、自滅するであろう隣国からの被害を最小限にとどめるための防衛論。第1章 日本帝国を「同時多正面戦争」に誘導した「プロスペクト」は何だったのか(アフガニスタンを「一帯一路」に組み入れようとする中国の狙い;「パキスタン・ルート」のパイプラインの利用価値は下がる? ほか)第2章 習近平はなぜ中国の核軍備を劇的に変容させなければならないか(「東風41」の地下サイロ配備が始まった;中国の沙漠地帯で急激に増え始めた中国のICBM基地 ほか)第3章 習近平の"多産化政策"が裏目に出れば、わが国に逆転のチャンスがある!(なぜ国防を考えるときに「少子高齢化」が大きな関心事になるか;戦う前から結果が見えた「覇権」のゆくえ ほか)第4章 「茫蠡のプロスペクト」を意識した対中制裁―これが人類の悪夢を終わらせる(未知の政治に期待など寄せない中国人;「怒り」のしぶとさは、「喜び」以上? ほか)2030年までに必ず暴発する中国からの被害をいかに最小限にとどめるか?ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学の「人はガッカリしたくない」という意思決定モデルから中国弱体化の秘策を構想する 国際法を平気で無視して自己の利益をあつかましく要求する中国。しかし彼らの傍若無人な政治体制がそれほど長くは続かないことは、すでに明らかだ。なぜなら「社会の急激な少子高齢化」と「労働力不足」が解除不可能な時限爆弾として必ず中国経済を空洞化させていくからだ。ただし、彼らが限界点に達する2030年までに、習近平による最後の悪あがきが顕在化してくる可能性は高いと見なければならない。すでに   Honya Club.com


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知識は個人のものというより社会のものとはどういう意味か、科学は政治とどうかかわり、科学者はどういう社会的な力をもつか、我々の社会はテクノクラシーへと進んでいるのか。こうしたもろもろの問いは、科学・技術が巨大な力となっている現在、科学者・技術者だけでなく、社会一般の人々、これから科学者になろうとする学生にも重大な意味をもつものである。本書は、一般の人々にもわかりやすい言葉で、これら「科学社会学」の基本の諸問題を論じたもので、現代社会における科学の実像を明らかにし、人間社会の将来を考える素材を提供している。第1章 科学の興隆(成長;成長の背景;近代科学;科学・技術と軍備)第2章 科学者社会の内部で(研究の社会性;誰が重要か?;何が重要か?)第3章 権威(一つの実験;解釈;科学の権威)第4章 社会のなかの専門家(科学主義;テクノクラシー;もう一つの見方)第5章 未来を考える(いろいろの可能性;いろいろの不可能性;いろいろの危険)   Honya Club.com


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非暴力"の政治学。市民一人ひとりを主体とする非暴力闘争により独裁体制を無力化し、武器なき社会を実現するための戦略とは。アラブの春をはじめとする多くの民主化革命において人々に指針を示してきた理論家による実践の書。第1章 戦争なき防衛?(防衛の必要性;市民力による防衛 ほか)第2章 権力の源泉を利用する(予想外の力量;他人頼みの支配者たち ほか)第3章 権力を行使する(非暴力の武器体系;非暴力行動の方法 ほか)第4章 市民力による防衛(新しい防衛政策を発展させる;国土への侵略あるいは集団殺害 ほか)第5章 「超軍備」に向けて(事前の準備なき非暴力闘争と"市民力による防衛";"市民力による防衛"を行う動機 ほか)武器を持たずに外国の侵略に抵抗し、国内の独裁体制を抑止・打倒することは可能か。国家ではなく市民ひとりひとりを主体とする非暴力抵抗運動により悪しき体制の権力の源泉を無力化し、軍事システムを超える武器なき防衛体制を実現するための道筋を示す。「アラブの春」においても大きな注目を集めた「非暴力の政治学」の先駆的研究者による、憲法第9条を考えるうえでも必須の書。   Honya Club.com


JPY ¥3,960
日本政治の実証分析、レヴァイアサン、再軍備、日独・日仏比較、自由主義的改革、政界再編、ポピュリズム、新左翼、ジェンダー。「大嶽政治学」の軌跡。第1章 政治学との出会い第2章 東大紛争のなかで第3章 アメリカに渡って第4章 日本政治研究の開始第5章 仙台での生活第6章 ドイツ留学の決断第7章 レヴァイアサン・グループ第8章 京都での日々第9章 新しい研究へ第10章 政治学の将来"日本政治の実証分析、レヴァイアサン、再軍備、日独・日仏比較、自由主義的改革、政界再編、ジェンダー、ポピュリズム、新左翼……日本政治研究をリードした「大嶽政治学」の軌跡●著者紹介大嶽秀夫東北大学名誉教授、京都大学名誉教授。『現代日本の政治権力経済権力』(三一書房、1979年。増補新版1996年)、『アデナウアーと吉田茂』(中央公論社、1986年)、『自由主義的改革の時代──1980年代前期の日本政治』(中央公論社、1994年)、『戦後政治と政治学』(東京大学出版会、1994年)、『日本型ポピュリズム──政治への期待と幻滅』(中公新書、2003年)、『新左翼の遺産──ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会、2007年)など著書多数。*宗前清貞関西学院大学総合政策学部教授。『日本医療の近代史』(ミネルヴァ書房、2020年)、『ポリティカル・サイエンス入門』(共著、法律文化社、2020年)、『現代日本政治の争点』(共著、法律文化社、2013年)、『専門知と政治』(共著、早稲田大学出版部、2009年)など。酒井大輔会社員。"Who is Peer Reviewed? Comparing Publication Patterns of Peer-reviewed and Non-peer-reviewed Papers in Japanese Political Science,"(Scientometrics, Vol. 121, Issue 1,2019, pp. 65?80)、「戦後政治学の諸潮流──計量書誌学的分析一九   Honya Club.com


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本書はポスト冷戦と称される変動極まりない現在の国際政治の諸相を、日本外交の将来に対する視座を提供するという観点から考察することを狙いとした「国際政治学」「国際関係論」を学ぶ学生のために編集された最適のテキスト。新世紀に入りさらに不透明さを増す国際政治を読み取るために、最新の動向・情報を加えた待望の新版。第1部 戦後国際政治の構造と変動(軍備管理・軍縮問題の展開―冷戦期の遺産とグローバル化時代の課題;米ソ冷戦の発生・展開・終焉―「長い平和」とその後;ポスト覇権システム下の超大国アメリカ―封じ込め政策から拡大・関与政策へ ほか)第2部 地域におけるイッシュー(冷戦後の中国とアジア―新たなる秩序構築に向けて;冷戦後の朝鮮半島―冷戦期対立構造の呪縛;冷戦後の東南アジア―新たな地域秩序形成に向けて ほか)第3部 現代日本外交の状況と問題(日本外交のアイデンティティーと心理―東西と大小の交錯;日本と経済摩擦―二国間摩擦から多国間摩擦へ;日本外交における「援助」―ODAの役割と課題)   Honya Club.com


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「児玉があともう少し長く生きていれば、日本の針路は変わっていた」台湾統治を軌道に乗せ、日露戦争を勝利に導いた"窮境に勝機を識る"名将の実像を、防衛省防衛研究所、防衛大学校で児玉を講義した明治軍事史の専門家が、軍事学的視点と新史料「児玉源太郎関係文書」を初めて使用し描き出す。通説を覆す決定版評伝!明治天皇の御沙汰書第1部 萬里南を鎮めて快哉を叫ばん(四十二の二つ児;河東の精兵;憤涙、雨の如く滴る;児玉参謀は健在なるや;妖気地を捲き山河を蔽う ほか)第2部 戦血山野を染めて総て荒涼中に在り(軍備充実と軍政刷新―軍制大改革;大鉈を揮って削るべし;名利は糞土の如し;初戦の結果は全局の成敗に関する;諸君の意見は国家の意見なり ほか)児玉源太郎とは?―窮境に勝機を識る男台湾統治を軌道に乗せ、日露戦争を勝利に導いた"窮境に勝機を識る"名将の実像を、防衛省防衛研究所、防衛大学校で児玉を講義した明治軍事史の専門家が、軍事学的視点と新史料「児玉源太郎関係文書」を初めて使用し描き出す。日露戦争の作戦を指導した男の虚像と実像を暴く。新史料で通説を覆す決定版評伝!「児玉源太郎関係文書」を使用した初の評伝! ・児玉は二〇三高地で何をやったのか?・児玉の用兵思想とは?・児玉は天才的戦術家だったのか?・統帥権改革の真相は?・児玉が台湾統治で用いた「油さし政治」とは?二〇三高地攻略戦を指導し、日露戦争を勝利に導いた男・児玉源太郎。だが、児玉は戦争・作戦指導のみならず、軍事行政、軍制改革、軍隊教育、植民地統治でも成功を収めた。さらに、児玉には「平時の予言的改革者」としての側面もあった。これまでにも児玉の評伝は複数刊行されているが、近年になり公開された「児玉源太郎関係文書」を含む児玉関係史料を網羅的に収集すること   Honya Club.com


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日本を代表する知性を結集!再び動き始めた「地理」と「歴史」で世界を理解する。古い地政学と新しい地政学第1部 理論的に考える(新しい地政学の時代へ―冷戦後における国際秩序の転換;武器としての経済力とその限界―経済と地政学;国際紛争の全体図と性格―紛争解決と地政学)第2部 規範・制度で考える(人権の普遍性とその濫用の危険性―人権概念の発展と地政学;国際協力という可能性―グローバル・ガバナンスと地政学)第3部 地域で考える(プーチンのグランド・ストラテジーと「狭間の政治学」―ロシアと地政学;「アフリカの角」と地政学;「非国家主体」の台頭と「地域大国」―中東と地政学)中曽根康弘の地政学―1950年の世界一周旅行民主主義や法の支配が失われ、リベラルな国際秩序が失われつつある世界はどこに向かうのか? 日本を代表する知性を結集し、再び動き始めた「地理」と「歴史」で世界を理解する視座を提示。「ポスト・マッキンダー」時代の地政学を示す。トランプ米大統領が進める「アメリカ・ファースト」の政策や、中国の急速な軍備増強、ブレグジットなどによって、世界政治の不透明性が増している。そもそも冷戦後の世界は、リベラルな国際秩序が発展し、また民主主義や法の支配、人権というような普遍主義的な価値が世界に拡大してくことが想定されていた。しかしそのような楽観的な国際秩序観はいまや後退し、世界のそれぞれの地域で、力がものをいう地政学が回帰している。地政学の視座は、戦後長い期間、日本では忘れられていた。他方で、グローバル化が進み、相互依存が進展した現在における地政学は、一世紀前にイギリスの地理学者マッキンダーが想定していたものとは似て非なるものである。本書では、それを「新しい地政学」と称して、そのような「新しい地政学」   Honya Club.com


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19世紀から現在までの武器移転規制と軍備の削減・制限について、経済史、帝国史、国際関係史と国際政治学を架橋し、現在の政策論議を射程に入れる新たな研究を展望する。序章 武器移転規制と軍備の削減・制限をめぐる歴史第1章 アフリカ銃貿易とブリュッセル会議(一八八九ー九〇年)―ソールズベリー首相はなぜ銃貿易規制を推進したのか第2章 両大戦間期における軍事力と国際的不安定性第3章 第二次ロンドン海軍軍縮会議予備交渉の過程第4章 ジュネーヴ軍縮会議に至るイギリス国際軍縮政策とフランス安全保障問題第5章 戦間期武器貿易規制交渉の帰結と遺産第6章 アメリカの戦時在外余剰資産の処分と武器移転―国務省対外清算局の活動(一九四五ー四九年)を中心に第7章 冷戦終結後の通常兵器移転規制の進展と限界終章 軍縮・軍備管理の学際的研究に向けた諸課題19世紀から現在までの武器移転規制と軍備の削減・制限について、従来の経済史・経営史研究から帝国史、外交史、国際関係史までに枠を拡げ新たな段階を展望する。   Honya Club.com


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再軍備の政治学   Honya Club.com


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戦後日本列島に「襲来」するゴジラをめぐる知識社会学。誕生から60余年をへて戦後日本サブカルチャー史に確固たる位置を占める「ゴジラ」シリーズはじめ特撮怪獣映画・テレビドラマ。これらの作品群のかかえる寓意や政治性‐思想性をめぐりさまざまな言説がくりひろげられてきた。制作陣・観衆が共有した戦争体験・戦争観や「南方幻想」など地政学感覚や、歴史意識を整理しながら、軍事大国化への夢想やオリエンタリズムなど、批評家たちの無自覚な自己投影をえぐりだす。1章 「戦後」のおわりと"Kaiju"のグローバル化2章 「怪獣の襲来」というモチーフの背景:被害者意識と加害者意識への言及の政治性3章 アメリカ人のゴジラ受容4章 B級SF映画を素材とした右派たちの恣意的解釈(戦争/軍備)と、大学人の懸念5章 ゴジラ/モスラに、かげさす安保体制6章 「南方」幻想/南島イデオロギーとそのかたられかた7章 特撮怪獣作品などの宿命と、その虚構ゆえの可能性怪獣作品の寓意と怪獣論の政治性をとう意味特撮怪獣映画・テレビドラマの作品群のかかえる思想性をめぐり、様々な言説がくりひろげられてきた。制作陣・観衆が共有した戦争体験・戦争観や地政学感覚などを整理し、批評家たちの無自覚な自己投影をえぐりだす。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
『ゲーム理論の新展開』に続くゲーム理論の最新の研究成果。応用研究の現状と可能性をオークション・寡占市場・技術開発競争・交渉・国際政治経済学(貿易・環境・国際協定・核査察等)でいかに応用されているかを中心に幅広い読者にコンパクトに解説する。第1章 オークション理論:生きた理論を目指して第2章 混合寡占市場の分析とゲーム理論第3章 スピルオーバーと技術開発競争第4章 2人交渉ゲーム:非協力ゲームアプローチによる定式化について第5章 自由貿易協定ネットワークゲーム第6章 地球温暖化問題における効率・衡平・交渉第7章 環境経済学への応用:国際環境協定とその設計第8章 国際協定遵守問題のゲーム理論的分析:多元化した国際システムの軍備管理協定の事例第9章 データ検証問題とゲーム理論:核不拡散条約の事例   Honya Club.com


JPY ¥2,860
本書は、主として国際法学、国際政治学、平和研究を受講する学生を対象とした資料集である。第2版では初版に収められていた資料の中で不要あるいは適切でないと判断された部分を削除あるいは大幅に改めたが、その数はなるべく最小限にとどめつつ、この7年間に現れた資料を可能な限り収録した。第1次世界大戦と第2次世界大戦原子爆弾の開発と広島・長崎冷戦と東西関係核時代の60年戦後の軍縮・軍備管理欧米先進国世界の国際関係戦後日本の外交・安全保障第3世界をめぐる国際関係アジア太平洋の国際関係開発・環境戦争と平和研究・人道法の原則国際法の発展国際機構・国際連盟・国際連合国際人権と保障制度   Honya Club.com


JPY ¥3,080
ペレストロイカを推進するソ連が直面している経済改革、内政問題など緊迫した国内情勢を日米の研究者が徹底分析。第1章 ゴルバチョフの国内における課題第2章 ゴルバチョフの経済改革第3章 ソ連軍部の政治力第4章 「新しい思考」とコルバチョフ外交第5章 ゴルバチョフ政権の対「資本主義」観第6章 アジアにおける軍備管理―枠組みと争点第7章 ゴルバチョフと体制刷新をめざす政治学第8章 ペレストロイカと多元主義―1989年3月における人民代議員選挙第9章 ゴルバチョフ政権下の政治改革―制度下過程の政治参加と行動様式第10章 ソ農における軍国主義、非軍事化、市民社会   Honya Club.com


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冷戦は終わったが、グローバルな暴力体系をなす軍備の本格的な削減や廃絶は実現していない。血なまぐさい紛争が今日も続発し、「使える大量殺戮兵器」の開発は公然と進められている。こうした事態にどう取り組めばいいのか。軍拡を、その基底にある近代という時代の倒錯の表われとしてとらえ、市民の視点に立って考察と提言を行う。1 課題の構図(政治としての軍縮;世界軍縮の政治構想)2 軍縮の政治学(軍拡の政治構造;何が軍縮を妨げたのか ほか)補論 核廃絶への行程(軍事化の落とし穴;二一世紀へのヒロシマの役割 ほか)3 歴史と展望(文明と戦争;近代としての核時代)冷戦は終わったが、世界の最大の暴力体系である軍備の本格的な削減や廃絶は実現していない。冷戦とポスト冷戦の軍拡を、その基底にある近代という時代の倒錯の表れとして捉え、市民の視点に立って考察と提言を行う。   Honya Club.com


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冷戦構造の終結以来、世界は新しい枠組みの時代へと移行しつつある。だが新たな世界のイメージは依然として不透明である。世界は民族主義や宗教間紛争のただなかにある。地球は最近まで広大で無限の豊かさを約束しているかのように思われた。しかし今、資源枯渇が問題となり、分配の不平等、環境の悪化が誰の目にも明らかになりつつある。地球大的規模に拡大した倫理的課題を考える。序論 グローバル化時代のキリスト教倫理第1章 国際政治の倫理第2章 民族・文化・人権―オイクメネー(人間の住む全地)の新たな可能性を求めて第3章 EUとポスト国民国家の倫理第4章 世界経済の倫理第5章 現代アジア教会の倫理学の課題―「グローバル市場経済」の問題と信仰間の対話によるグローバル倫理の構築に向けて第6章 戦争・軍備・平和―「戦争」という現実から「平和」をつくり出す第7章 食糧問題第8章 観光産業・人身売買そして移住へ―グローバリゼーションの陰で第9章 環境問題と共生第10章 情報化社会のメディア問題に取り組むキリスト者たち―WACCの活動とその実践倫理を中心に第11章 世界の諸宗教、文化との共生―宗教間対話の視点から   Honya Club.com


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1 プロローグ―国際政治理論の回顧と展望2 舞台と背景―舞台の風景3 役者(役者のタイポロジー;主役;脇役)4 演技(演技のパタン;演技の道具)5 ドラマ(冷戦―米ソの闘争;軍事化と軍縮―軍備管理から軍縮への道;南北問題―対決・対話・手詰り;挫折した社会主義―その理念と現実;人権の国際政治学―普遍的人権保障を求めて;エスニシティの国際政治学―権力・富・共存;「地球」を守る―地球環境と国際政治;中東の挑戦―そのダイナミクスをさぐる;東欧の再編―冷戦後の分離と統合;政策協調の政治経済学―不均衡是正をめぐって;摩擦をこえて―日米関係の展望)6 エピローグ―「グローバル・ポリティクス」の模索   Honya Club.com


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第1章 スターウォーズの政治学第2章 科学者とスターウォーズ第3章 もつれるネットワーク―SDIの指揮と管制第4章 ソフトウェアは信頼できるか―SDIとコンピュータ・システム第5章 致命的な矛盾―SDIとASATの連鎖第6章 ソ連の反応―新型ミサイルと対抗手段第7章 語られざる目標・限定防衛第8章 スターウォーズに揺れるヨーロッパ第9章 軍備管理とSDI―防衛移行計画は可能か第10章 スターウォーズは死滅したか   Honya Club.com


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その時、水面下で何が話し合われていたのか…。1949年4月の誕生以来、約60年の長期にわたって軍事と政治と外交の接点で繰り広げられた米欧同盟=NATOの営みを、歴史のダイナミズムとともに活写した通史。〈金子讓〉1952年神奈川県生まれ。一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。法学修士。防衛研究所図書館長・主任研究官。専攻は国際政治学、米欧安全保障、軍備管理・軍縮。    HMV&BOOKS online