第1部 言語・情報・文化の英語支配―英語支配研究の位置づけ(比較市民社会・国家・文化研究と英語支配研究の意義;ことばの壁とコミュニケーション)第2部 言語・情報・文化の英語支配―英語支配への多角的視点(言語・情報・文化における英語支配―その実態と問題点;英語支配とセルフ・オリエンタリズム―文化人類学者の立場から ほか)第3部 英語支配の未来を探る―4つのエッセイとコメント(英語ができなくても幸せに暮らせる世界をめざそう!―「脱英語言説」の創造;英語支配の将来 ほか)第4部 英語支配論の新たな展開―「英語支配システム」の検討(同化と排除のシステムとしての英語支配―関係性の貧困を生み出す「国際語としての英語」;グローバリゼーション、英語支配、ことばのエコロジー ほか)2004年筑波大学で開催された同名の国際シンポジウムの報告書を軸に、その他の論文などを加え、言語学、文学、コミュニケーション論、文化人類学など多角的視点から、英語支配=英語帝国主義の問題点を訴える。
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