猫は、いつの時代から日本人と友好的な関係になったのだろう?文献によれば、平安時代から1200年にわたって、日本人は猫と暮らしを共にしてきたという。平安時代から現代まで、様々な民話、伝説、昔話に登場している猫を読みかえしてみると、なるほど、猫と日本人の関わりを読み取ることができるのである。猿と猫と鼠絵から飛び出した猫犬と猫のはなし犬と猫と玉戸塚の猫おどり赤猫になった百姓猫のうた猫の草紙猫また橋猫嫌い猫妻猫山猫斬丸猫檀家猫かぼちゃ茂吉の猫猫が十二支に入れなかった理由猫と蟹猫多羅天女身代わりで磔になった猫薄雲太夫の飼い猫猫の寺(東京・自性院;東京・豪徳寺)猫はいつから人間にとって、大切な仲間となったのだろうか。本書は、古来より語り継がれてきた、日本各地に分布する猫に関する民話・伝説の中から、楽しい話、悲しい話、怖い話などを選んでまとめたものである。
Honya Club.com