JPY ¥6,380
旧全集の刊行から二十年。新たに発見された創作や映画台本の生原稿二七〇枚をはじめ、未発掘だった少女小説三十三編を網羅した待望の決定版全集。尾崎翠とその文学の知られざる全貌が明らかになる。琉璃玉の耳輪映画漫想1ー6モレラ(翻訳エドガア・アラン・ポオ作)「牛肉と馬鈴箸」の読後素木しづ子氏に就いて岸上氏の歌佐伯新一郎氏の歌異性間の友情について「蒼馬を見たり」評「悪魔」寸感〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥880
行商人の子として九州各地を転々としてきた著者が、母と養父とともに広島県の尾道に辿りつき、そこで暮らし始めたときの体験を綴った処女短編「風琴と魚の町」をはじめとする初期短編五編、戦後の代表作「晩菊」、戦争にうちのめされた市井の人々の姿を描いた短編四編、ベストセラー『放浪記』の原型ともいわれる詩十編を収録。1 小説選(風琴と魚の町;清貧の書;人生賦;耳輪のついた馬;葡萄の岸;盲目の詩;晩菊;牛肉;骨;下町)2 詩選(蒼馬を見たり;苦しい唄;酔醒;乗り出した船だけど;はたちのころ;花;道;遺書;磯辺の蟹;新聞紙)物故作家の名作を現代に通じるテーマでくくり、再編成するシリーズの第1弾。『放浪記』や『下町』の原作などを収録した名作選。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
それぞれの時代にあって、葛藤のなかで紡がれてきた詩のことば。与謝野晶子から新井豊美まで、近現代詩に確かな水脈を拓いた14人の女性詩人たちの表現を、実作者として一女性の視点から見つめ直す。これまでとこれからをつなぐ詩人論ノート。はじめに―今、現代詩に思うこと与謝野晶子―大正期をどう生きたか左川ちか―女性モダニズム詩の先駆江間章子―モダニズムから歌曲へ藤田文江―夭折の閨秀詩人、『夜の聲』の価値林芙美子―詩集『蒼馬を見たり』の世界永瀬清子―生涯を貫いた表現者としての生活意識茨木のり子―戦後詩の女性詩人として新川和江―詩のなかの"わたし"について牟礼慶子―「荒地」グループの紅一点白石かずこ―タブーを打ち破る声吉原幸子―無頼と恋に生きて多田智満子―確固としたダンディズム富岡多惠子―詩集『返禮』について新井豊美―初期詩篇をめぐって   Honya Club.com


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あゝ二十五の女心の痛みかな!初刊のデザインの香りをつたえる新しい愛蔵版詩集シリーズ。初刊のデザインの香りを伝える新しい愛蔵版シリーズに、無名時代の林芙美子の第一詩集「蒼馬を見たり」が登場。青春文学「放浪記」の作者として知られる小説家の、25歳の女心の痛みが綴られた1冊。   Honya Club.com