JPY ¥1,100
カント晩年の平和論は、全ヨーロッパが戦火に包まれ、革命によって近代民主主義国家の原型が作られた時代に書かれた。人間にとっての「自然状態」は戦争であり、平和は「新たに創出すべきもの」と考えたカントは、法の秩序を社会に行き渡らせることの価値を重んじる。西洋近代最大の哲学者は、私たちはいかにして平和を獲得できると説いたのか。不朽の名著を現代にひもとく。はじめに 哲学の視点から平和の可能性を考える第1章 誤解されやすいカントと『永遠平和のために』(遅咲きの哲学者カント;カント教授の一日 ほか)第2章 世界国家か、国家連合か(戦争が起こりにくくなるような社会の仕組み;共和的な体制とは何か ほか)第3章 人間の悪こそ平和の条件である(議論の自由と秘密条項;自然こそが永遠平和を保証する ほか)第4章 カントがめざしたもの(哲学的土台としての「付録」;道徳と政治の一致 ほか)戦争の原因は排除できるのか?戦争することが「人間の本性」であるとすれば、私たちはいかに平和を獲得しうるだろうか?『永遠平和のために』は、西洋近代最大の哲学者カントが著した平和論の古典。空虚な理想論にとどまることなく、現実的な課題として戦争の克服方法を考察した本作は、争いの火種が消えない現代にあらためて読まれるべき一冊だろう。好評を博した番組テキストに大幅な加筆を加え、待望の書籍化!   Honya Club.com


JPY ¥4,400
政治的な争点は、議会制民主主義の制度に則った審議を経て、国の政策となります。このプロセスを支えるのは、膨大な量の暗黙知と形式知の相互変換です。本書は、日本の政治過程を、このような社会的な知識創造と捉えて、経営学の組織的知識創造理論を応用したものです。政府の活動を理解し、またこれに関与するためには、政治学、行政学、財政学、公会計研究、経営学、組織論、マクロ経済学を俯瞰する視点が必要です。このために本書は、各分野の第一線の研究者と実務経験者を執筆者に配し、各章が政治学、政策過程論、行政学、マクロ経済学、財政と公会計研究など、最新の学問領域の導入となるように配慮しました。序章 政治過程と行財政:本書の目的と構成第1章 政治過程と組織的知識創造第2章 日本の財政の現状とマクロ経済理論第3章 多元的な民主主義と政治哲学の諸課題:共和主義、熟議、自由主義第4章 行財政における調整第5章 自治体経営と政策プランの実践第6章 米国の財政と公会計:GPRA現代化法と財政再建の取り組み第7章 ドイツのカメラル会計とNPM:財政と公会計第8章 政府会計検査の基礎的概念と原則:日本の制度的ガバナンス重松元会計監査院院長・野中郁次郎先生を中心に学会、官界の最前線で活動している研究者・実務家を集結し、日本の官僚機構・政治システムの構造・問題点を財政面から探求した。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
新型コロナ、人新世、経済政策、新○○論、サヨク/ウヨクなどなど時事用語の誤用・思い込みを指摘し、さらに哲学・思想、政治学、経済学、社会学、法学etc.の基礎とキモを丁寧に伝授。きちんと学びたい、何より、これから勉強をする/し直すための絶対的マニュアル。「学び」の最低限の敷居を示したロングセラー、新たなバージョンにて登場!第1講 哲学・思想―「哲学」と「思想」の境界!?(『白熱教室』で、哲学・思想する;発言する勇気 ほか)第2講 政治学・政治思想―「政治」はどこにあるのか?(「自由主義」と「民主主義」;「話し合い」という問題 ほか)第3講 経済学・経済思想―「正義」を担保するための議論(「経済学」って何をやるの?;『もしドラ』は経済学? ほか)第4講 社会学・社会理論―「社会」を設計する!?(社会学説小史;日本の社会学 ほか)第5講 法学・法哲学―大学と「法学」という特殊な空間(裁判員裁判;法学のイメージ ほか)帰宅する前に―「ネット系言論人」への注意書き新型コロナ、人新世、経済政策、新〇〇論、サヨク/ウヨクなどなど時事用語の誤用・思い込みを指摘し、さらに哲学・思想、政治学、経済学、社会学、法学etc.の基礎とキモを丁寧に伝授。きちんと学びたい、何より、これから勉強をする/し直すための絶対的マニュアル。「学び」の最低限の敷居を示したロングセラー、新たなバージョンにて登場!二〇二〇年に「新型コロナウィルス」が政治・社会問題化したことによって、「学問」をめぐる状況は大きく変化した。(…)本書でもたびたび話題にしている「左/右」の対立軸が次第に曖昧になっていたが、コロナによって、混迷が決定的に加速した。(…)政治がコロナ最優先で動き、財政赤字や年金、安保などが二の次、三の次になっているた   Honya Club.com


JPY ¥4,180
哲学者であり教育学者でもあったテオドール・リット(1880‐1962)が歩んだ民主主義の哲学と教育学への道を辿り、民主主義とは何か、政治教育とはいかにあるべきかを考察する。序論 「民主主義の哲学と教育学」への道第1章 文化教育学における「ナショナリズム」問題第2章 ヴァイマル期の公民教育論第3章 ナチズムとの対決第4章 ドイツ精神とキリスト教第5章 国家暴力と道徳第6章 民主主義と政治教育第7章 共産主義と自由の問題結論 「民主主義の哲学と教育学」からの道政治と教育は相容れないが,両者を分離することも困難である。近代国家の成立以降,国家は教育を取り込み支配しようとし,国民を自らの掌中におさめるため特定のイデオロギーを教育に注入しようとした。教育の側では教育の自由,自立,中立性などを盾に政治の支配から自己を防御しようと努めた。本書は哲学者であり教育学者でもあったテオドール・リット(1880-1962)が歩んだ民主主義の哲学と教育学への道を辿り,民主主義とは何か,政治教育とはいかにあるべきかを考察する。リットはヴァイマル期には理性的共和主義者として,民主主義はナショナルな理念であると考えていたが,ナチズムや共産主義という全体主義の経験をへて民主主義が唯一の選択肢であると確信する。彼は民主主義とは多数の価値や意見や関心の〈差異性〉を含意する多数性であり,多領域にわたる諸自由の均衡と人格の自由を保証するもので,そのための政治教育の重要性を主張した。リットが生涯にわたって考察した,ナショナリズムとインターナショナリズム,公民教育論,ナチズム批判,異文化との出会い,国家と暴力,民主主義と全体主義,共産主義と自由などは,今日の政治思想,政治教育思想を考えるうえで豊かな示唆を与えるに違いない。   Honya Club.com


JPY ¥3,630
フーコーはどのように法や権利を語ったのか。秩序の固定化をふせぎ多様な生の共存を可能にする制度の構想―「自由論」の視角から「権力論」を解釈する。1 ミシェル・フーコーの権力論(法的権力モデルへの問題定義;フーコーの権力概念;フーコーの権力分析)2 権力論の法哲学・政治哲学的構成(「フーコーと法哲学及び政治哲学」への序説―フランスの反ニーチェ主義とアメリカのフーコー;権力論と規範の問題;民主主義と権力関係―自由の相互依存性と対立のエートス)3 権力論から法と権利の問題へ(フーコーと法;権利の新しい形態について;「個別的な真理」を語り、伝えるために―監獄改革における知識人と法律家)   Honya Club.com


JPY ¥5,280
1(わたしの信ずるもの(一九三一年);文学改良芻議(一九一七年))2(わたしたちの政治主張(一九二二年);わたしの岐路(一九二二年) ほか)3(再び建国と専制を論ず(一九三三年);信心と反省(一九三四年) ほか)4(自由主義(一九四八年);容認と自由(一九五九年) ほか)【序言より】 本書『胡適 政治・学問論集』は、『胡適文選』に入らなかった初期の重要な文章――例えば「文学改良芻議」や哲学論など――、南京国民党政府の訓政に対する批判(「人権と約法など」)、その後北平に移って「九・一八」満洲事変を経た後、『独立評論』に拠って自由主義的な政治論を書いて有名になった時期の文章(民主と独裁論争、「日本切腹・中国介錯論」など)、国民党の旧文化復興の動きへの批判、日中戦争期に駐米大使としてアメリカの世論、知識人、政府に向けて中国の抗戦の意義を訴えた講演、そして戦後に台湾で講演した学問論、最後期の総括的な中国文化史論、などを中心に集め、訳者が『政治・学問論集』として編んだものである。 一、「わたしの信ずるもの」は『胡適文選』の「わたし自身の思想を紹介する」に相当するもので、かれの思想と生涯の理解への案内である。 二、陳独秀が上海で中国共産党結成の方に進むと、『新青年』同人は分岐し、胡適は北京で丁文江ら と『努力週報』を発行して立憲政治を目指して発言し始めたが、その時期以後の文章を集めた。 三、一九三〇年末に南京国民党政府との確執を避けて北平に移った胡適は、「九・一八」満洲事変の危機に直面し、?廷黻らと『独立評論』を発行して言論で中華民国のために役立とうとした。その時期の政治的時局論の代表的なものを入れた。 四、大戦後、中国共産党の支配が迫り、それが現実になった時期の「自由主義」論を二篇選ん   Honya Club.com


JPY ¥4,180
統一テーマ「"公私"の再構成」について公開性としての公共性―情報公開と説明責任の理論的意義公共性と「私」―滝川報告へのコメント家族における"公私"の再編憲法学からみた家族の「公」と「私」―吉田克己報告へのコメント市場と国家の再定位ネットワークと公共性―近代とそのオールタナティヴ「公私」観念の比較法史学的考察―コメントシンポジウムの概要不確実な社会における「政治的なもの」の構想―審議的民主主義とリスク社会論ハイエクの文化的進化論における事実と価値の緊張関係について―ポスト冷戦期におけるハイエクの現代的意味「政治的リベラリズム」における公/私の再構成―J.ロールズとR.ローティについて実践的推論としての法的推論について―J.C.ハージェの理論を中心に法・規律権力・抵抗―M.フーコーから法と権力を考える制度のなかで生きるとはどのような経験か―公私的正当化論の再考に向けて法的妥当性に関する一考察特別関係に基づく義務と責任日本の政治と法のあり方を見直し、自由で豊かな社会を形成するため、公共性の問題点・課題を明らかにし、法哲学の伝統的な課題を公私問題圏の中で位置づけ、その意義を明確にする。   Honya Club.com


JPY ¥3,300
社会正義・自由・平等・共同体・民主主義という政治哲学の最重要テーマに関して、ここ数十年の成果を見事に整理。一般読者が自ら考え始めるための使い勝手の良いツールを提供した好著を邦訳。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ。なぜ私たちは、ローンのために働くのか?なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか?それは、金融資本主義とは、"負債"によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。第1章 社会的基盤としての「負債」(「負債」による支配;なぜ「金融」ではなく「負債」を焦点化するのか?;新自由主義の戦略的核心としての「負債」;いかに"借金人間"は製造されるのか?)第2章 「債権者/債務者」とは何か?―「負債」による主観的主体化(「返済の義務」という道徳は、いかに成立したか?―ニーチェ『道徳の系譜学』;「信用」とは何か?―マルクスの二つの「信用」論;「信頼」と「信用」―未来創造の原動力となる「信頼」/無力化させる「信用」;"負債"の歴史的展開)第3章 新自由主義の戦略的核心としての「負債」(新自由主義の誕生―すべての人を資本家に、経営者に、そして「借金人間」に;「負債」による権力システムの再構成―主権権力・規律的権力・生政治的権力;いかに新自由主義は「債務危機」を乗り越えようとしているか?;"負債"は社会をどのように変えたか?;「反生産」「反民主主義」を超えるために)「借金/負債」とは何かを、経済学からニーチェ、ドゥルーズ/ガタリ、フーコーの哲学までも駆使して考察。そして現在では、グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
新自由主義の時代は終わった。人間を大切にする経済と社会を取り戻すために今こそ民主主義が最強の武器となる。序章 新自由主義の終焉(金子勝・山口二郎)第1章 世界経済はどこへ向かうのか(金子勝)第2章 民主主義の不在がもたらした夕張の破綻(片山善博)第3章 人は文明のみで生きるにあらず(高橋伸彰)第4章 わたしのことはわたしが決める(上野千鶴子)第5章 地方自治から世界共和国へ(柄谷行人)終章 なぜ今民主主義か(山口二郎)なぜ今、民主主義か。世界経済はどこへ向かうのか。金子勝、片山善博、高橋伸彰、上野千鶴子、柄谷行人が哲学、社会学、経済学、政治学の議論でつなぐ。金子勝・山口二郎「新自由主義の終焉」緊急対談を収録。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
混迷を極める時代、自由主義者の卓見が蘇る。自由と法をめぐる15の視点。1 自由の経済(ハイエクかケインズか―市場と貨幣のドラマ;経済成長にインフレは必要なのか ほか)2 自由の政治(自由とは何か;自由は経済格差を生み出すのか ほか)3 自由の法(法の支配―法治主義の各国事情;誰のための、何のための法か―自然法思想と法実証主義 ほか)4 市場と社会の未来(分権的な知識の活用と壁―イノベーションの進展のために;福祉国家のゆくえ―シルバー民主主義という陥穽 ほか)混沌を極める現在、二〇世紀を代表する社会哲学者ハイエクの登場が待望されている。世界と日本の経済・社会の現状と近未来を占う現実的かつ有効な視点とは? ハイエクの経済理論、自由の社会哲学と市場メカニズムへの洞察の今日的意味をわかりやすく説く。   Honya Club.com


JPY ¥1,111
ニーチェ(1844‐1900)はキリスト教的道徳のもとに、また民主主義政治のもとに「畜群」として生きつづけようとする人々に鉄槌を下す。彼にとって人間を平等化、矮小化して「畜群人間」に堕せしめるのはこれら既成の秩序や道徳であり、本来の哲学の課題は、まさにこの秩序・道徳に対する反対運動の提起でなければならなかった。第1章 哲学者たちの先入見について第2章 自由な精神第3章 宗教的なもの第4章 箴言と間奏第5章 道徳の自然誌のために第6章 われら学者たち第7章 われわれの徳第8章 民族と祖国第9章 高貴とは何か高き山々より―後歌   Honya Club.com


JPY ¥6,490
第1部 正義・自由・民主主義―政治理論の復権のために(政治理論における「正義」の問題;イギリス理想主義と「積極的自由」の概念―T・H・グリーンの場合;近代的「政治参加」概念の成立―政治的服従の根拠との関連において;現代理想主義と民主主義の理論―E・バーカーを中心にして ほか)第2部 政治哲学の復権―新しい規範理論を求めて(はじめに;政治哲学の復権;目的論の復権;自然法の復権 ほか)イギリス理想主義の政治理論研究を中心とした論文集と、オックスフォード滞在中の著者が綴った知的紀行文を収録。究極的正義と規範の探究を生涯の課題とした、藤原政治学の源流・深化を知る格好の道案内。   Honya Club.com


JPY ¥4,180
初期ハーバマスの代表作『公共性の構造転換』英語版出版を記念して、1989年に開催されたシンポジウムを土台に、1992年に刊行された論文集のなかから主要な論文を収録する。「公共圏」概念の徹底討議。序論 ハーバマスと公共圏第1部 哲学的モデル(実践的な討議―道徳と政治の関係;公共空間のモデル―ハンナ・アレント、自由主義の伝統、ユルゲン・ハーバマス;公共圏―モデルと境界;公共圏の再考―既存の民主主義の批判のために ほか)第2部 公共の場におけるコミュニケーション(メディアと公共圏;公衆としての大衆と主体としての大衆;テクスト性、媒介、公共の討議;結論 ハーバマスとの対話)〕『公共性の構造転換』英語版出版を機に、民主政治、批判理論、フェミニズム、文化研究などの論客が、今日的な公共圏の理念と限界をめぐって議論を交わした。論考と討議を収録。目次序1 序論:ハーバマスと公共圏…クレイグ・キャルホーン第1部 哲学的モデル2 実践的な討議:道徳と政治の関係…トーマス・マッカーシー3 公共空間のモデル──ハンナ・アレント、自由主義の伝統、ユルゲン・ハーバマス…セイラ・ベンハビブ4 公共圏:モデルと境界…ペーター・U・ホーエンダール5 公共圏の再考:既存の民主主義の批判のために…ナンシー・フレイザー6 かつて公共圏は存在したのか? 存在したとすればいつなのか? アメリカの事例の考察…マイケル・シュドソン7 政治理論と歴史分析…モーイッシュ・ポストン第2部 公共の場におけるコミュニケーション8 メディアと公共圏…ニコラス・ガーンナム9 公衆としての大衆と主体としての大衆…マイケル・ワーナー10 テクスト性、媒介、公共の討議…ベンジャミン・リー11 結論 ハーバマスとの対話…ユルゲン・ハーバマス訳者あとがき   Honya Club.com


JPY ¥2,640
パリの「国際哲学コレージュ」における講義で、ネグリを待ち受けていたのは、「帝国主義の手先」「裏切り者」と糾弾する聴講生たちの声だった。ネグリの「EU憲法」支持表明によって、混乱は頂点に達する…。本書は、「怒れる聴衆」との激烈な議論を経て、ともに"新たなる民主主義"をめざすために、世界の変容に即した政治概念の再定義をめざしたものである。序文―新たな政治の文法づくりの"工房"として近代/ポスト近代の区切りマルチチュードの労働と生政治的組成グローバリゼーションと集団的移動―平和と戦争公と私を超えて―「共」へマージナルな抵抗としての「ポスト近代思想」批判差異と抵抗―ポスト近代の区切りの認識から、来たるべき時代の存在論的構成へ抵抗の権利から構成的権力へガバメントとガバナンス―「政府形態」の批判のために決定と組織共通の自由の時間結び―マルチチュードを形成することは、新たな民主主義をつくることであるネグリを批判する聴衆との激烈な討論を経て生まれた、政治概念の再定義。主権、市民権、法、自由、抵抗…。近代民主主義の主要な政治概念を根底から覆し、「共」の構成による地球規模の新たな社会革命を展望する。   Honya Club.com


JPY ¥814
右を見ても左を見ても、世のなか「○○主義」、「○○イズム」が溢れている。政治体制(民主主義など)、芸術の表現(ロマン主義など)、性癖や趣味(サディズムなど)、人事制度(成果主義など)…。誰もが一度は耳にしたことがあるこれらの言葉の意味を、正しく説明できますか?保守主義と原理主義はどう違う?民主主義と独裁制が矛盾しない?構造主義って何?本書は、知っているようで知らない「主義・イズム」を、根本からやさしく解説。哲学から時事問題まで、あらゆる教養の基礎になる一冊。いったい、どれが一番「自由」な考え方なのだろうか?正しい政治はどうしたらできるのか?よい行動をするための原理はなんだろう?判断を間違えないためには何に頼ればいいか?私の心はいったいどう働いているのか?自分と他人の区別はどうやってつけるのか?いったいどうすれば、私は個性的になれるのか?貧しきことは美しきかな?私はどうやって国を愛するのか?いったい私は何をどう愛したらいいのか?どのように人は人を支配するのか?生きていくためには、何を頼りにすればいいのか?組織の中の困った人々に、どう対処するか?保守主義と原理主義はどう違うか。構造主義とは何か…。知っているようで知らない「主義・イズム」を、根本からやさしく解説する。哲学から時事問題まで、あらゆる教養の基礎となる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
1 生い立ちと生涯(恵まれた環境とドイツ留学;「一八九八年の世代」;政治教育連盟の創設と出版活動;ヨーロッパ知性の導入と政治活動;内戦勃発と亡命生活;晩年の活動)2 思想の主要テーマ(二〇世紀思想の新しい流れ;木々が森を見せない;相対主義と理性主義への批判;ドン=キホーテとドン=ファン;文明の境界線;スペインについて;エリートと大衆;歴史的パースペクティヴ;政治思想;自由主義と民主主義;国家論とヨーロッパ統合)二〇世紀初頭のスペインを代表する哲学者であり,世紀末の混乱の中でヨーロッパ文明の将来を憂えた思想家オルテガは,当時の社会危機の根源が「大衆の反逆」にあると主張した。ジャーナリストの家系に生まれ,ドイツで新カント派に学ぶが,のちに「私は私と私の環境」という命題のもと,独自の「生の理性」哲学を生みだして世界的な注目を浴びる。本書では,没落期を迎えた母国スペインの復興,とくにその文化的沈滞状況からの脱出のために生涯を捧げた彼の実像を浮き彫りにしようとする。   Honya Club.com


JPY ¥7,480
主権者としての自覚、そして改革の志をもつ若者たちに捧げられた講義『法の哲学』がいま、国家を考えぬくための学問としてよみがえる。歴史状況を超え、現代における自由と民主主義の理念をも問いに付すヘーゲル哲学との対峙。序論 解釈者の国家像を批判する"国家"の動態性―ヘーゲル『法の哲学』に対する対立的な評価からの脱却をめぐって第1章 家族・市民社会・国家の人倫的な再建第2章 国家を動かす個人第3章 国家システム第4章 国家の論理と教養形成補論第1 理念と時間―ヘーゲルにおける「現在」の理解補論第2 自然と和解する精神―成熟期ヘーゲル精神哲学の一根本問題結語 自由による差異の承認―ヘーゲルの政治論理と民主主義の具体化主権者としての自覚、そして改革の志をもつ若者たちに捧げられた講義「法の哲学」が今、国家を考えぬくための学問として蘇る。歴史状況を超え、現代における自由と民主主義の理念をも問いに付すヘーゲル哲学との対峙。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
太平洋戦争の終戦から10年余の時を経た昭和31年、国内政治の民主化と自主外交を旗印にした石橋湛山政権が誕生した。だが、わずか65日の短命で終わる―。そして、日本は自主性なき外交の道を歩み出した。戦前・戦中から一貫して小日本主義、反ファシズムを唱え続けた反骨の言論人が、戦後、政治家の道を歩み、首相の座を降りるまでの激動の保守政治の史実を克明に描き、短命に終わった"まぼろしの政権"が日本人に投げかけた謎に迫るノンフィクション。新型コロナウイルスの未曽有の危機が立ち去った後、日本の前途は洋々たり、と歩むために立ち返るべき、もう一つの戦後史!はじめに ある自由主義者の歩み序章 七票で決まった新総裁―昭和三十一年十二月十四日の風景第1章 戦後政治家としての出発点第2章 反吉田への思想と軌跡第3章 追放解除後の戦い第4章 首相への道程、その政局第5章 総裁選での勝利。そして挫折終章 何ごとも運命だよおわりに 最短の在任、最大の業績石橋湛山は首相としての在任期間がわずか65日である。近代日本史の上では最短に近い。しかし私は、「最短の在任、最大の業績」と思っている。石橋と対峙する言い伝えは「最長の在任、最小の事績」と言えようか。首相というポストには、石橋のように政治家になる前の言論人時代の信念がそのまま刻まれたケースと、政治家になる前の信念が屈折した形で刻まれているケースがある。最長の首相がさしたる事績を残さなかったとするならば、そこには首相の格の違いが浮きぼりになるだけではないだろうか。石橋は、首相という存在は日頃から思想や哲学を明確にしておくことの重要性を教えた。首相が何を目ざし、どのような方向に、この国を率いていくのか、そのことを国民は知る権利がある。それは首相を目ざす政治家が日頃から信   Honya Club.com


JPY ¥3,300
マルクス政治学の体系的構築に挑んだ若き柴田の処女作。埴谷雄高の政治哲学に共鳴し、丸山近代政治学と対決し、政治を根絶するための「自己否定の政治」を探求する。マルクス主義政治学確立のために現代政治家への提言マルクス主義政治学の課題マルクス主義政治学と自由の論理―岡本清一『自由の問題』によせてマルクス主義国家理論の再検討―津田道夫『国家と革命の理論』によせて現代ブルジョア国家と民主主義―マルクスにおけるブルジョア国家の自己矛盾の認識とその止揚(ノート)市民主義と市民政治学松下圭一氏の政治理論埴谷雄高氏の政治論―その分析と批判的止揚の方向について自己否定の政治―マルクス主義政治技術原理論ノート〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥2,750
民主主義の危機の時代における政治思想の根本問題。「合意形成」の政治から「抗争性」の政治へ。ロールズ、ハーバマス、ギデンズなどの「合意形成」の政治学を批判的に検討し、シュミットの政治論、ウィトゲンシュタインの哲学から「抗争性」の政治を提唱する。民主主義を鍛え直す画期的な政治思想。序章 民主主義の逆説第1章 民主主義、権力、「政治的なもの」第2章 カール・シュミットと自由民主主義の逆説第3章 ウィトゲンシュタイン、政治理論、民主主義第4章 闘技的民主主義モデルのために第5章 対抗者なき政治?結論 民主主義の倫理民主主義の危機の時代に、改めて自由と平等の根源的逆説を直視して展開するラディカル・デモクラシー論。「合意形成」の政治学を批判的に検討し、「抗争性」の政治を提唱。民主主義を鍛え直す画期的な政治思想。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
二〇〇一年九月十一日の直後に書下ろされた本書は、イスラム社会と西洋社会の長い対立の歴史を振り返ると同時に、両者が互いに及ぼし合った知的、文化的影響を検証することを目的としている。この歴史を考慮した上で、和平への道を真摯に模索しながら、我々がいま、政治的、宗教的に何ができるかを提言する一冊である。第1章 アメリカは、なぜ憎まれるのか?―イスラム世界とキリスト教世界の対立の歴史(イスラム帝国―イスラムの領土と化したキリスト教発祥の地;十字軍―エルサレム奪還を掲げた破壊と虐殺 ほか)第2章 互いに愛と尊敬の念を抱くことは可能なのか?―イスラム世界とキリスト教世界の交流と調和の歴史(イスラム社会に根を下ろすキリスト教精神;ヨーロッパに多大な影響を及ぼしたイスラム哲学 ほか)第3章 いま、政治に何ができるのか?―政治的自由とは「民主主義と法の支配」(リカードが描いたバラ色の世界経済;グローバル資本主義の破綻 ほか)第4章 いま、宗教に何ができるのか?―宗教的自由とは「互いへの寛容と信仰の保護」(世界宗教をめざした二つの宗教;宗教の独善性が生んだ負の歴史 ほか)終章 世界が融和し、平和に生きるために―政治的・宗教的自由の帰結は「平和」イスラム社会と西洋社会の長い歴史を振り返ると同時に、両者が互いに及ぼし合った知的、文化的影響を検証。この歴史を考慮した上で、和平への道を真摯に模索しながら、いま政治的、宗教的に何ができるかを提言。   Honya Club.com


JPY ¥5,280
民主主義的な手続きが危機に瀕するなかで市民による公共的な論争への参加の重要性を論じ、脱超越論化した理性のあり方を問う。行き過ぎた科学主義、正統主義的な宗教意識の覚醒など、政治文化の危機を乗り越え、ポスト形而上学的思考に新たな地平を切り開く。幼少期の他者関係への目覚めから公共性理論の形成に至る、自身の知的遍歴を語った京都賞受賞記念講演も収録。第1部 規範に導かれた精神の間主体的なあり方(公共空間と政治的公共性―二つの思想的主題の生活史的ルーツ;コミュニケーション的行為と理性の脱超越論化―友人トム・マッカーシーの還暦を祝って;討議の差異化の建築術―大きな論争への小さな返答)第2部 宗教的複数主義と国家公民的連帯(民主的法治国家における政治以前の基礎;公共圏における宗教―宗教的市民と世俗的市民の「公共的理性使用」のための認知的諸前提)第3部 自然主義と宗教(自由と決定論;「確かに私自身が自然の一部である」―理性の自然との絡み合について語るアドルノ 自由と自由処理不可能性との関係についての考察;信仰と知の境界―カントの宗教哲学の影響史と現代的意義によせて)第4部 寛容(宗教的寛容―文化的諸権利のペースメーカー;文化的な平等な取り扱い―そしてポストモダン・リベラリズムの限界;複数主義的世界社会のための政治体制)哲学と宗教の関係をめぐるハーバーマスの主著。市民による公共的な論争への参加の重要性を論じ、脱超越論化した理性のあり方を問う。行き過ぎた科学主義、正統主義的な宗教意識の覚醒など、政治文化の危機を乗り越え、ポスト形而上学的思考に新たな地平を切り開く。あわせて幼少期の他者関係への目覚めから公共性理論の形成に至る、ハーバーマス自身が自らの知的遍歴を語った京都賞受賞記念講演も収録。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
世界的に注目を集めるイタリア現代思想にあって、ひときわ光彩を放つロベルト・エスポジト。本書は、彼の主著である三連作『コムニタス(共同体)』『イムニタス(免疫)』『ビオス(政政治)』のエッセンスがわかり、かつ、最新作『三人称』にいたる道筋をも示す、エスポジト哲学にもっとも入りやすい著作である。フーコーによって提起され、アガンベンや、ネグリの『帝国』によって展開された「生政治」の思考は、どのように深化・進展するのか。そこに、「免疫」という視点はどのようにからむのか。九・一一とは、ナチズムとは…。もっともスリリングな政治哲学への招待―。訳者によるイントロダクション ナポリ発、全人類へ―ロベルト・エスポジトの思想圏共同体の法メランコリーと共同体共同体とニヒリズム免疫型民主主義自由と免疫免疫化と暴力生政治と哲学ナチズムとわたしたち政治と人間の自然全体主義あるいは生政治―二十世紀の哲学的解釈のために非人称の哲学へ向けてフーコーの「生政治」概念を大きく展開させ、「免疫論」で9・11を読み解き、新たな「共同体論」を構想する注目の思想家エスポジト。政治哲学の可能性を切りひらく、その思想がよくわかる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
戦後六十年間、古領憲法を押しいたたぎ、「アメリカ型民主主義」国家を志向してきた日本。結果、我が国はそれまで培ってきた独自の精神文化を失い、格差社会と人心の興廃を招いてしまった。現代の日本は危機に瀕している。今こそ、アメリカ型民主主義に潜む自由・平等の陥穽を見抜き、終わった文明アメリカから脱却しなければならないのだ。日本が真に日本人の国家に生まれ変わるにはどうしたらいいのか。本書は、そのための新しい国のかたちを大胆に提言する。第1章 歴史の底流に生き続けた「民主主義」の変遷第2章 民主主義の内に潜む危険な陥穽―衆愚政治第3章 民主主義思想の源流を探る第4章 ヒューマニズム=人間至上主義の思い上がりが地球を壊す第5章 日本の行政機構の実態と改革の必要性第6章 民主主義を超えて―新しい政治体制を探る対談・西尾幹二×中西真彦―アメリカからの脱却とこれからの日本日本は本当に独立国家といえるのか。古来の日本文化と日本人の心性を見つめ直し、日本人にとっての真の国家のあり方を提示する。経済人であり、哲学者である著者が示す、画期的な日本独立論。   Honya Club.com


JPY ¥968
拘束が解かれた2003年から2004年にかけてアントニオ・ネグリが精力的に世界の各地で行った講演が一冊に。グローバリゼーションが進む現代のさまざまな「運動」を横断し、それらの「運動」が呈している分節化の状況とそこから生み出されるオルターナティヴについて語る一方、『"帝国"』についての諸相を辿りなおし、ポスト社会主義の政策を展望する。"帝国"の時代における国家、社会、経済、そして人間のゆくえは!『マルチチュード』以降の道標として、政治哲学者にして革命運動家でもあるネグリの思想の最も熱い部分を明快かつ簡潔に。本邦初訳。第1部 "帝国"とその彼方("帝国"とその彼方、アポリアと矛盾;"帝国"のための公理体系;"帝国"のなかのユートピアと抵抗;"帝国"と市民権;"帝国"の移動を生きる―闘争するために;抵抗とマルチチュード;平和と戦争;"帝国"の時代とマルチチュードの時間における芸術と文化;マルクス―"帝国"と帝国主義)第2部 ポスト社会主義政治(新自由主義的経済政策への社会的対抗策;"帝国"内におけるポスト社会主義の政治;"帝国"の新局面;都市型民主主義;新たな福祉のために)   Honya Club.com


JPY ¥1,320
ゼニの怖さ、じっくり教えたる。朝日新聞連載の人気コラム待望の単行本化。 序章 まず「隗より始めよ」―青木雄二編(全国紙と赤旗ぐらいは、毎日目を通さなアカン;資本主義は「勝者の論理」で動いとる ほか)第1章 資本(ゼニ)の全てを教えたるわ―金融編(「土地」にすがっても、ヘタ打つだけや;大企業に「例外」を認めるって、どういうこっちゃ ほか)第2章 政治家・官僚の腹の内、僕があばいたるわ―政治編(政治を動かしてんのは、ワシらやで;「自由民主党」が「自由で民主主義の政党」なハズないやろ ほか)第3章 全体を見る眼を養うために―哲学編(「全体」を見んから、ダマされるんや;「温暖化」は日本経済を破壊するで ほか)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
哲学・思想、政治学、経済学、社会学、法学の基礎からサンデル『白熱教室』などの最新の動向まで、「正義」、「公共性」、「熟議」、「経済成長」他、よく使われる用語の誤用や基礎的なレベルでの陥り易い勘違い、思い込みを指摘し、これから勉強をする/し直す、のに最適な書。第1講 哲学・思想―「哲学」と「思想」の境界!?(『白熱教室』で、哲学・思想する;発言する勇気 ほか)第2講 政治学・政治思想―「政治」はどこにあるのか?(「自由主義」と「民主主義」;「話し合い」という問題 ほか)第3講 経済学・経済思想―「正義」を担保するための議論(「経済学」って何をやるの?;『もしドラ』は経済学? ほか)第4講 社会学・社会理論―「社会」を設計する!?(社会学説小史;日本の社会学 ほか)第5講 法学・法哲学―大学と「法学」という特殊な空間(裁判員裁判;法学のイメージ ほか)哲学・思想、政治学、法学などの人文系諸学問について、大学院生と学部生の質問に答える形式でわかりやすく学問のツボを押さえる。陥りやすい勘違いも指摘した画期的な入門書。最新の動向に対応した改訂版。   Honya Club.com


JPY ¥4,180
二千年以上にわたりつづけてきた「リベラリズム」という運動を、私たちは後世に託しつづけられるのか?哲学者たちの議論から、これからの「自由」を考えよう。第1章 法の支配(「法の支配」の必要性;自然法の歴史;自然権と統治の正当性―ホッブズの『リヴァイアサン』;権力分立と議会政治―ロックの『統治二論』;法的保護と寛容さ―ロック、ヴォルテール、モンテスキュー)第2章 民主主義とリベラリズム(社会を担う「自由な個人」―ルソーの社会契約論;自由な個人と「なる」ために―ヘーゲルによるルソー批判;多数派の専制がない民主主義の可能性―J・S・ミルの社会理論;二つの自由主義―バーリンの思想;リベラリズムと公共性)第3章 正義・善・幸福(ロールズの政治的リベラリズム;ロールズへの批判―リベラリズムのその後;政治哲学としてのコミュニタリアニズム;ノージックのリバタリアニズム)第4章 「自由」と「合理性」の限界とその先へ(潜在可能性―センのケイパビリティアプローチ;熟議の難しさ―理性の限界;よりよい自由へと誘導してあげる―リバタリアン・パターナリズム;リベラリズムと合理主義―法の「理」と、政治の「意」)私たち人間は常に「自由」を求め、自らの人生の可能性を追求したり、幸福を実現するために、二千年以上にわたって「リベラリズム」という運動をつづけてきた。しかし、リベラリズムにおいて自由が保障されるということは、個々人がなんの足枷もなく自由に振る舞う、ということではない。リベラリズムは、政治に参加したり、公平に裁かれたりする権限・権利が保障されることを求め、同時にそれにふさわしい社会システムを必要とするのである。本書では「法の支配」という制御系システム、そして「民主主義」という駆動系システムという二つの柱に焦点   Honya Club.com


JPY ¥1,320
本書は純然たるエッセイなので、「新憲法宣言」などと大上段にかまえると、はなはだ面はゆいのでありますが、気分としては、かつての明治時代に自由民権主義者たちが起草した「憲法私案」に近いものがあります。世の中をしっかり見つめ、ビンボー人が楽しく暮らせる世の中をつくりたい―それが、この新憲法宣言です。第1章 『国家とゼニ』―借金のない国をつくろう!(「民主主義は平等の世の中」やて?ええ加減にそんな嘘っぱちはやめようや;平等な世の中にするために"公"の僕たる公務員も、給料一律カットにリストラや! ほか)第2章 『領土と国民』―土地は国有化すべし!(五十坪の庭付き一戸建ての家賃が月二万円!土地はすべて国有化するのがいちばん平等やで;ゼニがあるからこそ「革命的な」発言もできる。僕はいま日本でいちばん良心的な大家やで! ほか)第3章 『生活と経済』―安心して暮らせる国づくり(日本をどうするかは、国民が決めることや。アホな国民にはアホな国しかつくれない!;イザというときは食べ物や。食糧自給率を高めな、ほんまに日本は滅びてしまうかもしれん! ほか)第4章 『福祉と教育』―学校では哲学と手形を教えよ(福祉と教育充実のために、公共事業と自衛隊は全廃せよ!聞いてまっか、横山ノックはん;サインをネタに保険の勧誘にきたオバハン、他人のことより自分のことを心配したらどうや? ほか)第5章 『政治と選挙』―主役は労働者のみなさんや!(政府は本気で国家公務員を削減したれよ。いまの半分もおったら十分とちゃいまっか?;漢字もまともに読めん政治家がおるんやて!?議員数も大リストラで、半分に減らしたれ! ほか)   Honya Club.com


JPY ¥1,210
壁というもの国境と法律戦いと秩序敗戦と選挙権威としての宗教と哲学知識と学問哲学の迷路人間性を育てる哲学先生は困っている公平神道と仏教有限と無限はつながらない論理逆転の現象議論の土台古代の日本仏教の影響イデオロギーとは社会と個人議論と社会合意の必要性自分が世界の中心基準・標準心のつかれる二本立て民主主義と議論「当たり前」とは学問の役割論理と理論道理の通る道欲望こそ原点哲学は全ての学問の姿勢や方向に影響する。間違った哲学をとり囲む虚妄の壁を打ち破ることを目指し、政治の壁・宗教の壁・イデオロギーの壁など、自由な議論を妨げる様々な観念的な障壁を取り除くための啓発の書。   Honya Club.com


JPY ¥858
二〇一三年五月、東京都初の住民直接請求による住民投票が、小平市で行われた。結果は投票率が五〇%に達しなかったため不成立。半世紀も前に作られた道路計画を見直してほしいという住民の声が、行政に届かない。こんな社会がなぜ「民主主義」と呼ばれるのか?そこには、近代政治哲学の単純にして重大な欠陥がひそんでいた―。「この問題に応えられなければ、自分がやっている学問は嘘だ」と住民運動に飛び込んだ哲学者が、実践と深い思索をとおして描き出す、新しい社会の構想。第1章 小平市都道328号線問題と住民投票(住民が行き交い憩う大きな雑木林;説明会での頭を殴られたような体験 ほか)第2章 住民参加の可能性と課題(住民参加に対する行政の強烈な拒絶反応;反対を突きつけない住民運動 ほか)第3章 主権と立法権の問題―小平市都道328号線問題から近代政治哲学へ(住民どころか、議会も介在しない道路計画;政治を突き詰めれば「敵か友か」 ほか)第4章 民主主義と制度―いくつかの提案(根本から変えることの問題点;「制度が多いほど、人は自由になる」 ほか)第5章 来るべき民主主義―ジャック・デリダの言葉(「民主的でない」ことと「民主主義がない」こと;「実感」から離れてはいけない ほか)役所が決めたらそれで決定。こんな社会がなぜ民主主義なのか。「この問題に応えられなければ、自分がやっている学問は嘘だ」と住民運動に飛び込んだ哲学者が、実践と深い思索を通して描き出す、新しい社会の構想。   Honya Club.com


JPY ¥4,620
天安門事件から30年、"党=国家"による苛烈な独裁下、思想はいかにして可能か?専制と闘う解放のための講義。思想および思想のスペクトルと思潮の衝突リベラリズムリベラリズム(続一)リベラリズム(続二)新権威主義新左派新左派(続)毛左派毛左派(続)中共党内民主派「憲政社会主義」の様々な主張儒学治国論紅二代と「新民主主義への回帰」対外的に勢力の強まるネオ・ナショナリズム結論六四、三十年を悼む 自由に発言することを望んで、中国社会科学院哲学研究所を解雇された著者は現在、米コロンビア大学で教鞭を執りながら、祖国を見詰める。 本書はそのコロンビア大学で開講されている「現代中国の九大思潮」がもとになっている。 その最大の特長は、現代中国を従来のように権威主義体制として理解せず、「新全体主義」と捉えていることである。 ただ、この強権体制を見る視点は独裁一色というような単純なものではない。 ポスト「六四」天安門の思想状況は、高度経済成長とともに、党=国家体制へと回収されていく強力なナショナリズムが醸成されたのは確かに事実である。 だが、その過程は、グローバル化や通信技術の革新の下で展開しており、一党独裁を支える政治・社会思想はかつてのように一枚岩ではない。 こうした新たな眼鏡を持つことが、一党独裁を掘り崩していく知的な土台になる。本書が「新全体主義の知識社会学」と自ら規定しているのは、この意味においてである。世界的に注目される自由の闘士による中国批判理論構築の試み。   Honya Club.com


JPY ¥792
人命救助は私たちの義務なのか?政治家は市民より正しいのか?なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか?もし日本人がマイノリティになったらどうする?なぜ話し合いが必要なのか?孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは?さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントを探る。はじめに いまなぜ政治哲学なのか第1章 自由をめぐる論争第2章 民主主義をめぐる論争第3章 差異と平等をめぐる論争第4章 共同体をめぐる論争第5章 対立をめぐる論争おわりに 正しく生きるために人命救助は私たちの義務なのか? 政治家は市民より正しいのか? なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか? もし日本人がマイノリティになったらどうする? 貧しい家庭の子のほうが大学入学に有利になるとしたら? なぜ話し合いが必要なのか? 孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは? さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントがいっぱいの入門書。(講談社現代新書)人命救助は私たちの義務なのか?政治家は市民より正しいのか?なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか?もし日本人がマイノリティになったらどうする?貧しい家庭の子のほうが大学入学に有利になるとしたら?なぜ話し合いが必要なのか?孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは?さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントがいっぱいの入門書   Honya Club.com


JPY ¥7,150
南北戦争への反省に立脚し、米国精神を築いた若き哲学者たち。その思想、プラグマティズム成立を描いたピューリツァー受賞の大作。第1部(奴隷制をめぐる政治;奴隷制廃止論者 ほか)第2部(二つの心をもつ男;アガシ ほか)第3部(パース父子;誤差の法則 ほか)第4部(バーリントン;ボルティモア ほか)第5部(いくつものプラグマティズム;いくつもの多元主義 ほか)南北戦争は連邦存続と奴隷解放のために戦われたと理解されがちだが、実際はイデオロギー対立の殺し合いによる解消という側面が強い。62万の戦死者を出して維持された連邦、民主主義とは、一体何だったのか。この反省に立脚し、現代に至る米国精神の礎石を築いた若き哲学者たちがいた。後の合州国最高裁判事オリヴァー・ウェンデル・ホウムズ、心理学者ウィリアム・ジェイムズ、論理学者チャールズ・サンダース・パース、教育学者ジョン・デューイである。ときに反目した彼らの思想は次の一点で一致していた。すなわち「思想は決してイデオロギーに転化してはならない」。彼らは米国の近代化に大きな役割を果たしただけでなく、教育、民主主義、自由、正義、寛容についての米国人の考えを変えた。その思想「プラグマティズム」胚胎の場が「メタフィジカル・クラブ」〓〓形而上学批判の意味を込めて命名され、彼らが集った議論集会であった。本書は、歴史上に一瞬あらわれたこの幻のような集会を象徴的中心として、米国100年の精神史を見事に描き切っている。米国研究の要として名高い、現代の古典である。フランシス・パークマン賞(Society of American Historians)、ピューリツァー賞歴史部門受賞。『ニューヨーク・タイムズ』紙ベストセラー。   Honya Club.com


JPY ¥2,860
第三の道政治は統制された社会主義と自由市場哲学との中間ではなく、グローバリゼーションと知識経済という双子の革命に対応するために、社会民主主義の教義を再構築するもの。99年日本経済新聞社刊「第三の道」の続編。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,980
哲学・思想、政治学、経済学、社会学、法学などの人文系諸学問について大学院生と学部生の質問に答える形で、わかりやすく、かつエレガントに、学問のツボを押さえ、さらには、学問をする上での勘違い、陥りやすい間違いを、一冊にまとめた画期的入門書。第1講 哲学・思想―「哲学」と「思想」の境界!?(哲学・思想ってなに?;「純哲」業界と人生訓の哲学 ほか)第2講 政治学・政治思想―「政治」はどこにあるのか?(「自由主義」と「民主主義」;「話し合い」という問題 ほか)第3講 経済学・経済思想―「正義」を担保するための議論(経済学と格差問題;格差問題とマルクス主義の亡霊たち ほか)第4講 社会学・社会理論―「社会」を設計する!?(社会学説小史;日本の社会学 ほか)第5講 法学・法哲学―大学と「法学」という特殊な空間(法学のイメージ;司法試験と法学 ほか)哲学・思想、政治学、法学などの人文系諸学問について大学院生と学部生の質問に答える形式で、わかりやすく学問のツボを押さえる。また学問をする上での勘違い、陥りやすい間違いまでをまとめた画期的な入門書。   Honya Club.com


JPY ¥4,950
デューイの民主主義の哲学はどのように彫琢されたのか。その思想はその後の民主主義論においてどう議論されるのか。第1部 「民主主義の哲学者」の形成と発展(「民主主義の哲学」の三つの構成要因;第一次世界大戦への参戦/非戦の論理と民主主義;ポーランド系移民調査と民主主義;民主主義の哲学の発展(一)―戦間期デューイの平和思想を中心に;民主主義の哲学の発展(二)―民主的リベラリズムと戦争違法化の動態)第2部 民主主義の正当化(民主主義の政治・倫理への道―評価の全体論的構造;民主主義の非基礎づけ主義的正当化;民主主義の形而上学的正当化)第3部 民主主義論の展開(民主主義と多元主義―9・11後の政治と倫理;民主主義と多文化主義―デューイ以後;民主主義と多元的公共性;民主的な推論の理論(二)―パトナム、ミサックを中心に;民主主義と連続性/非連続性問題―教育思想との関わりで;ポストモダンの時代の『民主主義と教育』)デューイの民主主義の哲学はどのように彫琢されたのか。デューイが論じた民主主義はどのように正当化されるのか。そして、その思想はその後の民主主義論においてどう議論されるのか――デューイ哲学全体を民主主義の哲学として解釈し、その思想や議論を様ざまな視角から検討する。「デューイ的な民主主義や民主的教育の理念は、第二次世界大戦後に一時的に称揚されながら、やがて理想なき生産効率主義的教育の流れのなかに埋没し、現在は新自由主義的、ナショナリズム的な教育のなかに呑み込まれそうになっている。現代に生きる我われが、そのような教育の潮流に抗して、「正当化できない希望」を失わずに民主的教育を甦らせるために、デューイを再読することが無意味だとは思われないのである。」(「終章」より)■著者紹介加賀裕郎(かが ひろ   Honya Club.com


JPY ¥770
社会と自由とは相対立し、憂慮される社会の連帯の喪失に自由の進展が手を貸してきたと見られている。この連帯を取り戻そうとするあまり、無責任な「コミュニティ」なる「仲良し」が蔓延し、それによって自由は制約を強いられているが、自由には社会を自らが責任を持って担う面もあるのではないか。この「社会をつくる自由」は、同調圧力に屈しない「反コミュニティのデモクラシー」を契機として現れる。これを出発点に、本書は自らと異なる他者とも社会をつくる方途を鮮やかに描き出そうとする。序章 「社会をつくる」ということ第1章 ゲーテッド・コミュニティを哲学する第2章 反コミュニティのデモクラシー第3章 責任と正義補論 建築の敗北終章 グローバルな社会をつくる手応えのある民主主義の形とは。「集合住宅」という身近な場から発して、熟議の力を養い、責任ある政治を取り戻すために提言。自らと異なる他者とも社会を作る方途を鮮やかに描き出す。   Honya Club.com