人が観ている世界は、脳という劇場で演じられる芝居にたとえられる。舞台装置の延長に芝居があるように、装置としての脳の延長に世界が存在する。脳のしくみを解くことは世界の謎を解くことだ。「時間は流れない」「美人亡国論」「人体博物館を作れ」など、問題発言続出のラディカルな対談集。退化した第三の眼(中村雄二郎)身体と言語(吉本隆明)人間の脳(能)力(米長邦雄)ヒトの形は合目的的か(高木隆司)進化の起源(大島清)唯心論と情報二元論(中村桂子)免疫学はハードの時代、しかし…(多田富雄)凹凸の減った顔、流しテレパシーが必要か(荒俣宏)身体と造形(香山壽夫)人の見方とヒトの見方(胡桃沢耕史)言いたい放題シタイ放題(南伸坊)老化と円熟(丸谷才一)人間の身体に無駄な部分はあるか?(太田治子)現在の死をどうとらえるか(菅谷規矩雄)非在の中枢あるいは複数の自我(古井由吉)何が脳力を決めるのか(山根一真)人が観ている世界は脳という劇場で演じられる芝居に例えられる。舞台装置の延長に芝居があるように、装置としての脳の延長に世界が存在する。脳のしくみを解くことは世界の謎を解くことだ…。ラディカルな対談集。
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