正しいお姫さまになるために―彼女たちがまとった名建築を一挙大紹介!マリー・アントワネット、エリザベート、ラプンツェル…お姫さまとお城、宮殿、教会建築を巡る30+αの物語。第1章 アジアのお姫さま(推古天皇と法隆寺;楊貴妃と華清宮 ほか)第2章 歴史を動かした鉄板お姫さま(ルクレツィア・ボルジアとバチカン宮殿;キャサリン・オブ・アラゴンとリーズ城 ほか)第3章 ヴェルサイユ宮殿とお姫さま(マリー・アントワネットとヴェルサイユ宮殿;ポンパドゥール夫人とプチ・トリアノン ほか)第4章 空想のお姫さまとお城(人魚姫とシヨン城;オフィーリアとクロンボー城 ほか)第5章 幽霊城とお姫さま(ジャネット・ダグラスとグラームス城;エリザベート・バートリとチェイテ城 ほか)正しいお姫さまになるために――食う寝るところに住むところ。お姫さまが「お姫さま」たるために最も大切なものは何でしょうか?それは案外「住むところ」かもしれません。お姫さま達はどのような建物に住んでいたのでしょうか。そこでどのように生きたのでしょうか。住んでいたところを知るというのは、彼女の生涯を知るということです。ヴェルサイユ宮殿で贅沢を謳歌したマリー・アントワネットは、37歳でギロチン台の上に散りました。ジョゼフィーヌはナポレオンとの離婚後、マルメゾン城で薔薇を育てました。カトリーヌ・ド・メディシスは、夫の愛人ディアーヌ・ド・ポアチエからシュノンソー城を取り上げました。広い中国を支配した西太后は引退後、紫禁城の北西を自分好みに美しくカスタムしました。グラームス城には、魔女裁判にかけられて処刑されたジャネット・ダグラスの亡霊がさまよっています。名建築の中で恋をし、裏切られ、支配し、支配され、閉じ込められ、処刑され…懸命に生きたお姫
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