ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。第1章 作品の世界(物語のあらすじ;賈宝玉の幻想―少女は天地の精髄、男はカスやアブク;賈家の人々―位置どりの妙;涙はどのように流されたか―「礼」との関わりをめぐって)第2章 作品の背景(曹寅の活躍―『紅楼夢』の遠景として;曹雪芹―おぼろげな作者像について)第3章 作品の受容(紅迷のこだわり―神は細部に宿り給う;夢の涯までも―続編の出現;「まっとうな」批評とその落とし穴)紅迷(紅楼夢フリーク)から若い読者まで、必読の一書!ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。【目 次】はじめに第一章 作品の世界第一節 物語のあらすじ第二節 賈宝玉の幻想――少女は天地の精髄(エッセンス)、男はカスやアブク第三節 賈家の人々――位置どり(ポジショニング)の妙第四節 涙はどのように流されたか――「礼」との関わりをめぐって第二章 作品の背景第一節 曹寅の活躍――『紅楼夢』の遠景として第二節 曹雪芹――おぼろげな作者像について第三章 作品の受容第一節 紅迷(ホンミー)のこだわり――神は細
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