わしは平清盛じゃ。平安時代末期に、武家政治の基礎を築いた武将なのじゃ。お坊さんではないぞ。わしの名は織田信長だ。戦国時代、初めて天下統一を目指した武将だ。だが、その夢はかなわなかった。われこそは豊臣秀吉。貧しい農民の子だったが、信長様の家来になり、天下統一を成しとげたのじゃ。わたしは徳川家康。苦難の多い人生だったが、がまんにがまんを重ねて江戸幕府を作り上げたぞ。おれは伊達政宗だ。戦国時代の東北地方で活躍し、「奥州王」「独眼竜」とよばれた男である。おれは勝海舟だ。江戸時代末期の内乱を収めるため、幕府側の人間として活躍したよ。おいは西郷隆盛です。江戸時代末期、幕府をたおして新しい政府を作ることに貢献しました。わしは岩崎弥太郎。江戸ー明治時代に活躍した実業家だ。海運業で巨万の富を得たのだ。わたしは篤姫と呼ばれています。第13代将軍の徳川家定にとついだ後、江戸時代末期の混乱に巻きこまれていくの。わたしは新島八重よ。戊辰戦争に参加。明治時代は、夫の新島襄とともに、女子の教育などに力をつくしたわ。学習雑誌「ちゃぐりん」(家の光協会)に2005年から14年間にわたって160話超の連載が続く伝記まんが「いのちの歴史」を、テーマ別の1巻10話、10巻シリーズで書籍化したシリーズ。各まんがは監修者がついた、しっかりした内容。2020年春に第1期として全5巻刊行、2021年春に第2期として全5巻刊行予定。巻頭には人物の写真などの口絵や年表を掲載、各まんがの後ろの学習ページ「もっと知ろう」では、人物の時代背景や関連あることがらなどを解説。この第5巻『日本の歴史をつくった人たち』には、平清盛、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、勝海舟、西郷隆盛、岩崎弥太郎、篤姫、新島八重を掲載。
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