第1講(訳文;解説講義;講義を終えて…より深く読むための勉強会)第2講第3講第4講第5講第6講第7講第8講第9講第10講"語学力を大きく向上させるための近道のひとつは、すぐれた文章を隅々まで熟読すること。200年近くにわたって読み継がれている、ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』は、まさにそうしたすぐれた文章のひとつである。さらに『クリスマス・キャロル』には、大学受験までの英文法ではあまり扱わない、盲点となるような文法事項(コロン、セミコロン、カンマの使い分け/描出話法/連鎖関係詞節など)のほか、文学作品特有の婉曲的な表現(ダブルミーニング/視点の捉え方など)や反語的な言い回し、文化的背景の理解を要する表現が満載で、しっかりした英文読解力を築く上で最良のテキスト。そんな作中の手ごわい英文の数々を、名翻訳家・越前敏弥さんが徹底講義! 熟読すれば、あなたの読解力が進化する!【イギリス人ネイティブによる英文の音声ダウンロード付き】〈音声のダウンロードについて〉本書を購入された方は、本書の音声をNHK出版サイトからダウンロードできます。詳しくは書籍内の説明ページをご参照ください。●本書の特徴●〇翻訳家ならではの読解テクニックあまたのベストセラーを訳してきた越前さんが長年培った翻訳技術は、正確に英文を読みたいと願うすべての人に役立ちます。たとえば物語の序盤に、 I know, of my own knowledge, what there is particularly dead about a door-nail.という文が出てきます。この文のofがどういった働きをしているかがわからないことには、文を正しく理解することができません。この他、助動詞や時制の使い方、比較の構造など、つい見逃してしまうような語が、正しく解釈できるかの分かれ目になります。本書では「設問」という
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